『青の祓魔師』志摩廉造(しま れんぞう)は裏切者!?二重スパイの正体や額の傷について解説
『青の祓魔師(あおのエクソシスト)』は、シリアスな戦いとコメディのバランスがちょうどよく、一度観始めると止まらない面白さがある作品です。
登場人物も皆個性豊かですが、中でも物語の重要なカギを握る一人として注目されているのが志摩廉造(しま れんぞう)。
本記事では「裏切者」「スパイ」と言われることも多い、志摩廉造について解説します。
謎の多い廉造のプロフィールや正体、魅力などを深掘りするので、ぜひ最後までご覧ください!
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『青の祓魔師』志摩廉造(しま れんぞう)のプロフィール
・年齢:15歳
・所属:正十字学園高等部1-C/祓魔塾(ふつまじゅく)候補生
・希望称号:元詠唱騎士(アリア)/現在は騎士(ナイト)・手騎士(テイマー)
・誕生日:7月4日
・身長体重:176cm/63kg
以上が、志摩廉造の基本情報です。
ここからは、さらに詳しいプロフィールを見ていきましょう。
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飄々とした自由人
志摩家は、魔を祓うことに特化した祓魔師集団・明陀宗(みょうだしゅう)の僧正家系です。
廉造は由緒ある志摩家で、七人兄姉の五男坊として誕生します。
しかし、廉造は血筋や伝統を忌み嫌っているところがあり、実家には帰りたがりません。
とはいえ、父や兄の不調時には心配する様子を見せていて、家族と距離を取りつつも本気で嫌っているわけではないのがうかがえます。
廉造は、親しみやすい京言葉を使うのが特徴で、ルールや形式にとらわれない自由な性格。
現実主義者でありながら楽観主義者でもあり、徹底して面倒ごとを避けようとする傾向があります。
祓魔塾生の奥村燐(おくむら りん)の正体が魔神(サタン)の落胤だと知った際にも、他の塾生らが燐を敬遠する中、廉造は比較的早く燐と和解しました。
これは、廉造が燐を避けていた理由が「魔神の落胤だから」ではなく「関わったら面倒臭そうだから」という非常に軽いものだったためであり、思考の柔軟性は作中随一といっても過言ではないでしょう。
勝呂竜士(すぐろ りゅうじ)と三輪子猫丸(みわ こねこまる)は幼馴染
勝呂竜士(すぐろ りゅうじ)と三輪子猫丸(みわ こねこまる)は、廉造の幼馴染です。
なお、廉造と子猫丸は竜士の父・達磨(たつま)の弟子でもありました。
そのため、3人は幼馴染にしてはお互いを他人行儀な呼び方で呼んでおり、竜士とは「坊(ぼん)」「志摩」、子猫丸とは「子猫さん」「志摩さん」という呼称で呼び合っています。
ちなみに苗字呼びをするのは、女好きな廉造の言動を見た竜士と子猫丸が「親しいとバレたくない」と思ったのも一因です。
しかし、呼び方こそ少しよそよそしさがあるものの、3人の相性は抜群。
竜士が真面目な性格ゆえに周囲と衝突した際には、どこからともなく子猫丸と廉造が現れて場を丸く収めています。
また、物語開始当初の廉造は聖書や経典を唱えて戦う詠唱騎士を志していましたが、面倒臭がりかつ記憶力の悪さによって、経典をほとんど覚えていませんでした。
分解型の錫杖(キリク)を武器に騎士のように戦う様子から、子猫丸は騎士の称号取得をアドバイスしており、その後自分の将来を再考した廉造は騎士・手騎士に志望を変えています。
計り知れない実力
詠唱騎士を目指していた廉造は、経典・致死節をほとんど覚えていないだけでなく、詠唱騎士に求められる冷静さも欠いており、焦りによって念仏さえ噛む始末。
服の内側に父・八百造(やおぞう)から受け継いだ錫杖を忍ばせていて、戦闘では詠唱するよりも錫杖を巧みに操って物理攻撃をする場面のほうが多く見られます。
騎士のような戦闘スタイルを取りながらも詠唱騎士という志望を変えないため、子猫丸から「実力を持て余している」と言われたこともありました。
しかし、宝ねむ(たから ねむ)に連れ去られそうになった神木出雲(かみき いずも)を廉造が助けた際、廉造は夜魔徳(ヤマンタカ)を召喚しています。
夜魔徳は、明王クラスの上級悪魔であり、本来は一廉の祓魔師しか扱うことができません。
亡くなった兄・矛造(たけぞう)から権利を継承したものとはいえ、夜魔徳を容易に召喚できている姿からも、廉造にはまだまだ計り知れない潜在能力がありそうです。
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志摩廉造のアニメ声優は遊佐浩二(ゆさ こうじ)さん
アニメ『青の祓魔師』で廉造を演じているのは、声優の遊佐浩二(ゆさ こうじ)さんです。
遊佐浩二さんのプロフィール
・所属事務所:フリー
・生年月日:1968年8月12日
・出身地:京都府京都市伏見区淀
・趣味:靴集め
遊佐浩二さんの主な出演作
『鬼灯の冷徹』白澤(はくたく)
『BLEACH』市丸ギン(いちまる ぎん)
『黒執事』劉(ラウ)
『薄桜鬼』原田左之助(はらだ さのすけ)
『弱虫ペダル』御堂筋翔(みどうすじ あきら)など
アニメ放送が開始された当初は、ここまでの廉造の活躍を考えていなかったという遊佐浩二さん。
遊佐さんは「若い人は呼吸が浅い」という分析をもとに、高校一年生の廉造を演じる際は息遣いにまで意識を向けるといいます。
ダークファンタジーという世界観の中でも、廉造というキャラクターがリアリティを帯びているのは、このような遊佐さんの細かい工夫があるからでしょう。
志摩廉造は裏切者!?スパイ活動と正体
廉造には、物語開始当初に見せていた表の顔とは別に裏の顔もありました。
ここからはネタバレ込みで、廉造の正体について解説します。
イルミナティ側に属するスパイ
学園祭にて、啓明結社(けいめいけっしゃ)イルミナティに所属していることを明かす廉造。
イルミナティとは、魔神を復活させ物質界(アッシャー)と虚無界(ゲヘナ)を融合させることを企む、200年以上の歴史を持つ秘密結社です。
廉造は、正十字学園に入学する前からイルミナティに所属しており、その正体はイルミナティから正十字学園へ送り込まれたスパイでした。
正十字騎士團を攻撃するイルミナティに加勢した廉造は、出雲を拉致するという裏切り行為に出ます。
なお、廉造は幼馴染の竜士・子猫丸にも、自身の正体を知らせていませんでした。
学園を去った後も廉造は、危機に瀕した塾生を傍観する、出雲の使い魔を燃やす、燐に錫杖を向けるなどして、イルミナティのために動きます。
真の正体は二重スパイだった
かつての仲間たちを完全に裏切ったかのように思われた廉造でしたが、彼には真の正体がありました。
廉造は、正十字学園・祓魔塾の理事長を務めるヨハン・ファウスト5世ことメフィスト・フェレスから、イルミナティへ送り込まれた二重スパイだったのです。
つまり廉造は、メフィストの依頼によって諜報員という立場でイルミナティに所属していたに過ぎませんでした。
なお、廉造が二重スパイであることは、イルミナティ側も薄々気づいています。
しかし、彼らにとって廉造は「学園の貴重な情報源」であるため行動は黙認され、イルミナティ側の上司・藤堂誉(とうどう ほまれ)は再び彼を学園に戻しました。
二重スパイとして学園生活に復帰
敵であり味方でもある二重スパイとして学園に戻ってきた廉造。
これまでの経緯や廉造の正体を気にする塾生とギクシャクした雰囲気になることもありますが、廉造本人は以前よりも自由に振る舞える現状を楽しんでいます。
ただし、騎士團とイルミナティの双方にパイプを持つ廉造が、今後どのように動くのかは全く予想できません。
また、現在は双方公認の状態を維持できていますが、どちらかが廉造の存在を否定すれば彼の身に危険が及ぶ可能性もあり、今後の動向に注目です。
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志摩廉造の魅力
ここでは、廉造が持つ個性や魅力を紹介します。
額の傷に秘密が?
廉造は、向かって右側の額に傷跡があります。
この傷跡は子供の頃に遊んでいてできた怪我が原因だとされていますが、詳細は明らかになっていません。
そして、物語中盤まで自身の正体を隠し通した廉造だからこそ、この傷にも何か秘密があるのではと睨むファンも少なくないです。
ファンの中で頻繁に囁かれるのが「魔障を受けた説」「竜士と喧嘩した説」「兄にいたずらされた説」ですが、この中に真相はあるのでしょうか。
廉造は今なお謎の多いキャラクターの一人であり、気になってあれこれ考察している内に好きになったというファンも多いです。
女の子大好き!
今一番欲しいものに「可愛い彼女!」、コンビニでよく買うものに「エロ本」を挙げており、廉造は自他共に認める女好き。
助平を自称しており、小学生のときには「エロ魔神」というあだ名までついていました。
なお、廉造は髪をピンクブラウンのような色に染めていますが、これも「女の子ってピンク色好きやん」という女子受けを気にしてのもの。
ただし、女子生徒からは「男友達」としか認識されていないため、学園祭のダンスパーティーでは総じてペアを組むのを断られており、廉造の努力はなかなか実を結んでいない模様です。
また、女の子を大好きとする一方で虫は大嫌いとしており、一匹のセミと遭遇しただけで大騒ぎします。
危うい立場だからこそ目が離せない
前述した通り、廉造は二重スパイという特殊な立場にいるため、『青の祓魔師』に登場するキャラクターの中でも特に命の危険度が高いと考えられます。
役に立たないと判断されればイルミナティから処分される恐れがありますし、メフィストの策略にも不透明な部分が多く、いつか一方または双方から廉造が裏切られる可能性もゼロではありません。
そのため「今後、死亡するのでは?」とファンからはよく心配されており、危うい立場ゆえに目を離せない点も魅力といえるでしょう。
志摩廉造の名言
ここでは、廉造らしさがよく現れている台詞を3つ紹介します。
皆、今まで信用してくれてありがとお!でも俺は結局こんなもんですわ
イルミナティから送られたスパイだと、塾生たちに正体を明かしたときの台詞です。
「こんなもの」とあえて自分を悪く扱って詳細を語ろうとしないところに、面倒臭いことを回避したがる廉造の性格が出ているように感じます。
学園祭に青春の全てをかける戦士(おとこ)全員の疲れ果てた魂から呪われろ!
女の子からダンスパーティーに誘われたものの断った、竜士に向けて言った台詞です。
廉造はこの数日間、女の子とダンスパーティーでペアを組むべく奮闘しており、何の努力もなしに女の子から誘われた挙げ句、あっさり断った竜士を妬んでいました。
それこそ俺の専売特許やん
二重スパイという重要なポジションに就く覚悟を父から問われたときの台詞です。
いつも通り少し茶化したような言い方をしたものの、自分が適任だとしっかり自覚しているのが伝わってくる言葉であり、廉造なりの覚悟が見て取れます。
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まとめ
『青の祓魔師』のキーパーソン、志摩廉造について紹介しました。
廉造は、普段はギャグパートにも多く登場し茶目っ気がありますが、ここぞという場面では驚きの強さを見せつける二面性のあるキャラクターです。
二重スパイという立場上、「裏切者」と言われたり死亡するのではと心配されたりしており、彼の行動や取り巻く状況から目が離せません。
今後も、廉造の動向に注目しつつ、「青エク」を応援していきましょう!
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参考
「志摩廉造は"息遣い"と"さじ加減"を意識…収録ではある事件も」遊佐浩二SPインタビュー<青の祓魔師 島根啓明結社篇> - モデルプレス
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