『東京リベンジャーズ』河田ナホヤ(スマイリー)・河田ソウヤ(アングリー)のプロフィール|肆番隊(よんばんたい)の隊長・副隊長を務める双子兄弟を考察!

アニメ『東京リベンジャーズ』でひと際目立つ双子のキャラクター、スマイリーとアングリー。
まだアニメでは目立つ活躍を見せていないものの、実は人気上昇中であることをご存知ですか?
今日はそんな2人について細かく分析していきます!

(※注意!原作コミックス23巻まで・『キャラクターブック 天上天下』のネタバレを含みます)

 

1.「スマイリー」こと河田 ナホヤのプロフィール

河田ナホヤ(かわた なほや)のプロフィール

あだ名: スマイリー
誕生日: 1989年5月25日
星座: ふたご座
年齢: 16歳(高1、過去)28歳(現代)
身長: 170cm(髪のボリューム込み)
体重: 56kg
血液型: B型
愛機: RZ250

『キャラクターブック 天上天下』・公式Twitterのツイートから、上記が判明しています。2021年5月25日にはこんな誕生日ツイートがあり、河田兄弟のカッコいいスーツ姿が描かれました。

スマイリーは双子の兄で、東京卍會(とうきょうまんじかい)肆番隊(よんばんたい)隊長を務めています。
「肆」は漢数字「四」の旧字体ですが、なかなか読めない・書けない難解漢字。山岸がタケミチに東卍(トーマン)の体制を説明する時も、肆だけは平仮名で書いていました。
東卍の創立メンバーではないので、ムーチョと同様に途中から入ったと考えられます。

 

原作漫画で最初にスマイリーが登場したのはコミックス3巻の“8・3抗争”。マイキー達を助けるためにバイクで駆け付け、場地・ムーチョと共に隊長としての顔を見せました。
“血のハロウィン”ではほとんど出番がなく、“聖夜決戦”では隊長として幹部の話し合いに出てきた程度。天竺との“関東事変”が始まってから、やっと目立つ活躍を見せるようになりました。


隊長なだけあってスマイリーは喧嘩も強く、足の速さもマイキーに次いで東卍で2位の実力を持っています。(『キャラクターブック 天上天下』内の「東卍なんでもBEST3イラスト」より)

体が小さく細いため有利なのでしょうが、ほぼ同じ体型のアングリーはワースト2なので、さほど関係ないのかもしれません。

 

スマイリーの語源はスマイルで、文字通りいつも笑顔なことから名づけられたようです。しかし見た目と裏腹に心の中はまるで鬼のように冷徹です。

天竺が襲撃してきた時も、スマイリーはバイクで天竺メンバーに突っ込み、躊躇なく轢きまくる始末。

あれ?なんかタイヤに人ひっかかってね?
と他人を傷つけても笑顔を崩さず平然としている姿には、狂気を感じます。

「あったり前ヨォ 天竺なんてドンでバッコンだよ
という言葉から分かるように、不良らしく喧嘩っ早い性格です。

「ちょっと天竺のアジト “聞き込み”行ってくるワ」
と言いながら平気で殴ったり蹴ったりし、拷問めいた行為で無理やり天竺メンバーの口を割らせていました。

ボリューム満点のふわふわの髪がトレードマークですが、ストレートに憧れている描写があるため天パー(天然パーマ)と考えられます。
派手なオレンジ色の髪はおそらく地毛ではなく、染めているのでしょう。ただ色はどの世界線の未来でも変わらないので、相当なこだわりを持っているのではないでしょうか。

2.「アングリー」こと河田 ソウヤのプロフィール

河田 ソウヤ(かわた そうや)のプロフィール

あだ名: アングリー
誕生日: 1989年5月25日
星座: ふたご座
年齢: 16歳(高1、過去)28歳(現代)

詳細プロフィールはまだ発表がありませんが、双子という設定から上記は決定事項でしょう。
あまりのそっくりさから一卵性双生児と考えられますので、血液型もスマイリーと同じB型ではないでしょうか。身長・体重もスマイリーと差がなく、同程度と思われます。


髪型はスマイリーと同様で、アフロヘア―に似たボリュームの多いスタイル。過去でも未来でも同じ、青い髪色をしています。

 

アングリーは双子の弟で、肆番隊の副隊長を務めます。喧嘩の腕はスマイリーのほうが強いため、自然と隊長がスマイリーに決まったのではないでしょうか。
『キャラクターブック 天上天下』内の「東卍なんでもBEST3イラスト」でも腕相撲の強さはワースト2と、東卍副隊長の中でも強くはありません。

 

原作漫画で、アングリーは15巻の“天竺編”で初めて出てきました。
突然現れた人物はスマイリーによく似ていましたが、顔が笑っておらず全くの別人。それが初登場のアングリーであり、肆番隊隊長・副隊長が双子である事実が判明しました。


アングリーも、あだ名の語源は怒った顔から。
隈ができた目に浮き出た血管という怖そうな顔をしているものの、実はその奥に優しい素顔が隠されています。

「道に倒れてたから手当てはしたけど でもちゃんと病院連れてってあげてね? 心配だから
「さっきまで失神してたんだから 無理しちゃダメだよ
「スマイリー ばんそこあるよ」
と、アングリーのセリフは気遣いに溢れた言葉ばかりでした。

 

アングリーは2021年9月4日の八戒誕生日のツイートにも登場し、弟同士で仲良くしている様子が描かれています。


アングリー&八戒のコンビと言えば、天竺との抗争での“末っ子同盟”が印象的です。

灰谷兄弟と比べてコンビネーション0のアングリーと八戒を見て千冬は
やっぱりあの二人はヤベェ…なんせアイツら“末っ子”同士‼ ワガママ 甘えん坊 無責任 末っ子だからこそ甘やかされて育った ダメなところを全部持ってる二人‼
と心配しましたが、兄と姉に頼って責任逃れするのをやめ、似た者同士の2人が開き直ってこう名乗りを上げるのです。

オレら “末っ子同盟”じゃい‼ 他力本願の意地 見せちゃるワイ‼
半分ギャグ調ではありましたが、1周回って気持ちの強さを見せつける姿に胸が熱くなりました。


アングリーは自分をスマイリーと同等に見せようともせず、完全に弟ポジション。双子とはいえ対等ではなく、明らかに兄弟を意識しています。
昔からスマイリーに守られてきたせいか、強い兄のことが大好きなのでしょう。

3.スマイリー担当の声優は『鬼滅の刃』時透無一郎役の河西健吾

アニメでスマイリー役を演じるのは、女性人気の高い声優・河西 健吾(かわにし けんご)です。
『鬼滅の刃』で美男子・時透無一郎役を演じたことでも話題になり、Twitterでも18.6万というフォロワー数を誇っています。(2021年9月現在)


声優・河西 健吾のプロフィール

誕生日: 2月18日
出身地: 大阪府
趣味・特技: ダンス・カラオケ・ゲーム


主な出演歴

・『鬼滅の刃』時透無一郎
・『3月のライオン』桐山零(主人公)
・『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』三日月・オーガス(主人公)
・『Dr.STONE』あさぎりゲン
・『ハイキュー!!』矢巾秀


有名アニメで主役級の活躍を見せる河西は、演技力も充分。東卍の隊長を演じるにも申し分ない実力の持ち主でしょう。

今作でも少年らしい高めのトーンながらスマイリーの血気盛んな性格をよく表現しており、「強そうでかっこいい」と評判です。

 

4.アニメにアングリーは出た? 実写映画に出番はある?

2021年4~9月に放映されたアニメに、アングリーは登場したのでしょうか?

結論から言うと、抗争シーンでほんの少しだけ姿を見せました。原作漫画では15巻まで明確な登場シーンはありませんが、ファンサービスで出番を作ってくれたのだと思われます。


ただ喋ってはいませんので、誰が演じるのかは未発表です。

双子設定のためスマイリー役の河西 健吾が1人2役を演じ分けるのか、似た声質の人が担当するのか、それとも性格の違いを反映して全く違うタイプの声優が演じるのか…色々な可能性が考えられ、現段階では予想がつきません。

ネットでは既にアングリーの声優について予想合戦が始まっており、アニメ第2期に向けて今後更に注目が高まるでしょう。

 

なお2021年7月に公開された実写映画には、スマイリーもアングリーも出演していません9月26日までの観客動員数が328万人・興行収入が43.8億円を突破し本年度実写映画No.1を達成するなど、続編製作もいよいよ現実味を帯びてきました。

今後、続編映画に2人が出てくることを期待したいですね。

 

5.双子ならではのニコイチ感がかわいい!

アフロヘアーよりもフワフワヘアーと言いたくなる丸っこい髪型や髪色で、まるでサンリオのリトルツインスターズ(キキ&ララ)のような可愛さも持つ河田兄弟。


最も注目すべきは、「2人で1つ」という双子ならではのキャラクター設定です。

スマイリー: オレンジの髪色・笑顔・心の中は鬼のように怖い
アングリー: 青の髪色・怒った顔・心の中は天使のように優しい

と、2人は見た目や性格が対になっています。


見た目と中身が裏腹なキャラクターは、思いつくのは簡単でも実際に描くのは難しいものです。
読者からしても、一瞬の見た目だけで判断できず考える一呼吸がどうしても必要になるので、キャラクターの内面を想像するのに通常よりも時間がかかります。
その苦労を自身と読者に強いてでも描きたい個性が、この双子にはあるのだと思います。

 

15巻の表紙で2人が着ている服には能面と般若が半々になった対の顔が背中に描かれ、色合いも白と黒を補完し合う2枚セットのデザイン。昔2人が組んでいたチームの名前、“双悪(スゴアク)”という文字が前面に入ったオシャレなスカジャンです。


バイクで突っ込んできた時、天竺の人間に
目黒の“ツインデビル”だぁぁぁ‼
と叫ばれていましたが、“双悪”時代にそう呼ばれていたのでしょうか。強い双子ならではの二つ名に、思わずニヤリとしてしまいます。

 

ただ双子には、感情移入しにくいという大きな欠点があります。なぜなら、兄弟や1人っ子と違い圧倒的に少数派だからです。

その分双子は、一般人からすると憧れの存在にもなり得ます。「2人にしか分からない以心伝心的なものがあるんじゃないか」と思えたり、ソックリな見た目を生かして入れ替わり展開を期待したりもします。

昔から創作物には時々登場する双子ですが、主役ではなく脇役として出すのは意外と困難。変に存在感を出し過ぎてもギャグになってしまうし、かと言って目立たせないと不自然さが漂うからです。



スマイリーとアングリーは、バラエティに富んだ仲間の雰囲気を出すために投入されたキャラクターと思われます。しかしながら、ネタ的な存在感だけに終わらせず周りと上手く調和させ、物語的な役割や見せ場をきちんと作ったことには感動さえ覚えます。

さすがはキャラクター設定に定評のある和久井先生、絶妙なバランス感覚には脱帽です。

 

人気急上昇中の灰谷兄弟も同様ですが、「2人で初めて完成するキャラクター」に人は感情を動かされがちです。カラフルな見た目から考えても絶対にアニメ映えするはずですので、今後が楽しみです。

 

6.ぶっ飛んでいるスマイリー、優しいが泣くと鬼が出るアングリー

スマイリーは常にニコニコしていますが、実はメチャクチャな性格。

マイキーはちびりべ#14
「アイツ スマイリーにすぐ殴られそうじゃね?」
と言ったり、東卍解散記念に埋めたタイムカプセルの手紙にも
スマイリーは…そうだな ぶっ飛んでっからヤベぇ事してそう まあでもアングリーがいるから平気か
と書いたりしていました。


「東卍なんでもBEST3イラスト」の「恋人にしたいのは?」でマイキー・一虎に次いでワースト3という悲惨な結果からも、他人への態度が相当悪いことが察せられます。

笑顔に溢れた顔につい優しさを期待してしまいますが、残念ながらスマイリーは思いやりや配慮とは無縁のようです。

 

しかしアングリーに関しては別で、人一倍気にかけてあげています。

ひどい怪我で天竺との抗争に参加できないスマイリーは
一人で大丈夫かな…アングリー また泣いてねぇかな…
とこぼし、三ツ谷に
「過保護か!」
と突っ込まれていました。

スマイリーのほうが兄で強い存在でもあったせいか、アングリーは昔からいつも後ろに付いてきたのです。

これからは兄ちゃん一人でなんとかすっから だからもう二度と泣かないって約束しろ! な‼
と諭す幼き日のスマイリーが回想で出てきますが、弟を守ってあげる良き兄でしかありません。

しかし、その言葉の真の意味が明かされます。実はスマイリーの心配対象はアングリーだけでなく、喧嘩の相手や周囲の人間も含んでいました。

それもそのはず。アングリーは普段優しくて人を本気で殴れないのですが、泣くとリミッターが外れて“鬼”が出るのです。

小4の頃、スマイリーが中学生十数人にリンチに遭った際にアングリーが泣き出し、全員重症で病院送りにしてしまった過去があります。そのせいでスマイリーは、上記の約束を口にしたのでした。

 

灰谷兄弟に骨を折られ八戒も死にかけ、アングリーはついに泣いてしまいます。
ぴぇぇぇえぇん もうやめでよぉお ばあかぁあ ぴえええん
という情けない泣き声だったせいで灰谷兄弟はドン引きしますが、ここから無双になるアングリー。

 
ごめん兄ちゃん… 約束…やぶっちゃった
最後に泣いたのは小4の時…気がついたらみんな倒れてた…そして兄ちゃんが言った “もう二度と泣くんじゃねぇぞ 次泣いたら 人殺しになっちまう”
と折れた足で平気に歩きながら、灰谷兄弟・モッチー・ムーチョなど、猛者を瞬殺していきます。


スマイリーはアングリーのことを
泣いた青鬼(アングリー)は オレの100倍強ぇ‼
と表現しました。

敵も味方もアングリーの強さに驚き、ムーチョには
テメェは東卍のダークホースだな
とまで言わせるほど。結局その後天竺四天王の鶴蝶(カクチョー)に倒されましたが、ひどくカッコいい場面でした。

 

普段から強いスマイリーと、奥の手を持つアングリー。
喧嘩っ早い短所はありますが、卑怯な手を好まず真正面から向かう2人の姿勢には好感が持てます。

“双悪”時代に“呪華武”(ジュゲム)総長・モッチーとタイマンを張り、完敗した経験を持ちます。その時を振り返る時も
モッチーはゲロ強ぇよ オレらだって負けてっから
とあっさり認めて言い訳も一切無し。実にカラッとした、あっぱれな話ぶりでした。

「…なんで負けた話をそんな楽しそうに話せるンスか?」
と負けず嫌いの千冬が質問すると、2人はこう答えます。
オレら“勝てる喧嘩”はしないんだ オマエと一緒だよタケミっち

このセリフ、言うのは簡単ですが実際に行動するのはとても難しいことです。
現実世界でも、負ける可能性が高い戦いをしたがる人はほとんどいません。勝っていい気分になりたいのが普通の人間だからです。

でもスマイリー達は、「そんな喧嘩に意味はない。負けるだろうが万が一に賭ける、それが本当の勝負だ」と考えているのではないでしょうか。
スマイリーとアングリーは、見た目や戦力だけでなくポリシーまでもカッコいい双子なのです。

 

7.未来では2人でラーメン屋“双悪”(スゴアク)を経営

9巻の未来ではスマイリーだけが東卍幹部として出てきましたが、22巻の未来では2人で“双悪”(すごあく)というラーメン屋を経営しています。

白トンコツの“スマイリー”は白いのにスパイシーで、黒トンコツの“アングリー”は見た目に反して優しい味なのだそう。タケミチとヒナが食べていましたが、見るだけで美味しそうな匂いがしてきそうです。

今後ラーメン屋とコラボするなどして、実際に食べられるようになったら嬉しいですね。

 

東卍解散記念としてタイムカプセルに入れた手紙も、それぞれ味がある手紙で笑えました。

スマイリーと2人で まっとうな仕事をしてますよーに。
とは、アングリーの手紙。兄と一緒にカタギになりたいと考えていたことが分かり、願いが叶って素敵な未来だと改めて思わされます。アングリー自身も相当嬉しかったのか、珍しく笑っていました。

ちなみにスマイリーは
“モテてますか? サラサラの髪なびかせて ホストやってますか?”だってよ パーマ液入ってら
と、もはやギャグのよう。期待を裏切らないぶっ飛んだ内容でした。

 

ラーメン屋でのタオルを巻いた仕事着スタイルも、パーちんの結婚式で髪を1つに束ねたスーツ姿も素敵で、1つのキャラクターに多彩なファッションを思いつく作者には感心するばかり。

そして河田兄弟は、どんな時でも2人お揃いの格好なのがなんとも微笑ましいです。

 

 

 

いかがでしたか?続編アニメでこれから活躍するはずの双子、スマイリーとアングリー。

彼らがいるだけで東卍が一気に賑やかになるので、2人揃ってアニメに登場するのが楽しみです。

未読の方は、原作コミックスも読んでみて下さいね!

 

 

ライター:カルコレ編集部 sugamari

 

 

(引用元・参考資料)
・原作漫画『東京卍リベンジャーズ』3~23巻
・『東京卍リベンジャーズ キャラクターブック 天上天下』
TVアニメ『東京リベンジャーズ』公式サイト
映画『東京リベンジャーズ』公式サイト - Warner Bros
YouTube TVアニメ『東京リベンジャーズ』チャンネル
公式Twitter 東京卍リベンジャーズ【公式】@toman_official
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リトルツインスターズ - サンリオ

※登場した氏名は都合上、敬称を省略させていただきました。

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