タイガーマスクとは?歴代タイガーマスクのまとめと最新情報2025
プロレスファンでなくとも、一度はその名前を耳にしたことがあるであろう「タイガーマスク」。その名はアニメ・漫画原作に端を発し、やがて実際のリングにも降臨。空前のブームを巻き起こしたマスクマンは、時代を超えて受け継がれ、現在もなおリングに立ち続けています。
この記事では、初代から最新の“七代目”まで、歴代タイガーマスクの歴史と最新情報を丁寧に解説します。
タイガーマスクとは?
「タイガーマスク」は、梶原一騎原作・辻なおき作画のプロレス漫画、およびそれを原作とするアニメに登場する覆面レスラー。孤児院出身の主人公・伊達直人が、悪役レスラー軍団「虎の穴」を裏切り、正義のプロレスラーとして活躍するというストーリーは、1970年代に社会現象となりました。
この空想の存在が、現実のリングに実在のレスラーとして登場したのは1981年。アニメと現実が交差する「リアル・タイガーマスク」こそが、プロレス界に革命をもたらしたと言っても過言ではありません。
歴代タイガーマスクまとめ
40年以上にわたる歴史のなかで、タイガーマスクはさまざまな選手により継承されてきました。以下に、歴代順に紹介します。
初代タイガーマスク:佐山サトル(1981年〜1983年)
・所属:新日本プロレス
・スタイル:空中殺法とスピードを融合した革新的スタイル
・主な技:タイガースープレックス、ミサイルキック
アニメの世界から現れたかのような存在感と革新的なスタイルで、プロレスファンの度肝を抜いた初代。日本にルチャリブレの技術を広めた功労者でもあり、UWFの創設者としても知られます。わずか3年でリングを去るも、そのインパクトは永遠。
二代目タイガーマスク:三沢光晴(1984年〜1990年)
・所属:全日本プロレス
・スタイル:空中殺法+強靭な打撃・スープレックス
・主な技:タイガードライバー、エルボー連打
初代引退後、アニメ第二作の放映とともに誕生した新たなヒーロー。のちに素顔で活躍し、全日本プロレス→プロレスリング・ノア創設へと歩む、歴史的レスラー。初代とは異なる魅力で「リアル・タイガーマスク像」を深めました。
三代目タイガーマスク:金本浩二(1992年〜1994年)
・所属:新日本プロレス
・スタイル:ジュニアヘビー級の王道スタイル
・特徴:タイガーマスクとして活動後は素顔で長く活躍
三代目としては異色の選手で、ジュニアヘビー級の選手ながら、実直で堅実なファイトで観客の支持を集めました。マスクマン時代の知名度を経て、素顔でのキャリアを確立した例でもあります。
四代目タイガーマスク:現役選手(1995年〜現在)
・所属:新日本プロレス
・正体:非公表(広く知られているが公式には伏せられている)
・特徴:20年以上にわたってタイガーマスクを継続中
歴代で最も長くタイガーマスクを務めているのが、この四代目。ジュニアヘビー級戦線を支えたほか、マスクマンとしての完成度も高く、プロレス入門者にも親しまれる存在。試合数こそ減ってきたものの、現在も現役を続けています。
五代目タイガーマスク:美濃輪育久(ミノワマン)(2005年〜)
・所属:リアルジャパンプロレスほか
・特徴:初代・佐山サトルの弟子。格闘技的なアプローチのタイガー。
四代目とは別系譜として誕生した五代目は、初代の精神的後継を名乗る存在。より実戦的な格闘技色を帯びたスタイルは、一風変わったタイガーマスク像を提示しました。
七代目タイガーマスク:武尊(たける)
・登場:2023年以降
・正体:格闘家・武尊(たける)
・特徴:キックボクシング界のスターが、マスクをかぶってプロレスリングに参戦
格闘技界の人気選手・武尊が、佐山サトルから「七代目」を認定されたことで新たな話題に。これまでのプロレスラー系譜とは異なる、新たな流れの“タイガーマスク”がここに誕生しました。
タイガーマスク“6代目問題”とは?
「六代目タイガーマスクは誰か?」という問いには、明確な答えが存在しません。
佐山サトル氏ら関係者によれば、“思い思いの6代目がいる”という状況のため、公式に「6代目」として確定するつもりはないとされています。
以下は“6代目候補”とされてきた存在です。
タイガーマスクW(アニメおよび実写)
2016年放映のテレビアニメで登場。新日本プロレスともタイアップしており、実際に飯伏幸太がマスクをかぶりリングに登場しました。
テレビアニメ公式サイト:https://www.toei-anim.co.jp/tv/tigermask_w/
実写映画版タイガーマスク(ウエンツ瑛士)
2013年の実写映画で主演を務めた。プロレス団体とは無関係な企画ではあるが、タイガーマスクの名を背負った存在として注目されました。
▼Amazonプライムビデオで見る
公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/tigermaskmovie
藤原敏男
2013年に開催された「梶原一騎杯~真樹日佐夫追悼興行~」にて、タイガーマスクのコスチュームで登場。「実写映画版の“中の人”」という意味で、象徴的に“6代目”と称されることも。
このように、正統な継承者が存在しないがゆえに「6代目タイガー」は未確定のままなのです。
派生キャラクター紹介
タイガー・エンペラー
・正体:田中稔(とされる)
・登場:主にNOAHなど
・特徴:金色の豪華なマスクと風格あるファイトスタイル
タイガーマスクの“進化形”とも言える別系統のキャラクター。
タイガードリーム(女子版タイガーマスク)
・登場団体:LLPWなど女子団体
・特徴:女性レスラーがタイガーマスクの名を冠した派生キャラ。演者は複数存在。
タイガーマスクの最新情報(2025年)
・四代目タイガーマスクは現在も新日本プロレスで現役として活動中。
・七代目・武尊がプロレスと格闘技の橋渡し役として、タイガーの名を継承。
・六代目問題は未解決のまま。複数の候補が存在する状態が続いています。
今後、公式に「六代目」が確定されるかどうかは未定ですが、“タイガーマスク”という名を背負う者が複数存在している現状自体が、このキャラクターの広がりを物語っているとも言えるでしょう。
また、2025年5月29日、元新日本プロレス専務取締役で“過激な仕掛け人”として知られた新間寿さんの通夜が都内で営まれ、関係者ら約380人が参列しました。初代タイガーマスク・佐山聡も参列し、恩人への深い感謝と別れを語りました。
佐山にとって新間氏は、「マスクマンとしての自分を世に出してくれた生みの親」であり、「父親のように温かく支えてくれた存在」と述懐。デビュー当時の思い出が走馬灯のようによみがえったと語り、「ビデオで自分の試合を見てニヤニヤしていた姿が印象的だった」と振り返りました。
(引用:難病と闘う初代タイガーマスク佐山聡「急に声が出るように」恩人の新間寿さん死去翌日から突然の回復明かす 生前の激励に涙「父親のような人」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース)
まとめ
タイガーマスクとは、単なるプロレスラーの名前ではなく、世代とメディアを超えて受け継がれるヒーロー像そのものです。
初代から七代目まで、それぞれのタイガーが背負ってきた「虎の仮面」は、時にストロングスタイルを、時に夢や正義を象徴しながら、今もリング上で命を吹き込まれています。
これからもきっと、“新たなタイガーマスク”が登場するでしょう。そのとき、私たちはまた、あのマスクに胸をときめかせるのです。
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