お酒好き必見!「ウイスキペディア」で紹介された日本のウイスキー5選
お酒の中では、「ウイスキーが好き!」という方も多いのではないでしょうか。
近年、空前のウイスキーブームと言われ、誰でも手軽に楽しめるお酒の1つになっています。
ウイスキー好きなら、ウイスキー沼にハマる人もいるでしょう。
そして、日本のウイスキーは世界中で高い評価を受けていることはご存じでしょうか。
今回は、ウイスキー情報番組「ウイスキペディア」で紹介された日本のウイスキーに注目してみました。
日本のウィスキー5選をピックアップし、詳しく解説していきます。
ウイスキペディアとは
「ウイスキペディア」は、ウイスキー好きに向けた4年以上も続く情報番組です。
2019年12月5日より、毎週木曜の24:00からBSフジで放送され、多くの人から愛される番組となっています。
ウイスキーの魅力や歴史、製造過程などを専門家がわかりやすく解説してくれるのが、「ウイスキペディア」の特徴。
世界中のウイスキー紹介だけではなく、蒸溜所や飲み方にも焦点を当て、ウイスキー好きにはたまらない番組です。
専門家による解説は、初心者でもわかりやすく、「ウイスキペディア」の世界観に惹き込まれてしまう方も多いのではないでしょうか。
上級者向けの内容もあり、幅広い方たちがウイスキーの奥深さを学ぶにはピッタリです。
独特な世界観の「ウイスキペディア」を見れば、ウイスキーの世界の虜になること間違いなし。
「ウイスキーの深い知識を身につけたい!」という方にはおすすめの番組になっています。「ウイスキペディア」で、自分の好みに合うウイスキーを見つけてみてはいかがでしょう。
番組公式サイト:https://www.bsfuji.tv/whiskypedia/
ウイスキーとは?
ウイスキーは、「大麦」「ライ麦」「トウモロコシ」などの穀物を原料としています。
原料を発酵・蒸留・熟成した蒸留酒がウイスキーとなっています。
使用する原料や製造過程、熟成期間によって、風味や香りに変化が生まれるのがウイスキーの1番の特徴。
そして、長い歴史を持ち、世界中で愛されるお酒となっています。
愛される理由の1つが、それぞれのウィスキーが持つ個性や深い風味です。
ウイスキーの製造には繊細な技術と多くの時間が必要で、その熟成過程は一種の芸術とも言えるでしょう。
知れば知るほど、奥深いウイスキーの歴史や、有名国、日本のウイスキーの特徴も一緒に見てみましょう。
歴史
ウイスキーの起源は古代まで遡ります。蒸留酒の製造は、中世ヨーロッパより伝わったと言われていますが、最古の記録には、発祥地はスコットランドやアイルランドと示されています。
また、初期のウイスキーは薬として使用されていたそうですが、次第に飲料としての人気が高まりました。
そして、ウィスキーの始まりは、現在の琥珀色のお酒ではなく、無色透明色でした。
18世紀頃、密造されるようになったウイスキーを樽に隠し、日が経ってから開けてみたところ、透明から琥珀色に変化していたそう。
それが、ウイスキーの始まりです。
偶然が重なり生まれたウイスキーは「奇跡の酒」と言われました。
ウイスキーは、18世紀にはアメリカやカナダにも伝わりました。
日本にウイスキーが伝わったのは19世紀末。
その後は、日本の風土に合わせて変化を重ね、現在では世界中から高く評価されるようになりました。
ウイスキーの歴史は、各国の文化や気候、風土と深く関わりがあり、現在でも世界中の各地でウイスキーが作られています。
世界5大ウィスキーとは
「スコットランド」「アイルランド」「アメリカ」「カナダ」「日本」の5カ国で作られているウイスキーは、「世界5大ウイスキー」として知られています。
それぞれの国のウイスキーは、独自の特徴と伝統を持っています。
「世界5大ウイスキー」の特徴やポイントをもう少し詳しく見てみましょう。
スコットランド
- スコッチウイスキーで知られている
- 特にシングルモルトが有名
- スコットランドの冷涼な気候と※ピートを使った製造方法が特徴
- 深いコクとスモーキーな香りが楽しめる
(※ピート…ヒースというスコットランド北部の原野に多い野草や水生植物などが、炭化した泥炭(炭化のあまりすすんでいない石炭)のこと)
アイルランド
- スムーズで軽やかな口当たりのウイスキー
- ※アイリッシュウイスキーが有名
- トリプル蒸留で製造
- 滑らかな口当たりが魅力のウイスキー
(※アイリッシュウイスキー…アイルランドで醸造、蒸留、熟成されたお酒。ほかにも定義はあるため下記サイト参照)
「アイリッシュウイスキー」ってどんなお酒だか言えますか? | グルメ | LEON レオン オフィシャルWebサイト
アメリカ
- ※バーボンウイスキーが有名
- コーンが主原料
- オーク樽での熟成して製造
- バニラやキャラメルの風味が特徴
(バーボンウイスキー…アメリカのケンタッキー州バーボン郡で誕生したウイスキーのこと)
カナダ
- 軽く滑らかな口当たりのウイスキー
- カナディアンウイスキーが主流
- ブレンデッドウイスキーも有名
(※カナディアンウイスキー…カナダで生産されるウイスキーのこと)
カナディアンウイスキーの定義は? 味わいの特徴とおすすめ銘柄10選 | Dear WHISKY
(※ブレンデッドウイスキー…モルトウイスキー原酒とグレーンウイスキー原酒をブレンドしてつくったウイスキーのこと)
「ブレンデッドウイスキー」とはどんなウイスキーですか? サントリーお客様センター
日本
- 伝統的な技術と独自の風味が特徴
- 国際的な評価を得ているウイスキーが多数ある
- スコットランドの伝統を受け継ぎながら製造
- 独自の製造方法にも成功
ウイスキーの製造には、それぞれの国の文化や風土が大きく関わっています。
国の歴史や気候、長年の熟練された独自の製造方法によって、現在の私たちが愛してやまないウイスキーが引き継がれています。
日本産ウィスキーの3つの特徴
世界5大ウイスキーの1つでもある日本のウイスキー。
世界中から愛される日本産のウイスキーにはどんな特徴があるのでしょうか。
代表的な3つの特徴を詳しく見ていきましょう。
日本ならではの職人技術の高さ
日本産ウイスキーの1つめの特徴は、「日本ならではの職人技術の高さ」です。
職人の高度な技術と、きめ細やかなこだわりが光っているのが日本産のウイスキー。
蒸留や熟成、すべての過程において、丁寧に管理されています。最適な条件でウイスキーが作られているのです。
ウイスキーの魅力に魅せられた職人が長年に渡って大切にウイスキーを作り続けているからこそ、安定した高品質のウイスキーが生み出され続け、世界中から高い評価を受けています。
クセになる豊かな風味や香り
日本のウイスキーの2つめの特徴は、「クセになる豊かな風味や香り」です。
熟成期間や、原材料など、とにかく繊細な部分まで注意を払って作られている日本のウイスキー。
特に※シングルモルトには、独特な風味があると言われています。
職人の技術だけではなく、日本の自然環境や気候が、魅力溢れるウイスキーを誕生させるきっかけとなっています。
(シングルモルト…モルトウイスキーの中で単一蒸溜所の原酒でつくられたウイスキーのこと)
シングルモルトとは|シングルモルトガイド サントリーウイスキー ウイスキー・オン・ザ・ウェブ
独自のスタイルが生み出す多様なバリエーション
日本のウイスキーの3つめの特徴は、「独自のスタイルが生み出す多様なバリエーション」です。
日本のウイスキーは、各蒸留所が独自のスタイルを持っています。
その独自のスタイルから多様なバリエーションが生み出されています。
シングルモルトに始まり、ブレンデッドウイスキーまで、様々な味わいが楽しめるのが日本のウイスキーの特徴。他国のウイスキーと比べても、バランスが良く、飲みやすいと評価されているのもポイントです。
このウイスキーの飲みやすさこそが、初心者から上級者まで幅広い層から愛される理由の1つでしょう。
「ウイスキペディア」で紹介された日本のウイスキーを紹介!
「ウイスキペディア」では、数々の日本産ウイスキーが紹介されています。
その中から特に注目すべき5つの銘柄をピックアップし、それぞれの特徴や背景を詳しく紹介します。
各蒸溜所の歴史や製造方法にこだわりが見られ、高品質な日本産ウイスキー。
それぞれのウイスキーには独自の物語があり、その背景を知ることも楽しみの一つになるでしょう。
井川蒸留所ラボシリーズ・ニューボーン
蒸溜所:井川蒸溜所
会社名:十山株式会社
所在地:静岡県静岡市葵区田代字大春木1299-1
蒸留開始年:2020年
ウイスキペディア放送日:#80 2024年5月9日(木)
ウイスキペディア紹介ページ:BSフジ ウイスキペディア 井川蒸溜所
公式サイト:【第五弾】井川蒸溜所 NEW BORN Non-Peat Sherry Butt 2024 発売のお知らせ
井川蒸溜所は、自然豊かな静岡県静岡市に位置しています。
地域の自然環境を最大限に活用して作られる井川蒸溜所のウイスキーは、独特のフレーバーが特徴です。
十山株式会社が運営する井川蒸溜所は、新しいながらも独自のスタイルが評判を呼んでいます。
品質の高さからも将来的に大きな注目を集めるのではないかと期待される蒸溜所の1つとなっています。
代表的なウイスキーは、「ラボシリーズ・ニューボーン」。
熟成途中の新しいウイスキーで、その若々しい風味には、これからの可能性を感じさせる一品です。
「ラボシリーズ・ニューボーン」は、シェリー樽で熟成され、フルーティーでスパイシーな香りが魅力の自信作。
若々しいエネルギーや、豊かな風味から、これからの更なる熟成が期待されています。
イチローズモルト
蒸溜所:秩父蒸溜所
会社名:株式会社ベンチャーウイスキー
所在地:〒368-0067 埼玉県秩父市みどりが丘49
蒸溜開始年:2008年
ウイスキペディア放送日:#02 2020年1月9日(木) #03 2020年2月6日(木) #04 2020年3月5日(木) #13 2020年12月3日(木)
ウイスキペディア紹介ページ:イチローズモルト | ウイスキー紹介 | ウイスキペディア
秩父蒸溜所は、埼玉県秩父市に位置しています。
ベンチャーウイスキーが運営する秩父蒸溜所は、日本のウイスキー業界に革新をもたらしたと言われています。
秩父蒸溜所では、小規模ながらも高品質なウイスキーを生み出し続けています。
伝統的な製造方法を守りながら、革新的なアイデアも取り入れており、その独自性が多くのウイスキーファンを虜にしてやみません。
代表的なウイスキーは「イチローズモルト」。
名前の由来は、創業者である肥土伊知郎さんです。
創業者の情熱と技術が詰まったウイスキーは、国内外で高い評価を受けています。
イチローズモルトは、バランスの取れた風味と複雑な香りが大きな特徴。
特にシングルモルトシリーズは世界中のウイスキー愛好家に愛されています。
ウイスキーの可能性を広げる一品である「イチローズモルト」。
これからの進化が楽しみなウイスキーです。
サントリー角瓶
蒸溜所:サントリー白州蒸溜所
所在地:〒408-0316 山梨県北杜市白州町鳥原2913-1
蒸溜開始年:1973年
ウイスキペディア放送日:※#54 2023年4月13日(木)
ウイスキペディア紹介ページ:サントリー角瓶 | ウイスキー紹介 | ウイスキペディア
公式サイト:角瓶 製品紹介 角瓶 サントリー
サントリー白州蒸溜所は、自然豊かな山梨県北杜市に位置しています。
サントリー白州蒸溜所では、清らかな水と良質な大麦を使用して作られる高品質なウイスキーが特徴です。
自然環境を大切にしながら作られるウイスキーは、品質の高さもあり、多くの人々に愛され続けてきました。
「サントリー角瓶」は、代表的な製品の1つ。
日本国内で広く親しまれており、ウイスキー好きなら知らない人はいないでしょう。
角瓶は、バランスの取れた味わいと飲みやすさが魅力で、初心者から愛好家まで幅広い層に支持されているウイスキーです。
シンプルながら深い味わいを持ち、飲み方のバリエーションも楽しめます。
特にハイボールとして味わうのがおすすめ。
爽やかな風味がさらに引き立ち、ゴクゴクと飲めてしまうハイボールは、最高の一杯でしょう。
竹鶴
蒸溜所:余市蒸溜所
所在地:〒046-0003 北海道余市郡余市町黒川町7丁目6
蒸溜開始年:1936年
ウイスキペディア放送日:#61 2023年8月3日(木)
ウイスキペディア紹介ページ:竹鶴 | ウイスキー紹介 | ウイスキペディア
公式サイト:竹鶴ピュアモルト|商品紹介|NIKKA WHISKY
余市蒸溜所は、北海道余市町に位置しています。
創業者は、竹鶴政孝さん。日本人で初めて、ウイスキーの本場であるスコットランドでウイスキー作りを学びました、
余市蒸溜所は、日本のウイスキーの歴史において重要な役割を果たしてきたと言っても過言ではないほど、日本のウイスキー界に大きな影響を与えました。
余市蒸溜所のウイスキーは、ピートの効いたスモーキーな風味と深いコクが特徴と言われています。
特にシングルモルトシリーズは、品質の高さから国際的にも高く評価されています。
「竹鶴」は、ブランド創業者の理念と技術が詰まったウイスキーです。
深い味わいと香りが魅力で、一度飲んだら忘れられない一品。
余市蒸溜所の伝統と革新があるからこそ、誕生した逸品です。
独自の製造方法と自然環境を活かして作られる余市蒸溜所の風味豊かなウイスキーは、これからも多くの人々を魅了し続けるのではないでしょうか。
山崎
蒸溜所:サントリー山崎蒸溜所
所在地:〒618-0001大阪府三島郡島本町山崎5-2-1
蒸溜開始年:1923年
ウイスキペディア放送日:※#10 2020年9月3日(木)
ウイスキペディア紹介ページ:山崎 | ウイスキー紹介 | ウイスキペディア
公式サイト:サントリー山崎蒸溜所(大阪府)|ウイスキー蒸溜所見学
サントリー山崎蒸溜所は、大阪府三島郡に位置しています。
1923年に創業された日本初のモルトウイスキー蒸溜所となっています。
山崎蒸溜所のウイスキーは、深い味わいと香りや、長い余韻が楽しめることで有名です。
四季折々の自然環境を活かした製造方法を採用しているからこそ、風味豊かなウイスキーが生まれているのでしょう。
「山崎」は、歴史と伝統を誇るブランド。
豊かなフルーツの香りとバランスの取れた奥深い味わいが特徴の一品です。
特にシングルモルト山崎シリーズは、数々の国際的な賞を受賞。
「山崎」の中でも、「山崎18年」や「山崎25年」といった長期熟成のウイスキーは、希少性と品質の高さから非常に高い評価を受けています。
山崎蒸溜所のウイスキーは、今までの歴史と伝統が織り成す芸術品と言っても過言ではありません。一度味わったら忘れられないウイスキーとなるでしょう。
まとめ
この記事では、「ウイスキペディア」で紹介された日本のウイスキー5選を詳しく紹介しました。
それぞれのウイスキーには、日本独自の歴史や製造方法があり、日本だからこそ生み出せる特別な風味と味があります。
ウイスキーのことだけではなく、蒸溜所の歴史を知ると、その奥深さにさらに魅力を感じるのではないでしょうか。
筆者もこの記事を書きながら、次はどのウイスキーを味わおうか心が躍っています。
魅力溢れる日本のウイスキーで、至福の一杯を見つけてみませんか。
その時にはぜひ、「ウイスキペディア」を参考にしてみてくださいね。
【参考】
シングルモルトとは|シングルモルトガイド サントリーウイスキー ウイスキー・オン・ザ・ウェブ
【第五弾】井川蒸溜所 NEW BORN Non-Peat Sherry Butt 2024 発売のお知らせ
「アイリッシュウイスキー」ってどんなお酒だか言えますか? | グルメ | LEON レオン オフィシャルWebサイト