『吸血鬼すぐ死ぬ』の主人公・ドラルクは1話で何回死ぬの!?ドラルクの魅力や活躍エピソードを大公開

「ねとらぼ調査隊」にて、「あなたが一番好きな2021年秋アニメは?」というアンケートが実施されました。

同調査にて見事1位を獲得したのは、盆ノ木至(ぼんのきいたる)先生が描いたギャグコメディ作品『吸血鬼すぐ死ぬ』(秋田書店)です。


同作品は「吸血鬼」「死ぬ」などのワードをタイトルに散りばめていながら、爆笑必死のギャグコメディとなっています。

アニメ好きだけでなく、普段アニメを見ない若い女性や同作品が連載されている『週刊少年ヨチャンピオン』(秋田書店)の読者から絶大な人気を得ている作品です。


本記事では、同作品を彩るメインキャラクター・ドラルクの魅力や活躍が見られるエピソードをご紹介。

ちょっと抜けていて、愛嬌のあるドラルクの知られざる姿をたっぷりと紹介していきましょう。

 

INDEX

  • 『吸血鬼すぐ死ぬ』の基本情報
  • 『吸血鬼すぐ死ぬ』第1話のあらすじは?
  • ドラルクのプロフィール
  • ドラルクの「砂ァ…」遍歴
  • ドラルクをもっと知りたい!
  • 『吸血鬼すぐ死ぬ』の2期制作決定!
  • まとめ
  •  

    『吸血鬼すぐ死ぬ』の基本情報

    『吸血鬼すぐ死ぬ』が誕生したのは、2013年ごろのこと。

    2013年上期の「第80回・別冊少年チャンピオン合同新人まんが賞」において、佳作を受賞しています。

    受賞がきっかけとなり、同作品は『週刊少年チャンピオン』にて掲載され、盆ノ木先生のデビュー作となりました。

     

    その後2015年から『週刊少年チャンピオン』連載がスタートし、盆ノ木先生の代表作となっています。

    『吸血鬼すぐ死ぬ』は2021年9月時点で累計発行部数110万部を突破しており、2021年10月にはテレビアニメ化。

    『週刊少年チャンピオン』の読者だけでなく、コミカルで掴みどころのない独自の作風が評価され、若い女性や子どもたちからも支持されています。

     

    また、盆ノ木先生は『モブサイコ100』(小学館)や『ワンパンマン』(集英社)を生み出しているONE先生のアシスタントを務めていたことで有名です。

    盆ノ木先生曰く、『吸血鬼すぐ死ぬ』『ワンパンマン』の影響を“モロ”に受けていると言います。

    ONE先生の代表作である『ワンパンマン』と、盆ノ木先生の『吸血鬼すぐ死ぬ』の共通点を探しながら視聴すると面白いかもしれませんね。

    『吸血鬼すぐ死ぬ』第1話のあらすじは?

    『吸血鬼すぐ死ぬ』は、タイトルにもあるように“不老不死”というイメージがある吸血鬼が描かれている作品。

    しかし「吸血鬼が人を襲う」「血を吸って人間をおとしいれる」などのブラックな描写はなく、ただただ“ザコすぎる”吸血鬼がことあるごとに死んでしまうギャグコメディです。

     

    アニメの第1話『退治人(ハンター)来たりて空を跳ぶ』では、もう1人の主人公であるイケメン吸血鬼退治人(バンパイアハンター)のロナルドが、吸血鬼・ドラルクを退治しようとする場面からストーリーが始まります。

     

    ロナルドは「吸血鬼が住む城に行った子どもが帰ってこない」という依頼を受けて、ドラルクがいるであろう城に突入。

    噂でドラルクは、“真祖にして無敵”と囁かれており、ロナルドも気を引き締めながら依頼に挑みます。

     

    ロナルドは扉を開けるとともに「さあ出てこいドラルク!」と宣戦布告をすると、扉の影にいたドラルクはびっくりしすぎて死亡。

    「砂ァ…」と言いながら、アニメ開始40秒でドラルクは死んでしまいます…。

     

    あまりの展開の速さに視聴者も思わず固まってしまったようで、初回の放送では「開始1分以内で主人公死んだぞ!?」「真祖にして無敵とは…」「扉開けただけで死んじゃうってどういうこと!?」といった感想がSNS上に飛び交うほどでした。

     

    実は“真祖にして無敵”というキャッチフレーズは、観光バスのバスガイドさんが適当に言ったことが広まってしまっただけだそう。

    本物のドラルクはビビりで、すぐ死んでしまう“ザコ吸血鬼”だったのです。

     

    さらに“子どもが帰ってこない”と依頼されたはずが、実際は城にあったゲームに夢中になって帰りが遅くなっていただけだったというオチ。

    結局10分間にわたって放送されたアニメ第1話『退治人(ハンター)来たりて空を跳ぶ』で、ドラルクは10回にわたって死んでおり、怖い雰囲気などは一切感じられない内容となっていました。

     

    ロナルドとドラルクは、吸血鬼退治人と吸血鬼という宿敵同士です。

    しかしロナルド曰く、ドラルクは放置していても問題がない危険度“みみず”のザコ吸血鬼。

     

    ロナルドとドラルクが派手に暴れ回ったおかげで、破壊された城の代わりにドラルクはロナルドと生活をともにすることとなりました。

    アニメ本編では2人の共同生活の様子や、他の吸血鬼との対決シーンなどがコミカルに描かれています。

    ドラルクのプロフィール

    黒と紫のタキシードに身を包んだドラルクは、スタイル抜群でシュッとした見た目をしています。

    黒目が小さく三白眼なので、ちょっぴり怖い印象もありますが、中身はビビりでお調子者。

     

    “不死身の高等吸血鬼”として名を馳せている反面、ちょっとした精神的・物理的ダメージで死んでしまいます。

    死ぬと砂になってしまいますが、根は吸血鬼なので回復は早く、砂となってもすぐに息を吹き返します。

     

    また、吸血鬼としての変身能力は低く、思うような姿に変身できることは滅多にありません。

    数少ない成功例として「鼻息丸」と呼ばれるコウモリが挙げられますが、アニメの中でもロナルドに見せようと意気込んで変身すると蜘蛛のような姿になっていました。

     

    発言すべてが“フラグ”にしか思えないくらいトラブルを引き寄せる人柄ですが、ロナルドをはじめとして吸血鬼退治人や「神奈川県警吸血鬼対策課」からも憎まれすぎない愛すべきキャラクターです。

     

    ドラルクの「砂ァ…」遍歴

    精神的・物理的問わず、ちょっとしたことで死んでしまうドラルク。

    アニメ第1話では約1分に1回のペースで死んでは復活していますが、「こんなことで死んじゃうの!?」と思わずツッコミたくなる名場面をいくつかご紹介していきましょう。

     

    銃を構えられて「砂ァ…」

     

    扉を開けられて死んでしまったドラルクが次に死んでしまうのは、オープニングをはさんで2分50秒のシーン。

     

    砂から再生し「愚かな侵入者よ。この私を真祖にして無敵の吸血鬼ドラルクと知っての狼藉か?」とロナルドに問いかけます。

    ロナルドはすかさず「ああ、そうだ、バンパイアハンター・ロナルド様がテメェを退治しに来たぞ!」と言いながら銃を構えると、ドラルクは「そうですか…」と砂になってしまいます。

     

    アニメ開始からわずか3分足らず、しかも銃を構えられただけで死んでしまうとは、弱小吸血鬼と言われても仕方ないですね…。

     

    小学生にタックルされて「砂ァ…」

     

    アニメ第2話にて放送された『新横浜に花と散るらむ』にて、ドラルクは下等吸血鬼をハントするために1人で夜道を歩いていました。

    すると不意打ちで小学生が「小学生タックルー!」と言いながら、ドラルクにタックルをお見舞い。

     

    普通の人であれば避けたり、受け止めたりできるものの、ドラルクは物理的な攻撃にもめっぽう弱い吸血鬼。

    ここでも「砂ァ…」と言いながら塵になってしまい、小学生からバカにされてしまう始末です。

    結局小学生からは「クソザコおじさん」と呼ばれてしまい、必要以上に虐げられていました。

     

    ちなみにアニメ第7話『そして父が来る』では、ドラルクは小学生たちにピッカピカの泥団子にもされており、“いいおもちゃ”として扱われています。

    ドラルクをもっと知りたい!

    すぐ砂になってしまい、人の懐につけ込むのがうまいドラルク。

    しかし新横浜の人々や吸血鬼退治人たちからは愛され、受け入れられている存在です。

     

    愛されキャラのドラルクには、どのような魅力があるのか詳しく紹介していきましょう。

     

    料理がうますぎる!

     

    ドラルクの料理上手は、なぜか吸血鬼の間では有名な話のよう。

    実際にアニメの中でも調理シーンや、完成した料理が食卓に並ぶ描写がありますが、どれも色鮮やかで食欲をそそる料理ばかりです。

     

    「神奈川県警吸血鬼対策課」のエリート隊員ヒナイチは、ドラルクの料理の虜になっており、ことあるごとに手料理を食べさせてもらっています。

     

    ちなみにヒナイチとドラルクが出会う最初のシーンでは、あまりにドラルクが紳士的すぎてヒナイチが頬を赤める描写も…。

    2人の関係がどう変化するのかも見どころの1つと言えるでしょう。

     

    欲に従順な姿勢に笑えてくる!

     

    アニメ第2話の『新横浜に花と散るらむ』では、ロナルドに自分の給料形態はどうなっているのか問いかけます。

    しかしドラルクが普段やっていることといえば、使い魔のアルマジロ・ジョンとダラダラしていたり、ロナルドの代わりに家事をしていたりと、吸血鬼退治には関係のないことばかり。

     

    ロナルドの「吸血鬼退治事務所」に無断で住みついている上に、給料を要求するなんてもってのほかのはず。

    それでもドラルクは「私の給料ってさ翌月払い?固定給に歩合がつく感じ?」「今月はどれくらい?50万くらい?」と一歩も引きません。

     

    他にも「吸血鬼にとって最も美味なのは、うら若き処女の生き血なのだよ」「あー綺麗なうなじの女の子にガブっといきたい」などと欲望をあらわにする発言が飛び出す場面も。

    自分の欲に従順で裏表がないことも、ドラルクの魅力と言えるのかもしれません。

    『吸血鬼すぐ死ぬ』の2期制作決定!

    『吸血鬼すぐ死ぬ』は12月20日に惜しまれつつも、アニメの最終回を迎えました。

    しかし同日にはアニメ第2期の制作が公表され、ファンは大興奮。

    ネット上は「またドラルクが拝めるなんて楽しみー!」「2期制作決定おめでとうございます!」「いつも元気をもらっているアニメだったので、2期の発表がめちゃくちゃ嬉しい…!」などと歓喜の声で溢れていました。

    第2期の続報は同作品の公式サイトや、盆ノ木先生のTwitterなどにて公表されるようなので、こまめにチェックしてみてくださいね。

    まとめ

    一見怖そうな見た目をしているものの、周りの人々やファンから愛され、今日も好き勝手に生きているドラルク。

    ロナルドたちと繰り広げるボケとツッコミのコミカルなやりとりや、すぐに死んでしまうザコ具合、それでいて女性には紳士的な一面を見せるなど、知れば知るほどドラルクのことが好きになってしまうこと間違いなしです。

     

    『吸血鬼すぐ死ぬ』は原作漫画も発売されているため、さらにドラルクの魅力や爽快ギャグコメディを楽しみたい人はチェックしてみてくださいね。

     

    ライター:カルコレ編集部 彅野アン

     

    <参考>

    『吸血鬼すぐ死ぬ』の公式アニメサイト

    https://sugushinu-anime.jp

     

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