キャラクターイラストの制作過程とは?デフォルメイラストができるまでを徹底解説!

グッズやアイコンに使用されることの多い小さくかわいらしいデフォルメイラスト
今やデフォルメされたキャラクターグッズも多く、culcolleの商品にも登場しています。

このデフォルメイラストはどのように作成されているのか、みなさんはご存じですか?

そこで今回はculcolleオリジナルキャラクターのレコとルカを例にして、どのようにイラストができあがっていくのか、その過程をイラストレーターのSさんにお聞きしました!
デフォルメイラストができるまでの工程を徹底解説します✨
それではどうぞ!

 

『早速ですが、イラストは何を使って制作していますか?』

S「私はメインでSAI、サブでCLIP STUDIO PAINT・photoshopを使用しています。私が制作したイラストは主にwebやグッズに使用されているのですが、最終的にpsd形式になれば何でもOKという感じなので自由にソフトを使っています」

『今回はどのような過程を見せてくださるのでしょうか?』

S「culcolleキャラクターのレコ・ルカの新しいSDバージョンを描いてほしいとのことだったので、そちらの過程を説明します。大まかな流れとしては①アタリ②ラフ③線画④着色⑤完成となりますので順に見ていきましょう」

制作過程
  1. 【①アタリ】
  2. 【②ラフ】
  3. 【③線画】
  4. 【④色塗り】
  5. 【⑤完成】

【①アタリ】

S「まずはどんなポーズにしようか考えます。今回は首をかしげるているような、疑問系のポーズがほしいということでざっくりアタリを制作しました。レコとルカはペアで使うことが多いので顔の向きは逆になるように制作することが多いです」

『アタリを描くときに気を付けてることはありますか?』

S「どの等身でも共通ではありますが、等身が低いイラストは特に頭が大きく重ためなので重心に気を付けています。立体にしたときにちゃんと立ってくれるか、と言うとわかりやすいでしょうか」

 

【②ラフ】

S「アタリを元にラフを描いていきます。レコとルカはいろいろ設定も考えられているキャラクターなので、キャラクター性を損なわないよう顔や手元を作っていきます」

『ラフで気を付けていることは?』

S「ラフの線を少なくすることでしょうか。(版権の場合は)版元の監修に回したり、社内で共有するときもラフ提出する場面は多いので自分以外が見て完成図がわかるくらいにはシンプルにしています。ラフの迷い線が少ないと、この後の線画作業もやりやすいです」

 

【③線画】

S「ラフの上から別レイヤーで線画作業に入ります。ここでバランスなどを調整しつつ、完成形へ近付けていきます」

『線画の太さなどはどのように決めていますか?』

S「私自身も試行錯誤中なのですが、今のところは細すぎない線で顔周りは入り抜きあり、胴体は入り抜きなしで制作しています。全体を一周太めの線で囲むのもポイントかもしれません。他もいろいろ試してみたいです」

 

【④色塗り】

S「色を塗っていきます。と言っても、レコとルカは既に基準の色を自分の中で決めているのでそのパレットから塗っていく形です」

『色塗りもバランスを見つつ塗っていますか?』

S「影をつける面積やシワの深さなどは全体を見つつバランスを取るようにしています。あまり細かくリアリティを持たせてしまうと、顔や他のパーツとのデフォルメ的なバランスが取れなくなってしまうので、私の場合はあっさりめにつけることが多いです」

 

『色塗りの後は加工作業でしょうか?』

S「はい。あまり大きな加工はしませんが、色味の調整や印刷するデータのときはCMYKでの調整などが入ってきます。今回はwebでしか使わないデータなのでこれで完成です」

 

【⑤完成】

S「線画の色を一部代えて完成です」

このようにデフォルメイラストが完成するそうです。
何もないところからキャラクターが生み出される様は見ていて楽しい作業ですね♡

これからもレコとルカ、そしてculcolleから生み出されていくキャラクターグッズにご期待ください!

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