『ヤッターマン』のストーリーや当時の視聴率、最新のコラボ情報を紹介|根強い人気を誇る昭和の名作アニメ

中高年の方であれば、一度は「ヤッターマン」という名前を聞いたことがあるのではないのでしょうか。

ヤッターマンは昭和時代に社会現象を起こすほどの人気を誇る作品として有名でした。

そこで今回は、根強い人気を誇るヤッターマンのストーリーや当時の視聴率、最新のコラボ情報について紹介していきます。

ヤッターマンの作品概要

ヤッターマンはタイムボカンシリーズの2作目として1977年1月1日から1979年1月27日までフジテレビ系列で放送されました。

タイムボカンシリーズとは、タツノコプロにより制作された日本のSFギャグアクションアニメシリーズです

当時はハードなアクションを強みとしていましたが、新しい芸風を取り入れたいという理由から、SFギャグアクションを題材としてシリーズ化することが決定したのです。

タイムボカンシリーズの1作目は1975年に放送された「タイムボカン」です。

ちなみにタツノコプロは、今までに「新世紀エヴァンゲリオン」「ガッチャマン」などを制作した会社として有名です。

ちなみに監督は、これまでに「平成天才バカボン」「オバケのQ太郎」を手掛け、ギャグアニメの帝王とも言われる笹川ひろしさんです。

2年間に渡り、全部で108話放送されました。

その後、2008年1月から2009年9月まで日本テレビ系列にて再び放送されました。

この時の総監督も笹川ひろしさんです。

監督は、「ポケモン」や「クレヨンしんちゃん」の演出を考えたことのある鴫野 彰(しぎの あきら)さんと、「ケロロ軍曹」や「犬夜叉」の演出担当の経験がある菱田 正和(ひしだ まさかず)さんが携わっています。

 

2009年3月にはヤッターマンが実写化として映画上映され、ヤッターマン1号役を嵐の櫻井翔さん、ヤッターマン2号役を福田沙紀さん、ドロンジョ役を深田恭子さんが演じるなどで注目を浴びました。

2015年にはヤッターマンのスピンオフ作品でドロンボー一味が主役の「夜ノヤッターマン」がTOKYO MX、読売テレビで放送されました。

また、同年にはニュース番組「ZIP!」では、「グッド・モーニング!!!ドロンジョ」という1分間の短編アニメが1年間放送されるなど、ヤッターマンという作品は長期に渡って幅広いユーザーに認知されている作品です。

ヤッターマンのあらすじ

おもちゃ屋の息子である主人公の高田 ガン(たかだ ガン)は、父親が大きな犬型のロボットの製造を途中で中止したことに気付きます。

そのロボットをガールフレンドである上成 愛(かみなり あい)と一緒に完成させようとするのでした。

しかし、このロボットを完成させてしまうと、父親がお金を稼ぐための手段にしか使わないかもしれないと察知して、正義のために使うことを決意します。

そして、上成 愛と共に「ヤッターマン」として悪を退治するヒーローになることを誓うのでした。

一方で、悪徳商売で金を稼ぐ悪党・ドロンボー一味は、「泥棒の神様」を自称する謎の男

ドクロベーから、「世界のどこかに散りばめられたドクロストーンを4つ全て集めたら金塊を半分差し上げよう」という条件を了承し、ドクロベーに従いドクロストーンを集めようとします。

ドロンボー一味の計画を知ってしまった高田 ガンと上成 愛はヤッターマン1号、ヤッターマン2号になり、ロボット犬であるヤッターワンと共にその計画を阻止するのでした...。

というのが大まかなあらすじです。

登場人物・主要キャラクター

ヤッターマンに登場するキャラクターを紹介します。

高田 ガン(たかだ ガン) / ヤッターマン1号

本作の主人公。

愛称は「ガンちゃん」。

年齢は13歳で、正義感が強く、何事にも熱心に取り組む性格です。

変身する時には、普段着ている青色のツナギを裏返すことでうヤッターマン1号になります。

武器はケンダマジック。

ドロンボー一味との対決時には、「ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えない!」が決め台詞です。

しかし、物語後半にはドロンジョを口説くことが頻発し、上成 愛から怒られるパターンが鉄板となっていました。



上成 愛(かみなり あい) / ヤッターマン2号

主人公である高田 ガンのガールフレンド。

愛称は「アイちゃん」。

年齢は12歳で、高田 ガンと同じで正義感が強く、ドロンボー一味には容赦しません。

武器はシビレステッキ。

上成 愛も高田 ガン同様にツナギを着ており、変身時には黄色のツナギを裏返しにしてヤッターマン2号へと変身。

物語後半では、高田 ガンがドロンジョを口説いている姿を見て、怒りを露わにするなど、自分の心に素直な一面もみられます。

ドロンジョ

ドロンボー一味のリーダーでもあり、お色気担当でもあります。

愛称は「ドロンジョ様」、「ドロンコ」と呼ばれており、年齢は24歳。

宝石やお金が大好きで、悪徳商売をする時以外では常にフード型の仮面を被っています。

第88話では、高田 ガンことヤッターマン1号の瞳に惚れてしまい、それ以降は恋心を抱くようになります。

その気持ちに気づいたのか、ヤッターマン1号も次第にドロンジョを口説くようになり、

ヤッターマン2号こと上成 愛から激しい嫉妬心を抱かれるのでした。

好きな食べ物はフライドポテト。嫌いなものはネズミとこんにゃく。

ヤッターマンとの戦闘時は基本的に参加することはなく、ボヤッキーとトンズラーが戦います。

しかし、メカを操作することも可能です。

ドロンジョは悪役でありながらも性格が良く、ボヤッキーとトンズラーが作戦に失敗しても怒ることはなく許すなど、姉御肌な一面も垣間見えます。

ドロンボーが解散する時には、「いい女は振り返らないものなんだよ」と涙を拭う場面もありました。

時々、ポロリシーンが見受けられるなど、お茶目な一面もあります。

ボヤッキー

メカを扱うことが得意で、​​作戦を練ったりするなど、ドロンボー一味の中でも頭脳派です。

年齢は25歳でドロンジョよりも年上。

自身の故郷である福島県会津若松市に、恋人である「おハナちゃん」を残してドロンボー一味に加入。

話す時には「アタシ」または「ボクちゃん」というオネエ言葉が特徴です。

たまに悪徳商売で儲けたお金を盗むなどの一面もありますが、一度交わした約束はちゃんと守るなど、真面目でもあります。

ヤッターマンとのメカ戦では、余計な物を作ったり謎のこだわりを見せてしまい、ヤッターマンから返り討ちにされることがほとんどですが、稀にヤッターマンと互角の戦いを繰り広げることもあります。

最終回では、ドロンボー一味が解散することに対して一番納得していませんでしたが、その後は故郷で待っているおハナちゃんと結婚して蕎麦屋を開業しました。

ボヤッキーのモデルは監督の笹川ひろしさんとも言われています。

トンズラー

ドロンボー一味の中で1番のパワーを誇ります。

年齢は30歳と、ドロンボー一味で1番の年長者。

岩手県出身で、以前まではプロレスラーとして活躍していました。

口癖は「〜まんねん」と、関西人でないのにも関わらず、関西弁を良く使います。

序盤の悪徳商売では、客に対して恐喝するなど自分よりも弱い相手には容赦しませんが、ヤッターマンなどの強い相手に対しては、ドロンジョに泣きながら助けを求めます。

ドクロベー

「泥棒の神様」であると自称する謎の人物。

ドロンボー一味に対して、ドクロストーンを探せと命令します。

ドクロベーの本当の正体はドクロ惑星から来たXYZ星人という宇宙人。

地球が爆発してしまった時に自分の体が分解されて地球のどこかに落ちてしまいました。

自分の体こそがドクロストーンであり、ドロンボー一味には嘘をついて探させます。

毎回ヤッターマンにやられてしまうドロンボー一味に対しては「お仕置きだべ」と言ってお仕置きをおこないます。

この独特な言い方が当時話題となりました。

ドクロストーンを探すように命じているドクロベーですが、どこにあるかなどの情報は本人にも分からず、見つからない原因はドクロベー本人にあるのではないかとドロンボー一味は気付くようになります。

当初は「ドクロベー」という名前でしたが、途中からは「ドクロベエ」と名前の表記が変わっています。

テレビアニメ放送当時の人気と視聴率について

ヤッターマンは1977年1月1日から1979年1月27日までの2年間フジテレビ系列で放送されましたが、2年間の平均視聴率は20.1%と驚異的な数字を叩き出し、最高視聴率は第11話の28.4%。

この数字はタツノコプロが制作しているアニメの中でも一番と言われています。

その結果、ヤッターマンのおもちゃは現時点(2021年10月末)で合計出荷数が120万個を超えました。

 

人気の秘密は主に2つあります。

1つ目は放送する時間帯です。

当時のヤッターマンは毎週土曜日の18:30〜19:00までの30分間放送されていました。

この時間帯はちょうど家族で夜ご飯を食べるタイミングと重なっていたため、家族と一緒に観るという人が非常に多かったことが要因のひとつと言えます。

2つ目はヤッターマンの覚えやすい決め台詞です。

ドロンボー一味と対戦する時には必ず、「ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えない」とセリフを放ちます。

また、戦闘終了後には「勝利のポーズ、ヤッター、ヤッター、ヤッターマーン」という覚えやすいキャッチフレーズが子供達の間で話題となり、瞬く間に広がりました。

ボキャブラリー要素も含まれていたので、子供はもちろん、大人まで楽しく観ることができたからこそ人気の作品となったのです。

最新コラボ情報(2021年10月時点)

2021年の6月よりアパレルブランド「Design Tshirts Store graniph(グラニフ)」とのコラボがおこなわれており、ヤッターマンがプリントされているTシャツやワンピースなどが販売されています。

詳細な内容はこちらをご覧ください。

 

また、タツノコプロの創立60周年を記念して、2021年10月6日よりヤッターマンに登場するキャラクターが今話題のNFTとして販売が決定しました。

これからもコラボがあるかもしれないので、続報に期待です。

ヤッターマンを視聴するには

ヤッターマンを視聴する方法は2つ。

1つ目は動画配信サイトでの視聴です。

ヤッターマンは現在、以下の動画配信サイトにて視聴することができます。

 

登録している配信サイトがあれば視聴してみましょう。

2つ目はレンタルです。

どうしても動画配信サイトの登録が難しいのであれば、DVDなどをレンタルして視聴しましょう。

まとめ

今回はヤッターマンのあらすじやキャラクター紹介、当時の視聴率などについて紹介しました。

ヤッターマンは古くから愛されているアニメであり、今でも老若男女問わず多くの人から認知されている作品です。

今回の記事をキッカケに、懐かしいと感じた人はもう一度見返してみてはいかがでしょうか。

ライター:カルコレ編集部 shoji suzuki

 

<参考資料>

Wiki|ヤッターマン

昭和ラブ|ヤッターマンはタイムボカンシリーズの最高傑作!濃いキャラたちが勢ぞろい!

PRTIMES|タツノコプロ創立60周年記念特別企画!人気アニメ「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」とPlayMiningがコラボレーション!

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