“戦わない”魔法少女アニメ『おジャ魔女どれみ』はなぜ人気?20年経っても色褪せない名作の魅力やあらすじを大公開!

月刊少女漫画雑誌『なかよし』に掲載され、1999年から4年間放送されていたテレビアニメ『おジャ魔女どれみ』。

2020年にてアニメ放送から20周年を迎え、同年には新作映画『魔女見習いをさがして』が公開されました。

色褪せない名作アニメとして有名ですが、4年間わたって放送されていたため、今から視聴するのはハードルが高いと感じている人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では『おジャ魔女どれみ』の魅力やあらすじ、人気の秘密を詳しくご紹介。

『おジャ魔女どれみ』の魅力を知り、同作をより楽しく視聴していきましょう。

 

 

 

『おジャ魔女どれみ』ってどんなストーリー?

『おジャ魔女どれみ』とは、1999年から2002年にかけて放送されていた魔法少女アニメ。

当時放送されていた『美少女戦士セーラームーン』や『カードキャプターさくら』と並ぶ人気を誇っており、放送から20年経った現在でも定期的にコラボ商品やグッズが発売されています。

ここでは『おジャ魔女どれみ』をより楽しむために、あらすじを詳しく紹介していきましょう。

 

『おジャ魔女どれみ』のあらすじ

 

『おジャ魔女どれみ』はテレビアニメのイメージが強い作品ですが、並行して『なかよし』(講談社)にて漫画連載もされていました。

単行本としては全3巻の『おジャ魔女どれみ』(前同)と『も〜っと!おジャ魔女どれみ』(前同)が発売されています。

 

本編の始まりは、小学3年生の春風どれみが日常に不満を抱えているシーンからスタートします。

冒頭からどれみの家では夫婦喧嘩が勃発しており、妹のぽっぷから「離婚したらどっちについて行く?」と聞かれてしまうほど…。

どれみは「私って世界一不幸な美少女!」と運命を嘆きながら家を飛び出します。

 

さらに学校では好きな先輩に告白できず、クラスメイトの男子にはバカにされる始末。

落ち込むどれみはトボトボ歩きながら帰っていると、知らないうちに「マキハタヤマリカの魔法堂」に足を運んでいました。

 

そこでマキハタヤマ(巻機山)リカと名乗る女性に出会い、どれみは勢いよく「ひょっとして魔女!?」と正体を言い当ててしまいます。

魔女と言い当てられた女性は、本物の魔女・マジョリカ。

どれみは魔女の正体を見破ってしまったため、マジョリカの元で“魔女見習い”として修行を積むことになります。

 

4シリーズにわたって放送された『おジャ魔女どれみ』は、話が進むごとに魔女見習いの仲間たちが増えていき、1人1人の物語がクローズアップされます。

他の魔法少女アニメでは見られなかった“戦わない”少女たちが描かれており、シーズンを通して主人公が変わらないことも魅力の1つです。

おジャ魔女たちの成長を見守りつつ、自分も一緒に成長していける少女アニメと言えるでしょう。

『おジャ魔女どれみ』の登場人物・主要キャラクター 

『おジャ魔女どれみ』には、魔女見習いのどれみたちとその家族、魔女界の仲間たちまで、多くのキャラクターが登場します。

ここでは、主要キャラクターの性格や魔法の呪文などを詳しく紹介していきましょう。

 

春風どれみ

 

春風どれみは、同作の主人公。

ピンクの髪の毛とお団子ヘアーがトレードマークです。

 

どれみは好奇心旺盛ですが、ちょっぴり怖がりな魔女見習い第1号。

好きな男の子に告白するために魔法を覚えたいと思っていたため、マジョリカのこともすぐに見破ってしまいました。

 

魔法の呪文は「ピリカピリララ ポポリナペペルト」

 

 藤原はづき

 

はづきは、どれみと同じように魔女見習いになったクラスメイト。

まんまるメガネと、オレンジ色の大きなリボンがトレードマークです。

 

成績優秀でお嬢様育ちですが、ちょっぴりおっとりしすぎていることも。

魔法を使って叶えたいことは、過保護な母に嫌なものは嫌と言えるようになることです。

 

魔法の呪文は「パイパイポンポイ プワプワプー」

 

妹尾あいこ

 

あいこは、大阪育ちでスポーツ万能な元気っ子。

外にクルンと跳ねた髪の毛と、なんでもズバズバ主張する関西弁が特徴です。

 

両親は離婚しており、現在はタクシードライバーのお父さんと2人暮らし。

そのため「自分がお父ちゃんを支えなきゃ!」と、料理や家事をテキパキこなしているしっかり者です。

魔法を使って両親がまた仲良くなることを夢見ています。

 

魔法の呪文は「パメルクラルク ラリロリポップン」

 

瀬川おんぷ

 

おんぷは、どれみたちのクラスに途中から転校してきた人気子役。

マジョリカとライバル関係にあるマジョルカの元で、魔女見習いをしています。

 

登場直後は禁じられている魔法を使ったり、どれみたちを見下していたりと高圧的に接していましたが、徐々にどれみたちと打ち解けていきます。

魔女見習いとしては群を抜いて優秀で、昇級試験の飛び級合格も果たしています。

 

魔王の呪文は「プルルンプルン ファミファミファー」

 

マジョリカ

 

マジョリカはどれみに正体を見破られてしまったため、魔女ガエルになってしまった魔女です。

そのためアニメ、漫画ともにマジョリカの“本当の姿”は冒頭にしか描かれておらず、人間の姿はレア。

 

どれみたちの魔女修行に口うるさくダメ出ししていますが、次第に愛情が見え隠れするように。

なんだかんだで面倒見が良いため、どれみたちとも親子のように仲良く過ごしています。

『おジャ魔女どれみ』の熱が再燃!放送から20年経った今でも人気の秘密

ここ数年、リアルタイムで視聴していた世代が20代後半〜30代に差し掛かったためか『おジャ魔女どれみ』関連のグッズや、コスメ、雑貨などが増えはじめています。

放送から20年経ったいま、なぜ『おジャ魔女どれみ』が注目されているのか、秘密を探っていきましょう。

 

 魔法少女でありながら魔法に頼りすぎない

 

他の魔法少女アニメと比べた際、同作は“魔法に頼らない”という個性が顕著に現れているといえます。

例えばどれみたちとおんぷは、最初の頃仲良くできませんでした。

しかし魔法を使って仲直りすることはせず、直接言い合ったり、手紙で気持ちを伝えたりと魔法以外の手段で仲良くなろうと試みます。

 

また、魔法を使うには「魔法玉」と呼ばれる数に限りがあるアイテムを使用します。

そのためどれみたちは、魔法玉の数を考えながら魔法を使うため、やみくもに魔法の力に頼っていません。

 

その分話し合って解決したり、友達に寄り添ってみたりと、小学3年生でもできる解決方法を仲間とともに導き出すのです。

等身大の小学3年生の姿を描いているため、自分と照らし合わせながら物語を楽しむ人が多いのでしょう。

 

1人1人の物語を丁寧に描いているため感情移入しやすい

 

同作の特徴には、どれみやはづき、あいこ、おんぷ以外の主要キャラクター以外にもスポットを当てているという点が挙げられます。

 

例えば、どれみたちのクラスメイトには1人1人フルネームがつけられており、詳細な設定が決められています。

まあまあな自分から抜け出すために学級委員になった宮本くんや、実家でステーキハウスを営んでいる飯田さん、クールで不良っぽい矢田くんなど、個性的なメンバーが登場します。

さらにクラスメイトによっては、1話ごとに家庭の事情や悩みをクローズアップして、どれみたちが魔法や知恵を駆使して解決することも。

 

1人1人の物語を丁寧に描いているため、どれみたちだけが主人公として扱われず、誰しも自分の人生の主人公であることを思い出させてくれる奥深いテーマも感じられます。

 

『おジャ魔女どれみ』を今から楽しむには?

 

アニメ版の『おジャ魔女どれみ』はシーズン4まであり、他に映画が3本、番外編のアニメシリーズが13話、公開されています。

DVDにもなっているため購入、レンタルしても視聴できますが、気軽に楽しみたい方はサブスクリプションを利用してみるといいかもしれません。

 

一時期『Amazon prime Video』でも配信されていましたが、現在は『U−NEXT』と『dアニメストア』にて配信されています。

 

『U−NEXT』と『dアニメストア』はともに31日間の無料トライアル期間があるため、気軽に登録してみてはいかがでしょうか。

 

また、2020年には20周年記念作品として劇場版『魔女見習いをさがして』が公開されました。

同作品は幼少期に『おジャ魔女どれみ』を見ていた世代の3人が主人公となり、おジャ魔女どれみゆかりの地をめぐる旅を始める物語。

当時視聴していた20〜30代の世代を等身大で描いており、声優も“おジャ魔女世代”にぴったりの森川葵、松井玲奈、百田夏菜子が務めています。

 

他にも『一番コフレ』とのコラボ商品や、おジャ魔女たちがモチーフになった『Tカード』が発行されるなど、20周年を彩るコラボ企画が続々登場しています。

 

20〜30代になった当時の視聴者が使いやすいグッズやアイテムが揃っているため、こまめに最新情報をチェックしてみるといいかもしれません。

 

『おジャ魔女どれみ20周年公式サイト』

https://www.doremi-anniv.com

まとめ

放送開始から20年を迎えたことで、ここ数年急激に盛り上がっている『おジャ魔女どれみ』。

当時の気持ちを思い返しながら好きなシーンだけ視聴し直してみても良し、今からでも“おジャ魔女世代”の仲間入りを果たすべく、1から視聴開始するのも良し。

 

いつでも私たちに寄り添ってくれるおジャ魔女たちから「ハッピー」と「ラッキー」を分けてもらってみてはいかがでしょうか。



ライター:カルコレ編集部 彅野アン

 

〈参考〉

東映アニメーション公式サイト

https://www.toei-anim.co.jp/tv/doremi/index.html

『おジャ魔女どれみ』アニメーション

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