2021年3月05日

アニメ『東京リベンジャーズ』の制作会社はどこ？ライデンフィルムを徹底解説！

2021年4月より、テレビアニメ放送がスタートする『東京リベンジャーズ』。
週刊少年マガジンにて連載中の人気コミックが原作ということもあり、放送開始前から大きな注目を集めているアニメです。
そして、アニメへの期待が高まるとともに、東京リベンジャーズのアニメーションを担当している制作会社『ライデンフィルム』への注目度も高まってきました。

そこで本記事では、東京リベンジャーズの基本情報とともに、制作会社であるライデンフィルムを徹底深掘りしていきます。

アニメ『東京リベンジャーズ』とは？

週刊少年マガジンにて、2017年から連載されている人気漫画『東京卍リベンジャーズ』を原作に生まれたのが、アニメ『東京リベンジャーズ』です。
漫画は『新宿スワン』の原作者としても有名な和久井健先生によって描かれています。
連載開始当初から登場人物たちのカッコ良すぎる生きざまに人気が爆発し、2021年3月現在のコミックス累計発行部数は驚異の300万部超えを突破！

4月から放送が開始されるアニメでは、監督を初見浩一、メインキャストを新祐樹、和氣あず未、鈴木達央らが務め、アニメならではの演出にも期待が集まっています。

東京リベンジャーズのあらすじ

作品の主人公は26歳の底辺フリーター、花垣武道（タケミチ）。
ある日タケミチは、中学時代に交際していた恋人、橘日向（ヒナ）が暴走族「東京卍會」に殺害されたことを知ります。
驚いて呆然としつつも普段通りバイトに出掛けたタケミチでしたが、通勤途中に突き飛ばされ、駅のホームから転落！
迫りくる電車に死を覚悟したタケミチが目を開けると、何故か12年前の中学時代にタイムリープしていたのです。
タケミチは最初戸惑いますが、ヒナタを救うため、そして自分の人生にリベンジを決めるため、奮闘し未来を変えることを決意します。

東京リベンジャーズの制作会社はライデンフィルム

東京リベンジャーズのアニメPVが公開されるやいなや、アニメーションを担当した制作会社『ライデンフィルム』にも注目が集まりました。

ライデンフィルムは、サンジゲンの松浦裕暁、バーナムスタジオの里見哲朗、マッドハウス・シャフトの岩城忠雄らによって2012年2月に設立された、比較的新しいアニメ制作会社です。

主に原作がある作品のアニメ化に多く携わり、設立以降は怒涛のスピードで世に知名度を広めました。

ライデンフィルムの大きな特徴は、東京・杉並のスタジオ以外にも京都、大阪、埼玉にスタジオを持ち、制作拠点を地方に分散させているところです。
日本各地にスタジオを持つ理由は、制作ボリュームを上げることはもちろん、業界全体の課題である人材育成に取り組むため。

業界の将来を見据え、未来のアニメーター育成にも取り組んでいるのが、ライデンフィルムです。

東京リベンジャーズの制作会社ライデンフィルムの魅力

東京リベンジャーズの原作ファンの方はライデンフィルムに対し「自分の好きな作品をちゃんとアニメ化してくれるのか」と不安を抱くかもしれません。

そこでこの項目では、ライデンフィルムの魅力を3つご紹介します。

①作画の質が高い

「細やかかつ鮮やか」な作画は、ライデンフィルムが持つ大きな特色の一つです。
それを証明する例えとして、ライデンフィルムが制作した『はねバド！』というバドミントンを題材にしたアニメがあります。
はねバド！では激しい試合シーンが連続するにもかかわらず、最終回まで美しい作画が保たれ、多くのアニメファンから称賛の声が上がりました。

②苦手ジャンルが存在しない

ライデンフィルムは、制作するアニメのジャンルを絞らないことでも有名です。
事実、日常系アニメ『あいうら』のようにほのぼのした雰囲気の作品から、時代劇調のアニメ『無限の住人-IMMORTAL-』のように泥臭さが際立つ作品まで、幅広いジャンルの作品を手掛けています。
あえて得意ジャンルを作らないことで苦手ジャンルをなくし、どんな作品にもトライできるところは、ライデンフィルムの強みといえるでしょう。

③原作作品の再現度に定評がある

原作ありきのアニメを多く制作しているライデンフィルムですが、その再現度の高さには定評があります。
原作漫画では丁寧に描かれていたシーンがアニメだと省略されていた…ということは、アニメ作品において珍しい話ではありません。
しかし、ライデンフィルムはたとえシーンを省略したとしても、キャラクターの表情や演出効果で細かな心の機微を表現するのが得意です。
『恋と嘘』という作品では、丁寧に描かれた主人公の心理描写に感情移入する視聴者が続出し、原作ファンからも高い評価を得ました。

ライデンフィルムの有名作品

ここからはライデンフィルムの有名作品を厳選して3作品だけご紹介します。

アスラルーン戦記

敵軍に敗北し国を追われる身となった、架空都市「パルス王国」の王太子アスラルーンの奮闘を描いた物語です。
荒川弘の漫画を原作としたアニメで、2015年4月から放送されました。
バトルシーンでは3DCGも用いられ、迫力のあるアニメーションに仕上がっています。

新劇場版　頭文字D

しげの秀一の漫画を原作に、走り屋たちの人間模様やバトルを描いた劇場版作品です。
物語は全三部作となっており、第一作『新劇場版頭文字D Legend1 -覚醒-』、第二作『新劇場版頭文字D Legend2 -闘走-』、第三作『新劇場版頭文字D Legend3 -夢現-』とタイトルを変えて2014年から2016年にわたって公開されました。
表現が難しいシーンでは3DCGが使用され、車両の形状や挙動を忠実に再現しています。

恋と嘘

結婚相手を政府が決める世界で、自由恋愛を求め揺れ動く男女を描いたラブコメ作品です。
ムサヲによる漫画原作がベースで、2017年7月から放送されました。
ストーリーは複雑な心理描写が多く、登場人物たちの個性や関係性が緻密に描かれています。

ライデンフィルムが手掛ける東京リベンジャーズに期待大！

ライデンフィルムは、どんなジャンルの漫画原作でも見事に映像化してみせる、実力派アニメ制作会社です。
東京リベンジャーズはアクションだけでなく、タイムリープや恋愛など、さまざまな要素が絡んだ作品ですが、ライデンフィルムなら作品の世界観はそのままにアニメーションならではの魅力をプラスしてくれるでしょう。
2021年4月から放送される、東京リベンジャーズが楽しみですね。

（引用元・参考資料）
・TVアニメ『東京リベンジャーズ』公式サイト
・Wikipedia『東京卍リベンジャーズ』
・ライデンフィルム公式サイト
・第3回　株式会社ライデンフィルム代表取締役・里見哲朗氏
・TVアニメ『アスラルーン戦記』公式サイト
・Wikipedia『頭文字D』
・TVアニメ『恋と嘘』公式サイト