『青の祓魔師(あおのエクソシスト)』奥村燐(おくむら りん)の正体とは?過去や白髪への変化、魅力を解説
原作コミックの連載がスタートした2009年から現在まで、ファンを増やし続けている大人気作品『青の祓魔師(あおのエクソシスト)』。
通称「青エク」とも呼ばれる本作は、2025年3月にテレビアニメ第4期の放送が終了し、早くも続編の第5期に期待が寄せられています。
この記事では、本作における唯一無二の主人公・奥村燐(おくむら りん)について解説!
気になる燐の正体や過去、魅力などを徹底追及します。
『青の祓魔師』奥村燐(おくむら りん)のプロフィール
・年齢:15歳
・所属:正十字学園高等部1-D/祓魔塾(ふつまじゅく)候補生
・希望称号:騎士
・誕生日:12月27日
・身長体重:173cm 63kg
以上が、奥村燐の基本情報です。
ここからは、さらに詳しいプロフィールを見ていきましょう。
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修道院で育てられた魔神の落胤
物心ついたときには既に両親がいなかった燐。
燐は双子の弟・奥村雪男(おくむら ゆきお)と共に養父・藤本獅郎(ふじもと しろう)に引き取られ、修道院で暮らしていました。
しかしある日、燐は「悪魔」の存在を知ると共に、自身が魔神・青焔魔(サタン)の落胤(らくいん)であることを知ります。
落胤とは私生児のことであり、つまり燐の正体はサタンが人間に産ませた、悪魔と人間のハーフ。
そして燐の前に、獅郎に憑依する形でサタンが現れました。
サタンは、悪魔の力を色濃く受け継いだ燐を魔界「虚無界(ゲヘナ)」へ連れ去るためにやってきたのです。
燐は本来サタンしか使えない「青い炎」の力を覚醒させて、目の前のサタンを撃退します。
しかしその戦いの中で獅郎は、燐を守った末に命を落としてしまいました。
正十字学園に入学
燐の悪魔の力はずっと「倶利伽羅(くりから)」という降魔剣(こうまけん)によって封印されていました。
しかし上記のサタンに狙われた際に燐は倶利伽羅を抜いて力を解き放ち、本当の父・サタンから受け継いだ悪魔の力に目覚めたのです。
自身の出自や本当の力を知った燐は、獅郎の仇であるサタンへの復讐を決意し、悪魔払いを行う祓魔師(エクソシスト)になると宣言します。
また、燐は「自分が祓魔師になってサタンを倒せば、魔神の息子である自分を救い育てた養父が正しかったと証明できる」とも考えていました。
燐は、獅郎の友人で「正十字騎士團(せいじゅうじきしだん)」の祓魔師であるメフィスト・フェレスに頼み込み、名門私立「正十字学園」に入学すると共に学園内の祓魔師養成機関「祓魔塾(ふつまじゅく)」に入塾。
祓魔師は専門分野ごとに称号が分かれていますが、燐は降魔剣・倶利伽羅を武器とするため、剣術に特化した祓魔師「騎士(ナイト)」の称号を志望しています。
覚醒により容姿が変化
物語開始当初、燐は普通の人間と変わらない姿をしていました。
しかし、悪魔の力の覚醒により、燐の容姿は変化していきます。
一度目の覚醒は、彼の人生が大きく動き出した15歳のとき。
降魔剣・倶利伽羅を抜いて「青い炎」の力に目覚めた燐の外見には、尖った耳、鋭い牙、悪魔の尻尾が現れました。
この悪魔的特徴は、力を発動したタイミングで特に顕著に現れますが、力を開放していないときでも常時出現はしており、普段の燐は尻尾を身体に巻き付けて隠しています。
そして二度目の覚醒は、降魔剣・倶利伽羅が折れてしまったとき。
サタンの介入により倶利伽羅が真っ二つに折られ、燐の力は完全に開放されました。
メフィストいわく「倶利伽羅は悪魔の心臓のようなもの」だそうで、剣が折られたことで虚無界に封印されていた悪魔の心臓が燐の身体へと戻り、燐の覚醒がより深化したと考えられます。
この影響で、黒がかった色をしていた燐の髪の毛は白色へと変化し、炎の威力や機動力も飛躍的に向上しました。
一方で、威力が増したぶん力の消耗が激しい上に、制御を誤れば暴走する危険性もはらむようになり、燐の中には「己の力をどう使うか」という葛藤も生まれています。
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奥村燐のアニメ声優は岡本信彦(おかもと のぶひこ)さん
アニメ『青の祓魔師』で燐を演じているのは、声優の岡本信彦(おかもと のぶひこ)さんです。
岡本信彦さんのプロフィール
・所属事務所:ラクーンドッグ
・生年月日:1986年10月24日
・出身地:東京都
・趣味:マジック、映画鑑賞
岡本信彦さんの主な出演作
『僕のヒーローアカデミア』爆豪勝己(ばくごう かつき)
『葬送のフリーレン』ヒンメル
『鬼滅の刃』不死川玄弥(しなずがわ げんや)
『とある魔術の禁書目録(インデックス)』一方通行(アクセラレータ)
『ハイキュー!!』西谷夕(にしのや ゆう)など
2011年のテレビアニメ化から、10年以上にわたって燐を演じ続けている岡本信彦さん。
これほど長い年月燐を演じ続けられるとは岡本さんも思っていなかったらしく、嬉しいと思う反面プレッシャーもあるといいます。
また、岡本さんは「燐って難しいな!」とたびたび感じるそうですが、悩みながらも演じてみることで「考えるよりも行動するタイプ」の燐の魅力が見える気がするとのこと。
テレビアニメ『青の祓魔師』視聴時は、このような背景も踏まえて燐を見ると、物語をより一層楽しめるかもしれません。
奥村燐の過去
15歳まで自分の正体を知らなかった燐ですが、実は幼いころから「自分には他人と違うところがある」としっかり認識していました。
ここでは、燐が力を覚醒させるまでにどのような人生を歩んできたのかを紹介します。
生まれた直後に騎士を焼き払う
母であるユリ・エギンから生まれた燐と雪男。
しかし生まれた直後、燐は元気いっぱいに暴れていたのに対し、雪男は仮死状態でした。
そんな雪男に対し、近くにいた騎士たちは彼が悪魔の子かどうか確かめようと手荒な方法を取ります。
母・ユリが必死で止めようとする声を聞いた燐は、生まれて間もないにもかかわらず騎士の炎剣をはじき返しました。
そしてさらに、そこにいた四大騎士を一人残らず焼き殺してしまったのです。
自我がはっきりと芽生えていない乳幼児のころから、燐の持つ力が強大であったことがよくわかります。
悪魔と呼ばれ友達ゼロ
真っすぐで心優しい性格をしていながらも、正義感の強さから無鉄砲で喧嘩っ早いところがある燐。
そのため幼いころから周囲と衝突することがよくありましたが、燐は子どもとは思えないほど強い腕力を持ち、時には喧嘩で相手に大怪我を負わせてしまうケースも!
ずば抜けて体格が良いタイプではないにもかかわらず燐の腕力は百人力で、中学生時代には喧嘩で負け知らずなことから「悪魔」という不名誉なあだ名までつきました。
クラスメイトから嫌われ恐れられることで燐の心は荒み、頻繁に授業をサボり修学旅行にも参加しなかったそうです。
このように他人と交友関係を結べた経験がなかったため、正十字学園入学後も燐にはなかなか友人ができませんでした。
しかし現在は、クラスメイトの醐醍院誠(ごだいいん せい)と親しくなり、良い友人関係を築いています。
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奥村燐の魅力
王道のかっこよさから意外なギャップまで、さまざまな一面を持つのが燐の魅力です。
ここからは、燐が持つ魅力の一部を紹介します。
情に厚いところがかっこいい!
勉強が苦手で粗暴な面があるものの、燐は思いやりや共感の心が強く、相手の立場に立って物事を考えられる性格です。
実の父であるサタンよりも大切に育ててくれた養父・獅郎に恩義を感じ、彼の仇を討つために祓魔師になると決意していることからも、燐の人情深さが垣間見えるでしょう。
また、悪魔の力に目覚める前から腕っぷしが強かった燐ですが、燐が腕力を使うのはいじめられている鳥を助ける目的だったり、雪男の悪口を言われて我慢ができなかったりと、常に「誰かのため」でした。
正十字学園に入学してからも無鉄砲さは健在とはいえ、それも多くは仲間が傷つけられる前に自らが敵を倒そうと考えるためです。
自らの宿命による葛藤や苦悩を抱えながらも、常に正直かつ誠実でいようとする燐は、間違いなく「かっこいい主人公」といえます。
料理上手というギャップ
不良っぽい見た目の祓魔塾生・勝呂竜士(すぐろ りゅうじ)に憧れる、好きな女性のタイプに「色っぽくてエロいお姉さん」を挙げるなど、燐の趣味嗜好は一般的な思春期の男の子そのもの。
しかし、意外にも料理の腕前はプロ並みというギャップがあります。
幼かった燐が生まれて初めて作った卵焼きは、塩辛くてあまりおいしくなかったそうです。
しかし、その卵焼きを獅郎が喜んで食べたことから、燐は「もっと喜ばせたい」と思い必死に料理の腕を磨きました。
また、料理の勉強をするうちに料理することそのものを好きになったようで、休日はビーフシチュー、塩釜、燻製など、わざわざ手間のかかる料理に挑戦するといいます。
祓魔塾生の志摩廉造(しま れんぞう)からは「どこに嫁に出しても恥ずかしくない味」とまで評されており、料理上手という意外性も燐の魅力です。
雪男との兄弟愛が美しい
二卵性双生児の弟・雪男と燐は、時に兄弟喧嘩することはあるものの本心では常にお互いを信頼し合っており、非常に仲の良い兄弟関係を築いています。
なお、雪男は未熟児として生まれたため「青い炎」の力は受け継いでいません。
しかし、胎内で燐の青い炎を左目に浴びて魔障(ましょう)を受けた影響により、物心つくころには悪魔が見えていました。
「悪魔たちから燐を守ろう」と7歳にして決意した雪男は、史上初となる13歳で祓魔師の称号を獲得しています。
そして燐も、大人しく内気な性格の雪男が誰かにいじめられたときは、力づくで弟を守ってきました。
唯一の肉親といえるお互いを大切に思い守ろうとする、奥村兄弟の強い絆も「青エク」の良さです。
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奥村燐の名言
ここでは、燐らしさが現れている台詞を3つ紹介します。
俺もやさしいことのために炎(ちから)を使いたい
仲間を守るために剣を抜いた際の台詞です。
幼少期、喧嘩相手に怪我を負わせた燐は、獅郎から「もっとやさしいことのために力を使え」と言われました。
当時はまだ自分の力を自覚していなかったのもあり、すぐには獅郎の言う通りにはできませんでしたが、彼の教えはきちんと燐に届き大切にされています。
俺が最強の祓魔師になれば、親父が俺を生かしたのは正しいってことだろ
悪魔の子だと知りながら燐を育てた獅郎には、非難の声も多くありました。
そんな非難に対し、燐が返した台詞です。
無鉄砲で考えなしの言動をとりがちな燐ですが、物事の本質を見抜く力には秀でており、己の宿命を正面から受け止めて冷静に対応しようとしているのがわかります。
親父を簡単に切り捨てんじゃねえ!
「親父面すな!」と父親に言った勝呂を引き留めて燐が叫んだ台詞です。
実は、かつて燐も獅郎に「二度と父親ぶんな!」と言ってしまったことがありました。
また、獅郎がサタンに憑依されたのも燐のこの言葉に心が揺らいで隙ができたからであり、燐はこのときの後悔を今なお抱えています。
まとめ
『青の祓魔師』の主人公・奥村燐について紹介しました。
燐は「子供っぽいようで大人っぽい」「バカだと思いきやそうでもない」といったように、いくつもの顔を併せ持つ深みのあるキャラクターです。
魔神の落胤という宿命を背負い、人間の良心と悪魔の力を持つ燐は、戦いの中でいくつもの葛藤を重ねます。
物語はまだ完結を迎えておらず、燐が今後どのように自身のアイデンティティを確立していくのかにも注目です!
参考
VOL.1 奥村 燐役・岡本信彦 オフィシャルインタビュー - SPECIAL | TVアニメ『青の祓魔師 雪ノ果篇』
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