『ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』作品紹介! あらすじやキャラクターを解説

2023年にアニメ化され、注目度が急上昇している作品『ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』

本作は日本のみならず世界中でも高く評価されており「どんな話?」「そんなにおもしろいの?」と興味を持っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』のあらすじや魅力を徹底解説! これまでのゾンビものとは一線を画した新感覚ゾンビ作品を、詳しく紹介していきます。

INDEX

  • 『ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』の作品概要
  • 『ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』のあらすじ
  • 『ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』の主要キャラクター
  • 『ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』の作者は麻生羽呂先生・高田康太先生
  • 『ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』の魅力
  • 『ゾン100 ~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』の動向から目が離せない!
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    『ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』の作品概要

    ・原作:  原作・麻生 羽呂(あそう はろ)、作画・高田 康太郎(たかた こうたろう)

    ・アニメ制作会社:  BUG FILMS(株式会社バグフィルム)

    ・監督:  川越 一生(かわごえ かずき)

    ・脚本:  瀬古 浩司(せこ ひろし)

    ・放送期間:  2023年7月9日~9月24日(第9話まで放送済)

    ・話数:  全12話予定

    ・PV

    『ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』は「月刊サンデーGX((げっかんサンデージェネックス)」にて、2018年から連載されている漫画作品です。

    2023年9月現在も絶賛連載中であり、コミックスは15巻まで刊行されています。

    2023年7月からテレビアニメが放送されると、人気に火がつきますます話題に! 映像化されたことで本作の魅力である疾走感が増し、2023年注目の夏アニメとしてSNSでもたびたびトレンド入りを果たしました。

    さらに2023年8月には、Netflixにて実写映画が全世界公開実写映画も世界60以上の国と地域でトップ10入りを果たし、人気を博しています。

     

     

    『ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』のあらすじ

    天道輝(てんどう あきら)は、超がつくほどのブラック企業で働く社会人3年目

    かつては働く意欲や生きる希望を持っていたアキラですが「パワハラ・サービス残業・薄給が当たり前」という過酷な環境に身を置くうち、次第に生ける屍となっていきました。

    しかし、自殺願望を持つほど疲れ切っていたアキラの生活は、ある日一変します。朝目を覚ますと、街中にゾンビが溢れていたのです! 人を襲うゾンビが突如現れパニックに陥る街は、明らかに世界の崩壊を意味しているようでした。

    しかし、そんな中アキラはあまりの嬉しさにバンザイします。ゾンビがはびこる終末世界になれば、もう会社に行く必要はありません。アキラにとって、会社に行かなくていいことは世界が終わるよりも喜ばしいことでした。

    社畜生活から解き放たれた途端に生気を取り戻したアキラは、今までできなかったことや今からやりたいことをまとめた「ゾンビになるまでにしたい100のこと」というリストを作成。

    アキラは自分のやりたいことを優先するようになり、リストに書かれたことを実現するべく動き始めます。

     

     

    『ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』の主要キャラクター

    ここからは『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』に登場するメインキャラクターを紹介します。

    天道 輝(てんどう あきら)

    ブラックな社風の制作会社で3年働き、心身ともに疲弊していた24歳。街にゾンビが現れ会社に行かなくてよくなったことから、本来のポジティブマインドを取り戻しました。

    同じマンションの住人がゾンビに襲われているのを見たことで、やりたいことをやれる時間は有限であることに気づき「ゾンビになるまでにしたい100のこと」リストを作成。

    なお、やりたいこと100個はまだ完全には埋まっておらず、先に書いたものを実現しつつ新たなものを書き足しています。

    三日月 閑(みかづき しずか)

    食料調達先のコンビニでアキラと出会い、以後共に行動するようになる26歳。

    かつて外資系金融企業で働いていたこともあり、常にリスクヘッジを考え最適プランを練ってから行動します。

    また、ゾンビパニックが起きた直後には大量の映画を観てゾンビを徹底研究し「ゾンビにならないためにすべき100のこと」というリストを作成しました。

    竜崎 憲一朗(りゅうざき けんいちろう)

    「ケンチョ」が愛称のアキラの親友。

    大学卒業後は不動産営業マンとして働き成績もそこそこでしたが、本心ではずっとお笑い芸人になりたいと思っていました。

    ゾンビパニックが起こり再会したアキラから「今からでもなればいい」と言われたことで、お笑い芸人を目指すことを決意今は夢を追いかけながら、アキラと共に行動しています。

     

    ベアトリクス・アメルハウザー

    日本が大好きな21歳のドイツ人。

    幼いころから日本に憧れており、大学生になってアルバイトしたお金で念願の渡日を果たしますが、そこでゾンビパニックが起こりました。

    日本のおいしい寿司を食べるため、唯一生き残った寿司職人のもとへ向かっている最中にアキラと遭遇。アキラは「回ってない寿司をたらふく食う」をやりたいことに挙げており、目的が一致したことで共に行動するようになります。

     

     

    『ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』の作者は麻生羽呂先生・高田康太郎先生

    『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』の作者は、麻生羽呂(あそう はろ)先生・高田康太郎(たかた こうたろう)先生です。

    原作担当の麻生先生は、真島ヒロ(ましま ヒロ)先生の作品『RAVE(レイヴ)』のオマケ漫画を読んで漫画家になることを決意。雷句誠 (らいく まこと)先生のもとで約1年間アシスタントを務め、2005年に漫画家デビューしました。

    作画担当の高田康太郎先生は、朔ユキ蔵(さく ユキぞう)先生や畑健二郎(はた けんじろう)先生、飯島浩介(いいじま こうすけ)先生などのもとでアシスタントを務め、2002年にデビュー

    麻生先生から高田先生に「一緒に作品を作りませんか」と声をかけたことで、2人はタッグを組むことになりました。

    麻生先生と高田先生はキャンプ仲間

    麻生先生と高田先生はもともとプライベートで親交があり、定期的に一緒にキャンプをするほど仲が良かったそうです。

    そのため、麻生先生が高田先生に電話をかけ本作でタッグを組まないかと持ちかけたときも、高田先生は二つ返事ですぐにOK。

     『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』は、息ピッタリな麻生先生と高田先生の才能を掛け合わせた作品だからこそ、パワフルかつドラマティックなんですね!

    テーマやキャラクターが生まれたきっかけ

     『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』のテーマが生まれたきっかけは、麻生先生がふと「ゾンビものをやろう」と思いついたからだといいます。

    しかし、既にゾンビはあらゆる作品でテーマにされており、麻生先生は新たな切り口のゾンビ作品を模索することに。

    「ゾンビを怖がる主人公」が多いことから、意表を突いた「ゾンビを楽しむ主人公」を作ろうと考えた末に行きついたのが、ゾンビに襲われるよりも過酷な現実を生きる社畜でした。

    そして取材のため、サラリーマンの友人に話を聞かせてもらうと「会社に尽くしてやりたいことが全然できないアキラ」というキャラクターのイメージがわき、社畜のアキラをゾンビの世界へ送り込むという本作の構想に繋がったといいます。

     

     

    『ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』の魅力

    『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』が、大人気作品になった理由とは何なのでしょうか? ここからは本作の魅力を深掘りし、人気の理由に迫ります。

    ゾンビものなのに悲壮感ゼロ

    ゾンビ作品といえば、ゾンビに襲われる恐怖や不安によって、登場人物たちがどんどん精神的に追い詰められていくのが一般的ですよね。

    しかし『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』は、どんなに絶望的な状況でもとにかくアキラが明るいため、悲壮感が一切ありませんむしろ、社畜として働いていたときよりもゾンビが現れてからのほうが、アキラのアグレッシブ度はアップしています。

    あらゆる困難に直面してもポジティブマインドで乗り越えようとするアキラのおかげで、元気をもらえるゾンビ作品に仕上がっているのは本作の大きな魅力。作品を楽しんだ後は、アキラに倣って「自分のやりたいこと」を追及したくなるかもしれません。

    ホラーやグロが苦手でもOK

    「パニックホラー」や「スプラッタ」のイメージが強いゾンビ作品には、苦手意識を持つ方も多くいるかもしれません。ですが『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』は、ホラーやグロ要素が控えめ

    そもそも本作は「ゾンビに立ち向かう」「ゾンビから逃げる」といったことを重要視しているのではなく「ゾンビに襲われる前にやりたいことをやり尽くす」がテーマです。

    作品ジャンルこそ「サスペンス・ホラー」に分類されているものの、緊迫するシーン以上に爽快感のある展開やギャグパートがあるので、ホラーが苦手な人でも安心して楽しめます。

    アニメならではの楽しみ方もできる

    疾走感ある作風が特徴の本作は漫画もかなりおもしろいですが、アニメでは映像作品ならではの色使いやカメラワーク、音響演出などが加わりさらに魅力がアップ!

    たとえばアニメでは、ゾンビたちが流す血の色は赤以外にも、黄色や緑などさまざまなカラーで表現されています。これは、社畜生活から解放されたアキラがやっと人間らしい生活と心を取り戻し、それまで白黒だった世界が色づいたから。

    アキラの心情を的確に表現したこの演出はカラー作品のアニメならではであり、漫画とアニメとで違った楽しみ方ができるところも本作の持ち味です。

     

     

    『ゾン100 ~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』の動向から目が離せない!

    唯一無二の世界観で、全く新しいゾンビ作品として人気を集めている『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』。

    2023年9月時点ではアキラのリストはまだ完成しておらず、今後どんなやりたいことが出てくるのか、そしてそれを実現できるのか、まだまだ先の気になる展開が続きそうです。また、既にアニメ2期を期待する声も多く上がっています。

    『ゾン100 ~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』の今後の展開および動向に注目です!


    ライター:カルコレ通信編集部 ごとうゆき

     

    <参考>
    TVアニメ「ゾン100 ~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」公式サイト
    ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜|裏サンデー
    Creator’s Lounge/麻生羽呂氏に聞く – 小学館コミック

     

     

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