『東京リベンジャーズ』登場人物のファッション分析・考察【前編】各キャラクターの髪型・服装・アクセサリーなどを徹底分析!

『週刊少年マガジン』で絶賛連載中の著:和久井健の大人気漫画『東京リベンジャーズ』。

20214月よりアニメ『東京リベンジャーズ』もスタートしましたが、第1期は、2クール(全24話)で最終回を迎えました。ご覧になった方も多いのではないでしょうか。

アニメ第2期のスタートが待ち遠しいですが、今回の記事では『東京リベンジャーズ』に登場する魅力あふれるキャラクターたちのファッションについて分析・考察していきます。

INDEX

『東京リベンジャーズ』のあらすじ

登場人物のファッション分析・考察

  • 佐野 万次郎(さの まんじろう) 通称:マイキー
  • 龍宮寺 堅(りゅうぐうじ けん) 通称:ドラケン
  • 場地 圭介(ばじ けいすけ) 通称:場地
  • 三ツ谷 隆(みつや たかし) 通称:三ツ谷
  • 林田 春樹(はやしだ はるき) 通称:パーちん
  • 河田 ナホヤ(かわた なほや) 通称:スマイリー
  • 河田 ソウヤ(かわた そうや) 通称:アングリー
  • 武藤 泰弘(むとう やすひろ) 通称:ムーチョ
  • 花垣 武道(はながき たけみち) 通称:タケミっち
  • 松野 千冬(まつの ちふゆ) 通称:千冬
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    『東京リベンジャーズ』のあらすじ

    何の取り柄もなく、ダメフリータ生活で、ただ日々を過ごし続ける花垣武道(はながき たけみち)。

    ある日、中学生時代に人生で唯一付き合っていた彼女、橘日向(たちばな ひなた)が、関東最凶最悪の犯罪組織「東京卍會」の抗争に巻きこまれて、死亡したことをテレビのニュースで知ります。

    あくる日、駅のホームに立つタケミチは、ホームに向かってきている電車の線路内に、何者かの手によって突き落とされます。

    迫りくる電車に「死」を覚悟したタケミチでしたが、目を開けるとそこは電車の中。

    何故か12年前の中学生時代にタイムリープしていました。

    この出来事がきっかけとなり、未来のヒナタを救うため、逃げてばかりいた自分の人生を変えるため、花垣武道の戦いが始まります。

    登場人物のファッション分析・考察

    ここでは、アニメ第1期までの過去(タケミチがタイムリープした12年前)を中心に、各登場人物のファッションの特徴を分析・考察していきます。

    一部アニメ第1期では明かされていない情報も含みます。

    ここからはネタバレも含まれます。

    佐野 万次郎(さの まんじろう) 通称:マイキー

    東京卍會 初代総長。

    髪型・髪色

    マイキーの髪型は、ミディアムレイヤーヘアーで、前髪を上にあげて止めています。襟足は肩につくくらいで、前髪からサイドに掛けて軽く外ハネさせて、レイヤーが入っています。

    髪色は黄色味が弱いため、金髪というよりはハイトーンベージュ系かと思われます。アニメではそんな感じですが、原作漫画イラストではピンクベージュ系の色になっています。

    服装

    マイキーの特攻服から見ていきます。総長であるマイキーの上着はロング丈になっています。
    着こなしは肩に羽織り、中に白地の
    VネックのTシャツを着ています。
    胸には「天上天下」「唯我独尊」、背中に「初代」「東京卍會」、左腕に「初代総長」、右腕に「暴走卍愚連隊」、ズボンには「神卍風」と刺繍が入っています。そしてアイボリーのブーツを着用。

    特攻服以外の恰好で登場したのは、学生服がありました。
    裏地が赤の学ランを肩から羽織り、ズボンはボンタン
    (わたり幅が広く、裾幅が狭まっている学生ズボン)、ビーサン(ビーチサンダル)を履いていました。

    その他にも甚平姿で何度も登場、愛美愛主(メビウス)の長内と戦ったときは、中に白のタンクトップを着て、その上に首元が大きくあいた黒のボートネックシャツ風、下にゆったり目で黒のサムエルパンツ風なパンツにビーサン。
    左足首にアンクレットを付けていました。

    あとは、ロング丈の白・黒・グレーのブロックチェックチャツに黒の細身のパンツにスニーカーといった服装でも登場しています。
    ちなみにマイキーはビーサン派なので、
    10月から3月の間しか靴は履かないそうです(特攻服時を除く)

    エマとのデートの場面では、ブロックチェックシャツの代わりにグレーのパーカーを着ていました。

    龍宮寺 堅(りゅうぐうじ けん) 通称:ドラケン

    東京卍會 初代副総長。

    髪型・髪色

    ドラケンの髪型はモヒカンと辮髪の中間ですね。モヒカンは前から後ろまで中央を残す髪型、辮髪は後頭部のみを残して編み込む髪型です。

    このモヒカンと辮髪を合わせて、右片側の前髪を垂らしたのがドラケンの髪型ですね。

    髪色はアニメのドラケンを見るとマイキーより透明感があり白っぽいことからハイトーンのプラチナブロンド系の色だと思われます。気合いの入った髪型ですね。

    タケミチの4回目のタイムリープ後の現代に戻った時のドラケンは死刑囚として服役中で、その時はスキンヘッドになっていました。

    服装

    ドラケンも特攻服から見ていきます。
    特攻服の形状は初代総長であるマイキーだけ特別になっていて、副総長であるドラケン以下は全員、ツナギタイプになっています。そして白いベルト。
    ドラケンのモノは左腕の刺繍が「初代副総長」になっています。

    そしてドラケンの普段着で目を引くのが柄的にはアーガイル柄を基調としながら、エスニック風でもあり、アジアン風でもありそうなシャツやカーディガン・フード付きコートなど、このような系統のデザインが好きなようです。

    制服の上着でもマイキーは制服を羽織っていましたが、ドラケンはこのシャツを着ていました。
    ズボンはカーゴパンツなどダボっと系が多く、ブーツを履いています。

    タトゥー・ピアス

    左のこめかみから耳うしろに向かい、ドラゴンのトライバルのタトゥーが彫ってあります。しかも彫ったのは小学5年生ですから、驚きです。

    トライバル:タトゥーの絵柄の呼び方のひとつで、本来いろいろありますが一般的には黒の塗りつぶしを主体としたタトゥーの総称として「トライバルタトゥー」と呼ばれています。

    タトゥーを彫った時には、すでに左耳にリングピアスもしていました。

    場地 圭介(ばじ けいすけ) 通称:場地

    東京卍會 壱番隊隊長

    髪型・髪色

    黒髪・真ん中分け・ロン毛で肩下ぐらいまでありました。
    ケンカの時はいつも髪をオールバックにしてひとつで束ねる姿はすごくカッコよかったですよね。

    東卍結成時の場地は黒の真ん中分けでミデイアムぐらい、千冬と出会ったころは、学校では髪の毛を後ろで束ねて七三頭をしていましたが、その時は逆にケンカの時にほどいていました。この時は黒髪に肩ぐらいまでの長さでした。
    そのまま、どんどん髪を伸ばしていった感じですね。

    服装

    まずは東京卍會の特攻服です。一般隊員との違いは左腕に「卍壱番隊 隊長」と刺繍が入っています。

    場地の普段着姿はあまり登場していませんが、結成当時には赤と黒のボーダーシャツを着て、ベージュのワイドパンツを履いていました。学校の制服はブレザーでしたね。

    芭流覇羅(バルハラ)加入後は、芭流覇羅のチームジャケットを着ていました。

    三ツ谷 隆(みつや たかし) 通称:三ツ谷

    東京卍會 弐番隊隊長

    髪型・髪色

    ツーブロックのベリーショートヘアーです。
    三ツ谷は眉毛も特徴的で眉毛に剃りこみを入れています。髪色はシルバー系で、アニメではシルバーアッシュ系に見えます。

    原作をみると軽くパープルが入って、ハイトーンのシルバーパープル系かと思われます。

    小学5年でドラケンに会い、出会いから1か月後にはサイドを剃りこみ、トップはソフトモヒカン風になっていました。

    服装

    「東京卍會」の特攻服で、左腕に「卍弐番隊 隊長」と刺繍があります。
    東卍創設メンバーの特攻服は、三ツ谷がすべて仕立てたそうです。その後、特攻服を三ツ谷自身が仕立てたのはタケミチのモノだけです。

    学生服を着ているときの三ツ谷はベージュのカーディガンを着ていました。
    また、普段着としては白の
    Tシャツの上に黒のノースリーブパーカーを羽織り、黒のニッカポッカっぽい太めのズボン、靴は黒のスニカーを履いていました。

    ピアス・ネックレス・タトゥー

    いつも左耳に十字架をデザインした大きめのリングピアス・普段着の時には十字架のシルバーネックレスと、十字架をデザインしたものが好きそうです。

    また、見えてはいませんが、実はドラケンと同じドラゴンのトライバルタトゥーが、ドラケンとは対称の右側頭部に彫ってあります。

    このドラゴンのタトゥー、実は三ツ谷のデザインしたものなのですが、ドラケンがカルビ丼と交換したというエピソードが原作漫画にあります。
    そのため、三ツ谷は髪の毛の下に隠しています。

    林田 春樹(はやしだ はるき) 通称:パーちん

    東京卍會 参番隊隊長

    髪型・髪色

    パーちんの髪型はサイドから後頭部にかけて全剃りのトップ残して横流しの金髪リーゼントって感じです。
    パーちんも三ツ谷と同じように眉毛の中間を剃りこんでいます。
    東卍結成当時は、トップの部分が黒髪アイパーリーゼントでした。

    アニメ第1期最後の現代にもどったときのパーちんは、髪型はあまり変わっていませんが黒色に変わっていました。

    服装

    特攻服はみんなと同じで、左腕に「卍参番隊 隊長」と刺繍が入っています。愛美愛主(メビウス)の長内とやったときに普段着で登場し、黒のTシャツをインナーに、グレーのシャツ、サーモンピンクの太めのズボンに草履を履いていました。

    河田 ナホヤ(かわた なほや) 通称:スマイリー

    東京卍會 肆番隊隊長

    髪型・髪色

    スマイリーの髪型は、アフロ風もしくは鳥の巣風というのか、ボリュームのあるパーマになっています。髪色はオレンジです。

    アニメ第1期最後の現代にもどったときのスマイリーは、髪が少し伸び、ストレートヘアーで髪をおろしていました。

    服装

    服装は東京卍會の特攻服で、左腕に「卍肆番隊 隊長」と刺繍が入っている部分が違います。アニメでの登場では普段着での登場はまだありません。

    原作では「双悪」と胸部に刺繍の入った「スカジャン」を着て登場しています。背中には「おたふく&般若」の半面が合わさったデザインの刺繍がはいっています。

    ピアス

    スマイリーは左耳に2連でリングピアスを付けています。

    河田 ソウヤ(かわた そうや) 通称:アングリー

    東京卍會 肆番隊副隊長

    髪型・髪色

    アグリーの髪型は、スマイリーと同じ髪型で、ボリュームのあるパーマになっています。髪色は水色です。

    服装

    服装は東京卍會の特攻服で、左腕に「卍肆番隊 副隊長」と刺繍が入っている部分が違います。アニメでは、まだ名前も出てきていませんが、数カットに姿が映っています。

    原作ではスマイリーと同じく、「双悪」の「スカジャン」を着て登場しています。背中には「般若&おたふく」の半面が合わさったデザインの刺繍がはいっていますが、スマイリーとは左右逆の合わせになっています。また、スカジャンの色の合わせもお互い逆になっています。

    ピアス

    アングリーは右耳に2連でリングピアスを付けています。ピアスもまた、スマイリーの逆です。

    武藤 泰弘(むとう やすひろ) 通称:ムーチョ

    東京卍會 伍番隊隊長

    髪型・髪色

    ムーチョの髪型は、サイドから後頭部にかけてガッツリ剃りこんだモヒカン風で、トップは金髪のショートアイパーリーゼントになっています。

    アニメ第1期最後の現代にもどったときのムーチョは、濃い目のブラウンヘアーの七三分けになっていました。

    服装

    服装はやはり東京卍會の特攻服です。他との違いは左腕の「卍伍番隊 隊長」の刺繍です。ムーチョは普段着での登場場面がありません。

    花垣 武道(はながき たけみち) 通称:タケミっち

    『東京リベンジャーズ』主人公 のちに東京卍會 2代目壱番隊 隊長

    髪型・髪色

    現代のタケミチの髪型は、黒髪でボサボサ頭、さえない感じがしっかり出ていました。

    過去のタケミチの髪型は、金髪リーゼントです。
    リーゼントでは定番のサイドをガチっとかため後ろ中央に流すダックテイルにしています。

    アニメ第1期最後の現代にもどったときのタケミチは、東京卍會最高幹部となり髪も黒髪のオールバックになっていました。

    服装

    現代のタケミチはTシャツにGパンやハーパン、リュックサックを背負う、いたって普通の恰好です。

    過去に戻ったタケミチの服装ですが、制服姿は開襟シャツにボンタンといった不良スタイル。
    普段着は同じ
    Tシャツとハーパンでもデザインが少し違います。

    現在のタケミチが着るTシャツは色もデザインもおとなしめなものに対し、過去のタケミチは「ROCK」「LOVE&PEACE」の文字が入るロックテイストなTシャツを着ています。
    また、同じパーカー姿も現代はモスグリーンなのに対し、過去は赤色を着て胸に書いてある文字は「
    MY WAY」。
    過去のタケミチは、赤のスタジャンも着ていました。

    そして、アニメ第1期終了目前で三ツ谷の仕立てた東京卍會の特攻服を着ることになります。
    この特攻服には、左腕に「卍弐番隊 特攻」と一般隊員と同じ刺繍が入っています。しかし、このあとの東京卍會の集会で、「血のハロウィン」で場地から託された想いと、マイキー・千冬からの期待を受け、花垣武道は「壱番隊 隊長」を背負うことになります。

    タケミチは、他にも東卍立ち上げの時にマイキーが着ていた特攻服を譲り受けています。

    現代の冴えないタケミチと、過去にもどり逃げずに変えていこうとするタケミチを服装でもその部分が描写されているのだと思います。

    松野 千冬(まつの ちふゆ) 通称:千冬

    東京卍會 壱番隊副隊長

    髪型・髪色

    千冬は刈り上げツーブロックで、上だけブロンドで刈り上げ部にかぶさるような髪型になっています。
    刈り上げ部は黒髪のままで後ろもかなり深く刈り上げてあります。
    前髪は長めで軽く毛先にカールが入ったお洒落な髪型です。
    場地と出会う前までは、その髪型のトップ部分をトサカリーゼントにしていました。

    アニメ第1期最後の現代にもどったときの千冬の髪型は、そんなに変化はありませんが、髪色が黒色に変わっていました。

    服装

    千冬も東京卍會の特攻服ですね。
    違いは左腕の「卍壱番隊 副隊長」の刺繍です。制服は場地と同じ学校で、ブレザーを着ていました。

    ニットセーター系のものが好きなようで、制服のブレザーの下に着ていたり、フード付きのニットセーターもありました。どちらもクリーム系からベージュ系のもので爽やかを感じさせます。

    場地の墓の前では黒のパーカーに黒のパンツ姿でした。

    ピアス

    千冬は左耳にシルバーのリングピアスをしています。

    まとめ

    『東京リベンジャーズ』登場人物のファッション分析・考察(前編)という事で執筆させていただきました。いかがでしたでしょうか?

    『東京リベンジャーズ』の登場人物は魅力あふれるキャラでいっぱいです。そのキャラごとの性格を含めた設定に対して、どんなファッションをさせるかは著者のセンスが問われるところであると思います。そこを見ると和久井健先生のセンスがとても素晴らしいということがわかりますよね。

    原作漫画・アニメは内容はもちろんですが、キャラが「命」です。
    好きなキャラのファッションを自分のファッションに取り入れるといったこともあると思います。

    最後まで読んでいただきありがとうございました。

     

    P.S.『東京リベンジャーズ』登場人物のファッション分析・考察 (後編)をお楽しみに!

     

     

    ライター:カルコレ編集部 呉東和虎

     

    参照:

    TVアニメ『東京リベンジャーズ』公式サイト

    中村美髪研究所

    アクアパッツァの鰈な捌き

    漫画解説研究所

     

    カルコレ編集部オススメ!東京リベンジャーズのグッズ