『邪神ちゃんドロップキック』のあらすじや主要キャラ、魅力を解説! 4期はいつ?

2023年12月に放送されたスピンオフ作品「世紀末編」も大好評だった、アニメ『邪神ちゃんドロップキック』

本作はこれまで3シリーズにわたってテレビアニメが放送され、そのたび話題を集めてきました。

この記事では『邪神ちゃんドロップキック』の作品概要やあらすじ、主要キャラクターなどを紹介しつつ、作品の魅力を深掘りします。

 

『邪神ちゃんドロップキック』の作品概要

・制作会社  ノーマッド

・原作 ユキヲ

・製作総指揮 夏目 公一朗(なつめ こういちろう)

・監督 佐藤 光(さとう ひかる)、山田 卓(やまだ たく)

・脚本 筆安 一幸(ふでやす かずゆき)、村上 桃子(むらかみ ももこ)

・キャラクターデザイン 古賀 誠(こが まこと)

・放送期間 第1期:2018年7月10日~9月18日、第2期:2020年4月6日~6月22日、第3期:2022年7月6日~9月21日、世紀末編:2023年12月26日

・話数 第1期:全11話+OVA1話、第2期:全11話+OVA1話、第3期:全12話、世紀末編:全1話

・PV  

 

アニメ『邪神ちゃんドロップキック』は、Webコミック「COMICメテオ」にて連載されている同タイトルの漫画が原作です。

可愛らしい絵柄からは想像できないような「ぶっ飛び展開」が多いのが本作の特徴。

唯一無二の作風は多くの熱狂的ファンを生み出し、ファンは「邪教徒(じゃきょうと)」と呼ばれています。

 

 

『邪神ちゃんドロップキック』のあらすじ 

ホラーやオカルトが大好きな女子大生・花園ゆりね(はなぞの ゆりね)は、たまたま手に入れた魔法書を使って、悪魔の邪神ちゃん(じゃしんちゃん)を召喚してしまいます。

興味本位で行った悪魔召喚にうっかり成功してしまったゆりねは、邪神ちゃんを魔界に帰そうとしますが、帰す方法がわかりません。ゆりねは仕方なく、邪神ちゃんを自分が暮らす神保町のアパートに住まわせることにしました。

しかし、邪神ちゃんは「召喚者のゆりねが死ねば、自動で契約が解除されて魔界に帰れる」と知っていたのです。

そこで邪神ちゃんは自慢のドロップキックでゆりねを殺そうとしますが、なぜか高い戦闘能力を有しているゆりねに全く歯が立たず、ボコボコにやり返される始末。邪神ちゃんがゆりねを倒し、魔界に帰れる日はやってくるのでしょうか…。

 

 

『邪神ちゃんドロップキック』の主要キャラクター

ここからは『邪神ちゃんドロップキック』に登場する、主要キャラクターたちを紹介します。

 

邪神ちゃん(じゃしんちゃん)

ゆりねにうっかり召喚されてしまった蛇の悪魔。

上半身は人間、下半身はコブラの見た目をしています。

魔界の高位貴族の家に生まれた本物のお嬢様のため、語尾に「ですの」をつけて話しますが、興奮したり激昂したりすると口調が乱暴になることもしばしば。

なお、ドロップキックの他にも「ロイヤルコペンハーゲン」と呼ばれる攻撃技を得意としているものの、ゆりねには一切効きません。

他人への些細な意地悪や嘘はしょっちゅうで、そのうえ大のパチンコ好きなため、ゆりねからは「クズ」と評されています。

ですが、過去にはインフルエンザに倒れたゆりねを看病し、優しい一面を見せたことも。

 

花園 ゆりね(はなぞの ゆりね)

ゴスロリファッションに眼帯がトレードマークの、邪神ちゃんを召喚した女子大生。

普段はごく普通の女子大生として、秋葉原の喫茶店でアルバイトをしながらキメラ大学に通っています。

しかし実態は、普通の女子大生とは思えない高い戦闘能力とドSな性格の持ち主。

何か問題を起こしたり襲い掛かってきたりした邪神ちゃんに、容赦のない方法で鉄槌を下すのが彼女の日常です。

このようなゆりねの言動は魔界にも知れ渡っており、ヴァンパイア族から「悪魔を従えて天使を手懐けている」と評価されて、仲間にならないかと誘われたこともありました。

ただし、ゆりねがドSな性格を出すのは邪神ちゃんの前だけであり、周囲からは「常識人」「クール」という印象を持たれています。

 

メデューサ

目が合った人間を石化させる能力を持つ、邪神ちゃんの幼なじみの悪魔。

悪魔ではあるものの心優しく、他人の頼みを断ることはほとんどありません。

そのため、これまで何度も邪神ちゃんから都合よく使われたり、お金の無心をされたりしてきました。

邪神ちゃんからひどい扱いを受けてもメデューサは「邪神ちゃんは根は良い子」という主張を貫いており「邪神ちゃんには私がいないとダメだから」と健気に尽くし続けています。

とはいえ、ただ邪神ちゃんの言いなりになっているのではなく、ゆりね殺害を諦めるよう邪神ちゃんを諭したこともあり、一応は対等な友人関係も存在している様子。

また、普段怒らないからこそ本気で怒らせると大変で「敬語モード」「メデューサ・ハイ」など、さまざまな恐ろしい事象を呼び起こします。

 

ミノス

邪神ちゃんとメデューサの幼なじみで、ミノタウロス族の悪魔。

邪神ちゃんを訪ねて何度も人間界にやって来るうちに人間界が気に入り、今ではゆりねと邪神ちゃんが暮らすアパートの隣室に住むようになりました。

ミノスが持つ仕事好きの気質も人間界に合っており、牛乳配達や工事現場など、さまざまなアルバイトを掛け持ちしています。

悪魔・天使・人間といった種族についての差別意識がほとんどなく、誰にでも気さくに接する明るい性格のため、アルバイト仲間との関係も良好です。

なお、邪神ちゃんのことは友だちだと思っているもののクズっぷりには呆れており、邪神ちゃん限定で冷たい態度を取ることも。

本作のスピンオフ漫画『ミノスのビーフ100%』では、主役を務めています。

 

 

『邪神ちゃんドロップキック』の原作者・ユキヲ先生とは?

『邪神ちゃんドロップキック』の原作漫画を手掛けているのは、ユキヲ先生です。

ユキヲ先生は、2000年前半頃から同人誌や成人漫画誌での活動を開始。2007年には、WEB漫画サイト「FlexComixブラッド」に『武蔵野線の姉妹(むさしのせんのしまい)』を連載して一般商業デビューしました。

以降は漫画家活動と並行して、ゲームの原画やライトノベルの挿絵なども数多く担当し、イラストレーターとしても活躍しています。

また、ユキヲ先生はかつて「電撃G'sマガジン」で連載されていた読者参加企画『シスター・プリンセス』の大ファンであることを公言。

ユキヲ先生はゴスロリテイストの作品を多く発表していますが、これは『シスター・プリンセス』に登場する豪華なドレスをまとったキャラクター・亞里亞(ありあ)に多大な影響を受けたことが一因だといいます。

『邪神ちゃんドロップキック』のゆりねがゴスロリファッションなのも、この影響を受けているのかもしれませんね。

 

 

『邪神ちゃんドロップキック』の魅力

人気を拡大し続けている『邪神ちゃんドロップキック』の魅力とは一体何なのか、3つのポイントにまとめました。

 

クセになるブラックユーモア

中毒性のあるブラックユーモアは『邪神ちゃんドロップキック』の大きな魅力です。

魔界に帰りたい邪神ちゃんは、あの手この手でゆりね殺害を画策しますが、当のゆりねはいつもノーダメージ。

それどころか、自分を殺そうとした邪神ちゃんに毎回きっちりお仕置きしており、その内容は残虐性を極めています。たとえば、殴る蹴るは当たり前、過去にはチェーンソーを持ったゆりねが邪神ちゃんを切り刻むという描写もありました。

しかしこのようなバイオレンスな展開も、可愛い絵柄とオチがしっかりついていることで笑いに昇華されており、本作の持ち味になっています。

 

ダメダメなのに憎めない邪神ちゃん

邪神ちゃんが持つ「傍若無人に振る舞い問題ばかり起こす」というキャラクター性は、本来なら見ていてストレスになる要素です。

しかし、邪神ちゃんは所々で「実は良い子」の部分を垣間見せており、ダメなのに憎めないキャラクターに仕上がっています。

また、時には擁護しようがないほどの問題行動を起こすこともありますが、そんなときはゆりねがビシバシ折檻するので、視聴者は見ていてスカッとするのです。

クズな部分もありつつ憎めない邪神ちゃんは、ただ良い子のキャラクターよりも親近感がわく存在であり、ふと気づいたときには彼女の愛らしさの虜になっています。

 

クラファンやふるさと納税、切り抜き動画など独自のプロモーション

『邪神ちゃんドロップキック』といえば、抜群のプロモーション力で「公式が無敵」といわれている点も大きな魅力。

過去には、アニメの制作資金を確保するためクラウドファンディングやふるさと納税を活用し、大きな話題を集めました。

クラウドファンディングではリターンを充実させてファンを喜ばせたほか、ふるさと納税ではその土地とコラボレーションした企画を展開して町おこしにも貢献。

これまで北海道や長崎県、熊本県のふるさと納税が活用されており、特別編アニメの制作や先行上映会が実施されました。

また、本作の動画が違法アップロードされていることに気づいた際には、YouTubeの公式チャンネルでいち早く切り抜き動画をアップロードすると宣言。

自ら「公式切り抜き動画」をアップして違法アップロードに対抗する姿はファンの心を大きく動かし、チャンネル登録者数急増へとつながりました。

 

 

『邪神ちゃんドロップキック』の4期はいつ?

残念ながら『邪神ちゃんドロップキック』の4期の放送時期はまだ明らかにされていません。

というのも本作の4期は、クラウドファンディングが制作のカギを握っているためです。

そもそもアニメ『邪神ちゃんドロップキック』は、3期で終了する予定だったといいます。

しかし、3期放送終了後の2022年9月30日に4期制作を目指したクラウドファンディングを行い、最終日までに1億1596万4266円が集まりました。

「4期分割払いプロジェクト」と名付けられたこのクラウドファンディングは、3000万円集まるごとに新しいOVAを1話制作し、12話分できたらテレビアニメにするというもの。

現在はひとまずOVA3話までの制作が決定しており、将来的には同様のクラウドファンディングで12話分の資金が集まれば、テレビアニメ4期が実現するでしょう。

4期放送までには少し時間がかかるかもしれませんが、まずは現在制作中のOVA3話の完成が待ち遠しいですね!

 

 

『邪神ちゃんドロップキック』から今後も目が離せない!

作品内容のおもしろさはもちろん、斬新なプロモーションでもたびたび話題を集めている『邪神ちゃんドロップキック』。

本作はふるさと納税を活用した地方自治体とのコラボ企画も積極的に開催しており、イベント参加や聖地巡礼しに地方まで足を運ぶファンも少なくありません。

OVA3話の制作確定によりテレビアニメ4期の可能性も高まり、一層盛り上がりを見せている『邪神ちゃんドロップキック』の今後の動向にも注目です!

 

ライター:カルコレ通信編集部 ごとうゆき  

 

参考

邪神ちゃんドロップキック - COMICメテオ

邪神ちゃんドロップキックX DROPKICK ON MY DEVIL!!! X

アニメ『邪神ちゃん』は“弱者”の戦略で生き残ってきた。メジャー作品と一味違う「ズラし」の極意【宣伝Pインタビュー・前編】 | Business Insider Japan

『電撃G’sマガジン』伝説連載『シスタープリンセス』の衝撃と魅力 漫画家・ユキヲが語る天広直人への葛藤からの脱却|Real Sound|リアルサウンド ブック

 

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