『ひゃくえむ。』トガシのプロフィールを解説!年齢ごとの変化、魅力、名言も
『ひゃくえむ。』は、100メートル走を題材としたスポーツ漫画です。
2022年に手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した『チ。-地球の運動について-』の作者・魚豊(うおと)さんの連載デビュー作でもあります。
2025年9月には劇場アニメが公開され、根強い人気を誇る『ひゃくえむ』。
本作には多くのキャラクターが登場しますが、一貫して物語をけん引する主人公・トガシのことが気になっている方も多いでしょう。
この記事ではトガシのプロフィールや劇場アニメの声優情報、魅力などを詳しく解説します!
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『ひゃくえむ。』トガシのプロフィール
・本名:不明
・初登場時の年齢:小学6年生
・誕生日:不明
トガシのプロフィールは不明な部分が多く、作中では下の名前すら明かされていません。
ここでは、本編から見えたトガシの特徴や人柄を紹介します。
生まれつきの俊足を持つ天才スプリンター
物語開始時、小学6年生だったトガシ。
トガシは自身を「どこにでもいる普通の小学6年生」と評価していますが、足の速さだけは全くもって普通ではありませんでした。
小学校高学年男子における100メートル走のタイムは、平均18秒前後といわれています。
ところが、小学6年生のトガシは100メートルを12秒34という、小学生とは思えないタイムで駆け抜けられたのです。
この俊足は厳しいトレーニングや努力の積み重ねによるものではなく、トガシが持つ生まれつきの才能でした。
100メートル走でのトガシは文字通り無敵で、全国1位にも輝いています。
とはいえ、トガシは走ることや陸上競技が特別に好きというわけではありませんでした。
「走るのは好きではないものの足が速く、自分にはそれ以外何もない」
このように考えていたトガシは「でもそれだけでいいのだ」と自分を納得させていたのです。
小宮(こみや)との出会い
ある日の学校帰り、トガシは下手くそなフォームで全力疾走する、見知らぬ男の子とすれ違いました。
翌日、昨日の男の子が、自分のクラスへの転校生だったと知ります。
彼は小宮(こみや)といい、転校初日のあいさつでも暗くオドオドしていました。
そのため、早々に「オバケ」というあだ名をつけられ、いじめられっ子ポジションになってしまったのです。
しかしその日の放課後、歩いていたトガシの横をすさまじいスピードで誰かが走り抜けました。
走っていたのは、いじめられっ子転校生の小宮。
小宮は「現実より辛いことをすると現実がぼやける」という独自の理論のもと、現実逃避のためだけに走っていたのです。
小宮が酸欠で倒れたところにトガシは声をかけ、その日以降、トガシはときどき小宮に走りのアドバイスをするようになります。
運動会で手に入れた走りへの「熱」
運動会前日も、トガシは小宮に走りを教えていました。
トガシの小学校では、運動会の100メートル走で1位を獲ると、金メダルがもらえます。
金メダルといっても100円均一で売られているおもちゃで、数々の大会で正式なメダルやトロフィーを贈られているトガシにとっては無価値も同然でした。
しかし、小宮は「金メダル」という響きに純粋に憧れているようで、そんな小宮の姿を見てトガシは何も言えなくなります。
そしてやってきた運動会当日。
トガシは相変わらずの俊足で1位でしたが、小宮はスタート早々に転倒してしまい、それを見たクラスメイトは大笑いして口々に彼をバカにします。
このとき、走りの「才能」しかなかったトガシの胸の底に、確かな「熱」が宿りました。
トガシは小宮を嘲笑していたクラスメイトをぶん殴り、「ブチカマせ、小宮くんッ!!」と小宮に声援を送ったのです。
これまではただ「走るのが早いから」という理由だけで走っていたトガシですが、「湧き上がる熱」を手に入れて、少しずつ世界が変わっていきます。
トガシの声優は松坂桃李(まつざか とおり)さん&種﨑敦美(たねざき あつみ)さん
劇場アニメ『ひゃくえむ。』でトガシを演じたのは、俳優の松坂桃李(まつざか とおり)さんと声優の種﨑敦美(たねざき あつみ)さんです。
松坂桃李さんが大人のトガシを、種﨑敦美さんが小学生のトガシを演じています。
松坂桃李さんのプロフィール・主な出演作
【プロフィール】
所属事務所:トップコート
生年月日:1988年10月17日
身長:183cm
出身地:神奈川県
趣味:スノーボード、バスケットボール
【主な出演作】
『侍戦隊シンケンジャー』志葉丈瑠(しば たける)/シンケンレッド
『わろてんか』北村藤吉(きたむら とうきち)
『娼年(しょうねん)』森中領(もりなか りょう)
『梅ちゃん先生』安岡信郎(やすおか のぶお)
『孤狼の血(ころうのち)』日岡秀一(ひおか しゅういち)など
種﨑敦美さんのプロフィール・主な出演作
【プロフィール】
所属事務所:東京俳優生活協同組合
生年月日:9月27日
身長:157cm
出身地:大分県
趣味:邦画鑑賞
【主な出演作】
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』アーニャ・フォージャー
『葬送のフリーレン(そうそうのフリーレン)』フリーレン
『響け!ユーフォニアム/リズと青い鳥』鎧塚みぞれ(よろいづか みぞれ)
『わんだふるぷりきゅあ!』犬飼いろは(いぬかい いろは)/キュアフレンディ
『魔法使いの嫁』羽鳥智世(はとり ちせ)など
時を重ねて見られるトガシの変化
小学生のときは「足の速いヒーロー」のような存在だったトガシ。
しかし、そんなトガシも中学・高校へと上がり、大人になると、負けることへの恐怖や才能を持つがゆえの葛藤を抱えます。
ここでは、時々のトガシの立ち位置やキャラクター性について解説します。
中学時代:才能で食い繋ぐ
中学校に上がる前、小宮は突然転校してしまいます。
そのため、トガシと小宮は同じ中学には通いませんでした。
しかし、転校する少し前、トガシと小宮は2人だけで「ガチの勝負」をしていたのです。
勝負はトガシの勝ちでしたが、競争中もトガシは小宮をなかなか引き離せず、さらには勝負後に実は小宮が前日から足を疲労骨折していたと知ります。
「小宮が万全の状態なら、自分は負けていたかもしれない」と、トガシは初めて自身の敗北を意識し、以降は負けを恐れるようになりました。
トガシは中学でも陸上を続け、出場大会では依然として優勝し続けていましたが、体感で徐々に自分の才能が劣化しているのを感じます。
中学時代のトガシは「いつか誰かに追いつかれ、追い抜かれる」という恐怖でいっぱいでした。
高校時代:ライバルとの再会
中学時代を経てトガシは「俺はプレッシャーに弱い」と自己評価を下し、陸上強豪校ではなくあえて地元の鰯第二高校(いわしだいにこうこう)に進学しました。
また、高校では陸上部ではなくアメフト部に入部しようとします。
しかし、アメフト部が圧力をかけて陸上部を廃部に追い込もうとしていることを知り、理不尽に立ち向かおうと奮闘するうちに陸上への熱が最熱。
トガシはアメフト部への入部をやめて陸上部に入り、部の存続をかけた体育祭の部活対抗リレーでも勝利しました。
そして、その後のインターハイにて、トガシは小宮と久々の再会を果たします。
中学時代、選手として全く名前を聞かなかったのに、小宮は驚くほど精密な走りを見せる有能なスプリンターへと成長していました。
時を経て、2人のライバル関係が復活します。
社会人時代:停滞からのラストスパート
25歳になっても、トガシはまだ社会人選手として陸上を続けていました。
しかし、成績は緩やかな右肩下がりで、全国大会に出場しても結果は良くて決勝最下位止まり。
「すごい選手」から「普通の選手」に成り下がってしまったトガシは、走る目的さえ見失いかけていたのです。
ついには怪我が原因で企業契約も切られてしまいますが、トガシは「自身の陸上の終わり」が迫っているのを痛感してやっと陸上への熱や勝ちにこだわる執念を思い出しました。
日本短距離界のエースに成長していた小宮と再び勝負するため、トガシは最後のあがきをみせます。
トガシの魅力
ここでは、トガシの魅力を紹介します。
リアルな「人間味」に親近感を抱く
トガシは、スポーツ漫画の主人公によくある「明るい」「前向き」「努力し続けられる」といった特徴を持ちません。
明るく前向きに努力できるときもある一方で、プレッシャーに打ちのめされたり、負ける恐怖に怯えたり、時には陸上から目を背けようとしたりするときもあるのがトガシです。
そして、この時々で心情や調子が大きく揺れる人間味の強さこそ、本作におけるトガシの魅力といえるでしょう。
誰もが経験する心身の乱れを抱えながらも、自分が持つ熱やプライドのために奮闘するトガシに、共感するファンは少なくありません。
理不尽な場面で湧く勇気
トガシの陸上への温度感は時々で変わるものの、一貫して変わらないのが「理不尽への厳しさ」です。
小学生時代、努力していた小宮が運動会で笑いものにされているのを見て、トガシは胸が熱くなり一心不乱に小宮を応援しました。
また、高校でも、アメフト部に潰されかけていた陸上部の惨状を知り、トガシは考えや行動を大きく方向転換しています。
このように、トガシの心の奥底には常に理不尽に立ち向かう強さがあり、心の炎が燃えているときのかっこよさは唯一無二です。
トガシの名言
ここでは、トガシのキャラクターがよくわかる台詞を3つ紹介します。
100メートルだけ誰よりも速ければ、全部解決する
ネガティブな理由で走る小宮に、トガシが放った一言です。
トガシが持つこの哲学は、小宮の世界を大きく変えました。
0.01秒、勝ち続けるしかねぇ
プレッシャーと戦っていたときの台詞です。
このときのトガシはまだ中学生でしたが、陸上の世界で戦う厳しさを知るには十分な年齢でした。
じゃあ今俺は、何の為に走ってるんだ?
社会人選手として成績が振るわず、走る目的を見失っていたときの台詞です。
「何のために走るのか」は、物語を通したテーマの一つとなっています。
まとめ
『ひゃくえむ。』の主人公・トガシについて解説しました。
本作は、小学6年生だったトガシが大人になるまでの物語です。
トガシの中心には常に陸上がありますが、ずっと好調に活躍し続けられるわけではなく、時に停滞したり葛藤したりしながらも前に進みます。
ずっと「走る意味」を見出そうとしていたトガシがたどり着くゴールはどこなのか、そして宿敵・小宮との勝負はどうなるのか、ぜひ原作漫画や劇場アニメで確かめてみてください!
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参考
ひゃくえむ。 | 【第1話】 / マガポケ | 少年マガジン公式無料漫画アプリ
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