『ひゃくえむ。』小宮のプロフィール!いじめられていた過去、魅力、名言まとめ

『ひゃくえむ。』は、『チ。地球の運動について』で広く知られる漫画家・魚豊(うおと)さんの連載デビュー作です。

100メートル走を題材とした本作の主人公は、走りに関して天性の才能を持つトガシですが、そのトガシと対をなすもう一人の主人公が小宮(こみや)。

小宮は寡黙ながらも心に熱い思いを秘め、100メートル走に狂気じみた執念を見せます。

本記事では、『ひゃくえむ。』の小宮について徹底解説!

小宮のプロフィールや成長に伴う変化、声優情報、名言などを一部ネタバレありで詳しく紹介します。

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『ひゃくえむ。』小宮(こみや)のプロフィール

・本名:不明

・初登場時の年齢:小学6年生

・誕生日:不明


『ひゃくえむ。』のキャラクターたちはプロフィールがほとんど明かされておらず、小宮も例外ではありません。

しかし、人間性や素質は本編からうかがい知れます。

ここでは、小宮がどのような人間なのかを見ていきましょう。

転校してきたいじめられっ子

小学6年生のとき、トガシが通う小学校に転校してきた小宮。

小宮は転校初日に暗い自己紹介をしたのが原因で、早々にいじめの標的になってしまいます。

トガシはそんな小宮にあまり興味を抱かず、傍観する姿勢を取っていましたが、その日の学校帰りに下手なフォームで全力疾走する小宮と遭遇。

さらに、小宮がトガシの目の前で酸欠を起こして激しく転倒したため、トガシは声をかけざるを得ませんでした。

トガシから「なんで走ってんの?」とたずねられた小宮は、「現実より辛いことをすると、現実がぼやけるから」と答えます。

小宮はいじめられる現実を辛いと感じながらも、自分には問題を解決する能力や勇気がないと諦めており、一時の現実逃避として毎日のように全力疾走していたのです。

そんな小宮にトガシは「たいていの問題は、100メートルだけ誰よりも速ければ全部解決する」と言います。

事実、生まれつき足が速いトガシは、俊足を活かしてクラスでの地位や友人との関係を築いていました。

この言葉に衝撃を受けた小宮は、現実逃避のために走るのではなく速さを求めて走るようになり、トガシもそんな小宮にときどき走りのアドバイスをするようになります。

短期間で急成長を遂げる

もともとの小宮の走り方は、お世辞にも上手とはいえませんでした。

ところが、意外なことに小宮はトガシのアドバイスをどんどん吸収していき、瞬く間にタイムが縮まっていったのです。

ある日、2人の小学校では運動会が開催され、小宮は秘かに短距離走での1位獲得を狙っていました。

短距離走が始まり、勢いよくスタートできた小宮でしたが、途中でいじめっ子から野次を飛ばされて転倒。

クラスメイトは、転んだ小宮を見てさらに嘲笑しました。

しかし、そのとき小宮の耳に「小宮くんッ!!君は速いッ!!」というトガシの声援が!

「速くなれるかを決めるのは自分」というトガシの言葉を思い出した小宮は、くじけかけていた気持ちを立て直して怒涛の走りを見せ、見事1位を獲ります。

初めて自分の力で勝利を勝ち取ったこの成功体験によって、以降の小宮は陸上に熱中するようになりました。

狂気じみた速さへの執着

これまで小宮の走りを見続けてきたトガシは、あることに気付きました。

小宮は最適解なフォームで走るものの、その走り方には未来が見えないのです。

足の速さは単にフォームだけでなく、生まれ持った持久力や筋力、筋肉の付き方などによっても左右されます。

これらを含めてトガシは、「小宮はこれ以上速くならない」と感じていました。

トガシから速くならないと告げられても小宮は「まいっか」と飄々として見せましたが、後になってじわじわと「本当に充分なのか?」と自問自答を繰り返すようになっていきます。

トガシに頼らず自力で速くなることを目指した小宮は無理にフォームを変更し、なんと前回の記録より3秒もタイムを縮めました。

しかし、徹底的に速さだけを追求したフォームは形が崩れており、足への負担も大きすぎます。

「このままでは破滅するまで走り続ける」「いつか陸上に殺される」と注意されるほど、小宮は速さに執着するようになっていきました。

トガシの声優は染谷将太(そめたに しょうた)さん&悠木碧(ゆうき あおい)さん

劇場アニメ『ひゃくえむ。』で小宮を演じたのは、俳優の染谷将太(そめたに しょうた)さんと声優の悠木碧(ゆうき あおい)さんです。

染谷将太さんが大人の小宮を、悠木碧さんが小学生の小宮を演じています。

染谷将太さんのプロフィール・主な出演作

【プロフィール】

所属事務所:トイズファクトリー

生年月日:1992年9月3日

身長:172cm

出身地:東京都

受賞歴:第25回日本映画プロフェッショナル大賞・主演男優賞、第36回日本アカデミー賞・新人俳優賞、第3回TAMA映画賞・最優秀新進男優賞ほか


【主な出演作】

『ヒミズ』住田祐一(すみだ ゆういち)

『寄生獣(きせいじゅう)』泉新一(いずみ しんいち)

『悪の教典』早水圭介(はやみ けいすけ)

『バクマン。』新妻エイジ(にいづま エイジ)

『麒麟がくる』織田信長(おだ のぶなが)など

悠木碧さんのプロフィール・主な出演作

【プロフィール】

所属事務所:青二プロダクション

生年月日:1992年3月27日

身長:145cm

出身地:千葉県

趣味:第6回声優アワード・主演女優賞、クランチロール・アニメアワード2025・最優秀声優賞ほか


【主な出演作】

『魔法少女まどか☆マギカ』鹿目まどか(かなめ まどか)

『君の名は。』名取早耶香(なとり さやか)

『幼女戦記』ターニャ・デグレチャフ

『ヒーリングっど♥プリキュア』花寺のどか(はなでら のどか)/キュアグレース

『薬屋のひとりごと』猫猫(マオマオ)など

 

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成長に伴う小宮の変化

作品を通してキャラクターの成長を追えるのも『ひゃくえむ。』の魅力の一つ。

ここでは、成長に伴って変化する小宮のキャラクター性について解説します。

小学校~中学時代:骨折により陸上に打ち込めず

一人で練習を始め自己最速となっていた小宮は、ある日、トガシに「ガチの勝負」を挑みます。

2人きりで行う非公式の競走でしたが、小宮はトガシに食らいつき、両者譲らない互角の展開でした。

しかしゴールまであと数メートルというところで小宮は倒れ、起き上がれなくなってしまいます。

連日の無理なフォーム変更と過度な練習により、小宮は競争の前日から足を痛めており、ついに疲労骨折してしまったのです。

たとえ自分の負けでも何とかしてゴールしようと執念を見せる小宮ですが、駆け付けてきた仁神(にがみ)に止められ、静かに涙を流しました。

その後、小宮は短期入院し、トガシに別れも告げないまま家庭の事情で九州の学校へ転校してしまいます。

また、中学に入学してもまだ小宮の足は完治せず、中学時代は部活に入らず一人でひっそり練習していました。

高校時代:トラウマを乗り越え、勝ちにこだわる

九州の陸上強豪校・西沢高校に入学した小宮。

中学時代の一人練習の成果もあり、小宮の走りはスピード・技術ともに進化していましたが、一つ致命的な欠陥を抱えていました。

小学生のときに足を骨折した経験がトラウマとなり、トップスピードに乗る直前で無意識に減速する癖がついてしまったのです。

小宮は、スタートダッシュは良くても後半で失速するのを繰り返し、良い成績を残せませんでした。

そんなとき、「日本100メートル界の絶対王者」といわれる名選手・財津(ざいつ)と話す機会があり、財津の言葉によって小宮はトラウマを克服します。

しかし、トラウマを脱して速くなった小宮は、部長の経田(つねだ)から妬まれ部内いじめの対象になってしまいました。

数々の嫌がらせを受けて追い詰められた小宮は、「仲間」よりも「速さ」に再び執着するようになっていきます。

社会人時代:日本短距離界のエースに成長

大人になった小宮は「日本短距離界のエース」といわれるほどの選手に成長します。

しかし本人は、高校時代の陸上部で孤立した経験の影響もあり、相変わらず記録に固執していました。

そんな中で挑んだ日本陸上準決勝、小宮はトップ選手の一人・海棠(かいどう)に敗れます。

海棠は後のインタビューで「記録を気にせず勝とうとした」と話し、これを見た小宮は「記録を気にしない人に記録で劣った」と強いショックを受けました。

ここまでやみくもに記録を求めて走り続けてきた小宮はようやく足を止め、「何のために走るのか」という問いへの答えを見つけようとします。

小宮の魅力

ここでは、小宮の魅力を紹介します。

作中、最も成長が面白いキャラクター

トガシと出会う前は、体育の短距離走でビリだった小宮。

しかしそこから「日本短距離界のエース」にまでのし上がっており、小宮は作中に登場するキャラクターの中でも、特に成長の伸びしろが大きいキャラクターだといえるでしょう。

走りの才能を持って生まれてきたトガシは、最初から陸上の世界で上位にいたからこそ、常に転落することを恐れていました。

一方、小宮は生まれつきの走りの才能はないものの、少しずつスキルを磨いて下位から上位へと上り詰めていきます。

このトガシと小宮の対比も『ひゃくえむ。』をより面白くしているポイントです。

ストイックに努力する姿勢

天性の走りの才能は小宮にはありませんが、彼は「誰よりもストイックに努力できる」という才能を持っています。

いくら小学生で気持ちが一直線になりやすいといっても、足を痛めるまで練習を繰り返し、さらにはケガを隠しながらライバルに勝負を申し込む人はそういないでしょう。

また、高校でのいじめ経験により小宮は「誰かに褒められるために走るのではない」という持論にたどり着いています。

この持論によって小宮はよりストイックになり、その後いくら好成績を残しても決して満足しませんでした。



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小宮の名言

ここでは、小宮のキャラクターがよくわかる台詞を3つ紹介します。

何のために走るかは、自由だ

小学生のときの小宮の台詞です。

当時の小宮は「風を感じて気持ちよく走れれば充分」という答えを見つけていましたが、成長の過程でどんどん答えを見失っていきます。

僕にしか行けないその世界を!目指してたはずだろ!?

高校時代、部活でいじめられ「もう他人に左右されない」と決意した際の台詞です。

いじめられる前は部活仲間とコミュニケーションを取っていましたが、決心してからはいじめが解消されても歩み寄ろうとしませんでした。

記録を出したらその先に何がある?

記録に執着していた小宮がトガシにした質問です。

このときの小宮は強い虚無感を抱いており、「何のために走るのか」を考え続けているようでした。

まとめ

『ひゃくえむ。』におけるもう一人の主人公・小宮について解説しました。

小宮は内向的な性格ですが、陸上においては常に真っ向から向き合い、挑み続けています。

また、日本を代表するエース級の選手となってもうぬぼれることなく、苦悩や葛藤を抱えて生きているのが特徴です。

生き様の解決策を走りに求めた小宮は、物語終盤でトガシと勝負を行い、「勝ちたい」という走りへの情熱を取り戻します。

手に汗握る2人のデッドヒートの様子は、ぜひご自身の目で確かめてくださいね!


参考

映画『ひゃくえむ。』公式サイト

ひゃくえむ。 | 【第1話】 / マガポケ | 少年マガジン公式無料漫画アプリ

 

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