ポプラ社発!児童書・絵本人気キャラクターまとめ|ゾロリ・ティラノサウルスシリーズ・おしりたんてい…
わが子にたくさん本を読んでもらいたいと願うパパさんママさん。子どもたちの読みものを得意とするポプラ社の絵本や児童書を知っていますか?
人気作品のかいけつゾロリやおしりたんてい、ねずみくんのチョッキやせなけいこさんのロングセラー作品などをポプラ社は手掛けています。
これらの作品には個性豊かなキャラクターの存在があり、図書館や書店で必ず目にするほど子どもたちに人気があります。キャラクターたちの特徴やおもしろさを知り、親子で本の世界を楽しんでみませんか?
今回はポプラ社から出版されている本の中から、5つのキャラクターをご紹介したいと思います。
ポプラ社について
ポプラ社は1947年に児童図書出版社として創業しました。子ども自身が読みたいと思う本を作ろうという社風から、ポプラ社には読書家や本好きな方が多くいらっしゃることが伺えます。「本と読者をうまく結びつける」を大切にしている編集者によって、子どもたちが夢中になる素晴らしい本が誕生しています。
中でも、せなけいこさんやねずみくんシリーズは長く愛されている作品です。私も幼少期の頃に読んだ記憶が今でも鮮明に残っていますが、その理由は「キャラクターの個性や絵本の特徴が印象的だから」です。
大人になった今読み返すと、子ども時代には感じなかった登場キャラクターのおもしろさや、ストーリーの繊細さを感じます。大人のファンも多い、ポプラ社の代表キャラクターたちをご紹介いたします。
かいけつゾロリ
1987年から発売され、2022年に35周年を迎える「かいけつゾロリ」。
累計発行部数3500万部を超える、原ゆたかさん原作のロングセラー作品です。
子どもから絶大な支持を持ち、テレビアニメ・映画化もされているシリーズ。
全70巻あるかいけつゾロリですが、わが町の図書館のコーナーは常にガラガラの貸し出し状態です。小学生で知らない子はほぼいないのでは?と感じる「かいけつゾロリ」の主役は、タイトルになっている『ゾロリ』です。
<ゾロリの紹介>
- イタズラの王者を目指し修行の旅をしているキツネ
- いじわるが大好きな悪の味方 子分は2匹のイノシシ
- 子どもや女性に優しく、人助けや良いこともする
- かわいいお嫁さんと自分の城を持つことが夢
- 天才発明家 ダジャレ・変装・なぞなぞが得意
<ストーリー>
イタズラの王者になるために修行の旅をしている主人公のゾロリ。弟子である双子のイノシシ、イシシとノシシとともに冒険を繰り広げていくストーリー。行く先々で悪いことを考えてイタズラをしますが失敗してしまいます。しかし、くじけずに発明やひらめきで困難を乗り越え進んでいきます。
【対象年齢】 6歳~
【ジャンル】 児童書
【人気作品】
- 第1巻 かいけつゾロリのドラゴンたいじ
- 第15巻 かいけつゾロリつかまる!!
- 第32巻 かいけつゾロリのじこくりょこう
ゾロリの冒険の旅は友情・対決の見どころがあり、一度読んだら止められないストーリーです。読書が苦手な子どもでも読みやすいように、毎ページごとにイラストを入れたり、迷路やクイズなどの工夫がされています。
ティラノサウルスシリーズ
2003年「おまえうまそうだな」から始まったティラノサウルスシリーズ。宮西達也さん原作で全15作品あり、国内外で累計1000万部以上発行されている人気シリーズです。見た目が怖く凶暴な主役のティラノサウルスと草食恐竜を通して、愛情・友情・絆が描かれています。
<ティラノサウルスの紹介>
- 誰もが恐れる最強肉食恐竜
- 暴君とかげと呼ばれている
- 大型で鋭い爪と牙をもつ
- 強さが大切だと思っている
- 弱いものいじめをする
- 優しさに気づき改心する
<ストーリー>
史上最大級の体格を誇る肉食恐竜ティラノサウルスは、世の中は力のあるものが勝ち、力の強い者が1番だと信じていました。草食恐竜たちを弱虫と呼び、だめなヤツだといじめて威張っていました。しかし、小さくてか弱い赤ちゃん恐竜や心優しい草食恐竜と出会い、やさしさと思いやり、1番大切なことを知っていきます。
【対象年齢】 3 歳~
【ジャンル】 創作絵本
【人気の本】
- 第1弾 おまえうまそうだな
- 第2弾 おれはティラノサウルスだ
- 第5弾 ぼくにもそのあいをください
親子愛や友情、やさしさや思いやり、目に見えない大切なことを届けてくれる温かい作品です。
おしりたんてい
未就学児から小学生が夢中になる「おしりたんてい」。2012年に絵本、2015年に児童書を出版し、シリーズ累計発行部数は900万部を超えています。「おしりたんてい」は、子どもたちの大好きな言葉『おしり』や『おなら』をうまく使い描かれた本格ミステリーです。
<おしりたんていの紹介>
- おしりの形をした顔の主人公
- 上品で紳士的な賢い名探偵
- 趣味は読書とティータイム
- 甘いもの、スイートポテトが好き
- 必殺技のおならで敵をダウンさせる
- 「フーム、においますね」は名セリフ
<ストーリー>
見た目がおしりに見える顔を持つおしりたんてい。探偵事務所に持ち込まれる数々のトラブルを、弟子のブラウンとともに解決していきます。敵の怪盗U(ユー)や犯人たちの巧みな罠を見抜き、必殺技のおならを使いながら真相を暴きます。
【対象年齢】 3歳~
【ジャンル】 創作絵本・児童書
【人気の本】
- 絵本 第5弾 おしりたんてい ププッ おおどろぼう あらわる!
- 児童書 第5弾 おしりたんてい いせきからのSOS
どの作品にもある必殺技の名シーンは必見です。迷路や絵さがしなどが楽しめ、子どもたちを飽きさせません。
ねずみくんシリーズ
1974年「ねずみくんのチョッキ」が出版されてから長い歴史を持つねずみくんシリーズ。2021年1月時点、累計発行部数は400万部を超えています。作品は全部で37作。
1作目の「ねずみくんのチョッキ」は、講談社出版文化賞絵本賞、厚生省児童福祉文化奨励賞、全国学校図書館協議会第21回選定「よい絵本」を受賞。作者のなかえ よしをさんは第59回児童文化功労賞に選ばれています。
シリーズの主役ねずみくんは、よしをさんの子供時代を映し誕生しました。イラストは上野紀子さん。ご夫婦で作られている作品です。
イラストは画面の余白を多く生かし、色はモノクロに近い雰囲気。会話だけのシンプルな文章が特徴です。ねずみくんと仲間たちの何気ない日常のやりとりが微笑ましいお話です。
<ねずみくんの紹介>
- 赤いチョッキを着た小さな主人公
- お母さんに編んでもらったチョッキ
- 優しい性格で友だち想い
- 仲良しのねみちゃんが大好き
- 歯が自慢 夢は歯医者さん
<ストーリー>
ねずみくんシリーズは、ねずみくんと仲間の動物たち(うさぎ、くま、ぞうなど)が登場します。シーソーやかくれんぼ、運動会や音楽会など、身近な出来事のお話です。他にもコップを割ったり、ウソをついてしまったり、友だちとのやりとりなど未就園のお子さまにピッタリな内容です。
イラストを担当する上野さんが亡くなった後も、よしをさんがパソコンで合成し作品を出版しています。
【対象年齢】 3歳~
【ジャンル】 創作絵本
【人気の本】
- ねずみくんのチョッキ
- りんごがたべたいねずみくん
- ねずみくんのクリスマス
読み手の想像力が広がるねずみくんシリーズ。
チョッキシリーズを読んだ息子はページをめくるたびに表情が曇っていきました。チョッキのお話は「また ねずみくんのチョッキ」や「またまた ねずみくんのチョッキ」など何冊かあります。読み進めていくうちにチョッキの結末を想像し悲しくなったようです。
チョッキが伸びるのがおもしろくて笑う子、伸びて着れなくなり悲しむ子、お子さまによって感じ方が違いますので、ぜひ表情に注目しながら読んでみてください。
せなけいこ
おばけの絵本といえば、せな けいこさんが描く白いおばけが思い浮かびませんか?せなさんの作品は1969年から50年以上に渡り、親子2代3代で読まれ続けているロングセラーばかりです。
せなさんの絵本には独創性があります。貼り絵の画風が特徴で「紙をちぎったり切ったりして作られた表紙」を見た瞬間、せなさんの本だとわかります。手作りの柔らかい雰囲気が感じられる作品です。
<おばけの紹介>
- せなさんの作品ではおなじみのおばけ
- 白い体に黄色い目 真っ赤な大きな口
- うさぎを助ける心優しいおばけ
- イタズラ好きでおっちょこちょい
- おばけの世界に連れて行ってしまう
<めがねうさぎの紹介>
- 黒縁めがねをかけたうさぎ
- めがねがないとよく見えない
- おばけと一緒に登場する
- お洋服は文房具屋さんの包み紙
- モデルはせなさんの息子さん
【対象年齢】 3歳~
【ジャンル】 創作絵本
【人気の本】 めがねうさぎ おばけのてんぷら
子育ての経験を絵本のヒントにしていることから、ママたちの共感と支持が多い作品です。子育てセンターや幼稚園・保育園に必ず置いてあり、たくさんの人から愛されています。
ポプラ社のキャラクター最新情報を得るには?
ポプラ社編集部がnoteで記事を発信しています。1つ1つ丁寧に書かれており愛情と情熱を感じます。
作品の背景、作者の思い、ポプラ社のこだわりなど、作品を読んだだけではわからない情報を知ることができます。
新作紹介や絵本を読んだ子どもたちの様子、原画展やサイン会のイベント情報などをTwitterで発信しています。
馴染みのキャラクターやイラストなど色鮮やかな画像があり、元気をもらえるツイートばかりです。
まとめ
今回は、絵本や児童書を出版しているポプラ社の代表するキャラクターをご紹介しました。子どもたちが大好きな人気キャラクターばかりです。
パパママがキャラクターを知っていると、子どもとの会話が大きく膨らみます。子どもはキャラクターのことを喜んで教えてくれますから、親子でもっと本を楽しめるようになるはずです。
本は読まされるものではなく、子ども自身が進んで手に取り楽しむことが大切です。ポプラ社の本を通して、読書が好きになる子どもたちが増えることを願っています。
ライター:カルコレ編集部 こうみ
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