【ゴジラ70周年に向けて】2023年公開のゴジラ映画の監督・山崎 貴(やまざき たかし)さんとは? ゴジラとの関係性も

山崎貴(やまざき たかし)さんは『ALWAYS三丁目の夕日』『永遠の0』など、数々のヒット映画を世に送り出してきた映画監督です。CGを駆使した映像作りが得意で、VFX(ビジュアル・エフェクツ)と呼ばれる映像制作技術の第一人者として世界からも注目されています。

そして2023年11月3日には、山崎貴さんが監督を務めるゴジラシリーズ最新作の公開が決定!

この記事では、山崎貴さんのプロフィールや経歴をおさらいしながら、ゴジラとの関係性や最新ゴジラ映画について紹介します。

 

山崎貴(やまざき たかし)監督とは?

・生年月日: 1964年6月12日

・出身地: 長野県松本市

・代表監督作品: ALWAYS 三丁目の夕日(2005年公開)・永遠の0(2013年公開)・STAND BY ME ドラえもん(2014年公開)ほか

・公式Twitter: @nostoro

山崎貴さんは映画監督のほか、脚本家やVFX制作者としても活躍しています。

CGを用いて合成とは思えない臨場感ある映像を作り出し、観る人を一気に作品世界へ引き込むのが、山崎貴さんの映画の特徴。また、涙を誘うような感動ストーリーを多く手掛けていることも、山崎貴さんの映画のポイントです。

山崎貴さんは、2023年11月3日公開予定の最新ゴジラシリーズで監督を務めることが発表され、ゴジラファンはもちろん多くの映画ファンから期待が寄せられています。

 

 

山崎貴監督の経歴

ここからは、山崎貴さんの経歴を紹介します。

幼少期から映画の世界に没頭

山崎貴さんが映画の魅力と出会ったのは、13歳の時。映画『スター・ウォーズ』と『未知との遭遇』を観て感銘を受け、自分も映画や特撮の仕事に就きたいと考えるようになりました。しかし当時は、映画監督になりたいというよりも「VFX制作者になりたい」という思いのほうが強かったそうです。

 

映画や映像美の虜になった山崎貴さんは、中学3年生のときに人生初めての映画作りに挑戦します。

手掛けた映画のタイトルは『GLORY(グローリー)』探査船・グローリー号に乗った宇宙探検隊が、地球から移住可能な新しい惑星を見つけるというSFストーリーでした。

中学校の文化祭で上映された『GLORY』は「中学生が映画を作った」と話題になり、多くの観客を集めたといいます。

 

映画監督デビュー

高校を卒業した山崎貴さんは上京し、阿佐ヶ谷美術専門学校へ進学。

2年生のときに、映像制作プロダクション・株式会社白組でアルバイトを始め、撮影テストで使われるミニチュア制作の仕事を任されます。専門学校卒業後はそのまま株式会社白組に入社し、引き続きミニチュアの制作や、デジタル合成の仕事を行いました。

そして2000年、ついに映画『ジュブナイル』で映画監督デビュー

実は『ジュブナイル』以前にも妖怪映画『鵺/NUE』を企画しましたが、30億円を超える制作費が必要なことから企画進行が難しくなり、頓挫していました。

「『鵺/NUE』に代わる名作を」と意気込んで生み出された『ジュブナイル』は、4人の少年少女が超高性能小型ロボットと出会うSFストーリー。VFXが多用された本作は大きな話題となり、いくつもの映画賞を受賞しました。

 

日本を代表する映画監督に

2005年には監督を務めた作品『ALWAYS三丁目の夕日』が大ヒットします。『ALWAYS三丁目の夕日』は、ストーリーや演出だけでなく、ミニチュアとCGで再現された昭和30年代の街並みのクオリティも高く評価されました。

そして本作は、第29回日本アカデミー賞において全部門ノミネートという快挙を記録。13部門中12部門で最優秀賞を獲得し、山崎貴さんは日本を代表する映画監督として確固たる地位を築きました。

その後も映画『寄生獣(きせいじゅう)』や『ルパン三世THE FIRST』など、話題映画を次々制作。

2022年には、シリーズ30作目となる最新ゴジラ映画で監督を務めることが発表され、話題になりました。

 

また「いつか『風の谷のナウシカ』の実写映画を撮ってみたい」とも発言しており、ゴジラを手掛けたあとの動向にも注目が集まっています。

 

 

山崎貴監督は長野県松本市出身

山崎貴さんは長野県松本市出身で、松本市立清水中学校・長野県松本県ヶ丘高等学校の卒業生でもあります。

なお、清水中学校の生徒だったときに制作した映画『GLORY』のフィルムは上映後にどこかへ行ってしまい、長らく行方不明になっていました。しかし、2022年夏に43年ぶりに発見され、長野県松本市内で上映会が開かれています。

山崎貴さんと松本市のつながりは今も濃く、2023年7月15日(土)から2023年10月29日(日)には、松本市美術館で企画展『映画監督 山崎貴の世界』を開催予定。

企画展では絵コンテやデザイン画・ミニチュア模型などが展示され、山崎貴さんの映画の世界を堪能できます。

公式サイト:映画監督 山崎貴の世界

 

 

 

2023年11月には山崎貴監督のゴジラ映画が公開

11月3日は、日本を代表する怪獣映画『ゴジラ』シリーズの第1作目が封切られた日です。これにちなんで、毎年11月3日は「ゴジラの日」とされています。

そして2023年の「ゴジラの日」には、シリーズ30作目となるゴジラ映画が公開予定。山崎貴さんは本作で、監督・脚本・VFXを担当しています。

2023年5月現在は、ゴジラがフルCGで制作されること以外、タイトルやキャスト、あらすじなどは発表されていません。しかし、過去シリーズとは一切の繋がりを持たない「完全オリジナルの新作」となることが示唆されています。

山崎貴さんは「とてつもないゴジラを目指して撮影した」と語っており、どのようなゴジラに仕上がっているのかワクワクしますね!

 

物語の舞台は昭和

山崎貴さんが手掛ける最新ゴジラ映画については、まだほとんどの情報が解禁されていませんが、物語の舞台が1945年~1947年頃になることは明かされています。

山崎貴さんは過去のインタビューでも「もし自分がゴジラを作るならと考えたとき、昭和という時代が切り離せない」「昭和でなければゴジラは出せない」と語っていました。以前から持っていたこのような気持ちも相まって、本作の時代設定が決められた可能性が高いです。

 

また、山崎貴さんがゴジラ映画で脚本を手掛けることが発表されると、SNSでは「ゴジ泣き」というキーワードがトレンド入り。ゴジ泣きとは、以前山崎貴さんが手掛けた映画『STANDBYMEドラえもん』の公式キャッチコピー「ドラ泣き」をもじった言葉です。

これまで多くの作品で観客の涙を誘ってきた山崎貴さんなら、ゴジラ映画でも「涙」が一つのキーポイントになるのではないか?という推測がファンの間でされ、トレンド入りしました。

最新ゴジラ映画のあらすじを含む詳細はまだ公開されていませんが、山崎貴さんならこれまでとは一味違った新しいゴジラを見せてくれるかもしれません。

 

 

山崎貴監督はもともとゴジラの大ファン!

山崎貴さんが本格的な怪獣映画を撮影するのは、今回のゴジラ映画が初めて怪獣映画の代表的存在・ゴジラを撮ることにプレッシャーを感じているそうですが、同時に撮影できる喜びもあるといいます。

というのも、山崎貴さんは長きにわたり「ゴジラファン」を公言し続けてきました。

『ALWAYS続・三丁目の夕日』では、大切な映画冒頭シーンにフルCGのゴジラを登場させ、観客の度肝を抜いて話題になったことも。『ALWAYS続・三丁目の夕日』に関するインタビューで、山崎貴さんは「ゴジラは映画界の大スターだから、自分の映画にも出したかった」と話しています。

また、西武園ゆうえんちのアトラクション『ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦』の映像制作にも参加しており、ゴジラ愛は筋金入り。

ゴジラファンの山崎貴さんが手掛ける映画の公開が、今から楽しみです。

 

 

まとめ

最新ゴジラ映画で監督を務める、山崎貴(やまざき たかし)さんについて紹介しました。

2023年11月公開予定のゴジラ映画についてはまだまだ解禁されていない情報も多いものの、VFXの使い手である山崎貴さんなら、きっと大迫力のゴジラを見せてくれるはずです。

令和初となるゴジラ映画の公開を、楽しみに待ちましょう!

ライター:カルコレ編集部 ごとうゆき

 

<参考>
ゴジラ・ザ・ライド アンリミテッドver. | 西武園ゆうえんち
本人が語る、少年時代の山崎貴 - 山崎貴監督 応援サイト
ASCII.jp:【インタビュー】昭和33年の東京に突如出現したアイツの真相を山崎貴監督に直撃!! (1/3)
松本出身・山崎貴さん初監督の短編映画 43年ぶりに発見され上映会 | 地域の話題 | 株式会社市民タイムス
ゴジラシリーズ公式Twitter

 

 

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