2022年2月04日

【推し活コラム】擬人化とは？ブームや歴史についてご紹介！

毎月4日は『推しの日』
初めまして！カルコレ編集部の O です！

2022年初の更新になります！
皆さん、推し活はかどっていますか？✨

今回のテーマはここ数年特に日本で盛り上がっている
『擬人化とは？擬人化ブームや歴史についてご紹介！』です！

※本記事は2024年11月19日に加筆修正いたしました。

1．擬人化とは？

『擬人化』と聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか？？
私は某ウマゲームが真っ先に頭に浮かんできました！笑
みなさんの推しの中にも擬人化されたキャラクターが1人はいるのでは？✨

きっとみんな1作品は思い浮かべられるくらい、今の日本のサブカル作品では
『擬人化』が盛り上がっているのです！

『擬人化』という言葉を調べてみると
人間でないものを人間に見立てて表現すること と説明されています。
なので、子供向けのアニメーションに出てくるしゃべるぬいぐるみや
二足歩行の動物もすべて擬人化されたものといえるのです！結構定義が広いですね！

では、どうして擬人化がこんなにも日本で流行っているのでしょうか？

２．なぜオタクにウケる？

擬人化ブームの火付け役は実在の艦艇を少女キャラクターに擬人化した
「艦隊これくしょん」(2013)ではないかと言われています、
そこから、日本刀をイケメンに擬人化したゲーム「刀剣乱舞」(2016)、
そして直近のヒット作は競走馬を美少女に擬人化した「ウマ娘」(2021)

その他、国や細胞、宝石や炭まで！！！？(炭めっちゃ気になる。)
たくさんの擬人化作品が存在します。

オタクにウケる理由その1

擬人化×〇〇
日本の擬人化の特徴はこの〇〇の部分！
擬人化×萌え　擬人化×美少女　擬人化×イケメン…

日本人に好まれる作品はこの掛け算になっていることが多いのです！
推しの顔が良い…なんて言いますもんね…！！大事な要素！

オタクにウケる理由その2

こちらはオタクに限ったことではないのですが…
実は日本人は昔から擬人化が好き！！
日本における“擬人化”を歴史的に見れば、平安時代末期から鎌倉時代初期に書かれた
国宝『鳥獣戯画』にまでさかのぼります！
これは兎や猿、蛙などの動物が擬人化して描かれた絵巻物で、日本最古の漫画だとも言われていますね。
よくよく思い返してみれば、日本の昔話も鶴が女性の姿になっていたり、
キツネや狸も人間に化けると言っていたくらい…
実は擬人化は日本人にとって凄く身近な存在だったのです！

また、海外に比べて日本人が擬人化を受け入れやすいのは信仰心も影響しているといわれています。

日本は八百万の神が信じられてきた多神教の国！

自然そのものが信仰の対象で、『森羅万象すべてに神が宿っている』『長い年月を経た道具などに付喪神が宿る』
という考えがごく自然にされるからこそ他国よりも擬人化を受け入れやすいのかもしれないですね…！
(トイレにも神様がいますしね…笑)

3．擬人化ブームが社会を動かす！？

擬人化ブームによる推し活は、実は社会現象や地域活性化に繋がった例も多くあります！

オタクが大好きな『聖地巡礼』✨

擬人化のモデルになっているものには聖地があることが多く、
日本各地または世界各地に存在しているため
それまで訪れることのなかった層が観光に訪れたりイベントが開催されたり、
地方と若者を繋げるきっかけや歴史を知るきっかけにもなっているのです！

推し活もできて、聖地も盛り上がるって最高ですよね！！？

その反面、観光客が増えたことによるマナー違反などもあるようで…
ぜひ推しに見られてる…！👀と思ってマナーを守って楽しく推し活していきましょうね！

＜参考記事＞
・ “擬人化”は日本の伝統芸能？　日本人と擬人化の親和性
・擬人化ブームに歴史あり、刀剣男士、艦娘に日本の伝統