『ゴーストハント』とは?30年愛される名作の魅力を一挙公開!キャラクターや原作、アニメ化情報まで
月刊少女漫画雑誌の「なかよし」に長年掲載され、テレビアニメ化もされた人気マンガ『ゴーストハント』の魅力をご紹介します。あらすじの他、原作小説や作者、登場するキャラクターなど解説していきます。
まだアニメを見たことのない方も原作マンガを読んだことがない方も、是非参考にしてみてください。
シリーズ累計110万部突破!『ゴーストハント』の魅力とは?
『ゴーストハント』は原作小説、マンガが発売されており、シリーズ全体で累計110万部を突破しています(2021年11月時点)。
『ゴーストハント』はどのような作品なのか、簡単に解説しましょう。
あらすじ
『ゴーストハント』は、主人公の女子高生・谷山麻衣(たにやままい)が霊能力者たちと一緒に、悪霊が引き起こす事件に立ち向かうホラーシリーズ。
学校によくある怪談や怪奇現象にはじまり、いわくつきの家や土地で起こる事件の数々は、少女マンガでありながらゾッとするものばかりです。
原作小説『悪霊シリーズ』
原作は小説で、講談社X文庫ティーンズハート版の『悪霊がいっぱい?!』。
初版が刊行されたのは1989年で、なんと今から30年も前の作品です。
原作者の小野不由美(おのふゆみ)先生の出世作とされており、当時「主人公の一人称でなければならない」「恋愛小説でなければならない」といった暗黙の縛りに従って書かれました。続編にあたる『悪霊の棲む家』も含めると9巻が刊行されています。
後に『ゴーストハント』としてコミカライズされてから、小説のほうも『ゴーストハントシリーズ』と名称を変えています。2021年には大幅に改稿を加えた新装版も発売されました。
2020年にはオーディオブック化もしています。
漫画『ゴーストハント』
漫画『ゴーストハント』は、小説『悪霊がいっぱい?!』にはじまる『悪霊シリーズ』をコミカライズし、少女漫画雑誌「なかよし」で連載されていました。
1998年から2016年まで、18年に渡って連載されました。作画はいなだ詩穂(しほ)先生が担当しています。
漫画はコミックス版と文庫版があり、コミックス版は全12巻、文庫版は全7巻です。コミックス版5巻まではなかよしで連載されていましたが、6~12巻はコミックス書きおろしになっています。
アニメ化情報
2006~2007年には漫画『ゴーストハント』のアニメが放送されました。コミックス9巻の『呪いの家』までのエピソードがアニメ化されています。
2021年現在はDVDや、Amazon Prime Video、dアニメなどの動画配信サービスで視聴可能です。
『ゴーストハント』の主要キャラクター
『ゴーストハント』は目が離せない緻密なストーリーも魅力ですが、一癖も二癖もある登場人物たちも魅力的です。『ゴーストハント』の主要キャラクターをご紹介しましょう。
谷山麻衣|元気が取り柄の女子高生
主人公の女子高生です。明るい茶髪のショートヘアで、元気さが取り柄ですが、天涯孤独の身の上でアパートで1人暮らしをしています。学校での怪事件をきっかけに「渋谷サイキックリサーチ(SPR)」で調査員のアルバイトをすることになります。
怪事件に巻き込まれ、霊能力のことを知るようになってからも、本人も周囲の人も麻衣のことを普通の少女だと思っていましたが、実は潜在的な霊能力者であることがわかります。霊能力者であることがわかってからは、たびたびその能力で事件を解決に導きます。
途中からSPRの所長であるナルのことを意識するようになり、その恋の行方も『ゴーストハント』の見どころのひとつです。
渋谷一也(しぶやかずや)|ニックネームはナル
SPRの所長を務める青年です。容姿端麗で頭脳明晰ですが、プライドが高く毒舌なところがあるので、麻衣が「ナルシスト」の「ナル」というニックネームをつけました。
SPRでは霊による怪現象を調査していて、所長にしては若すぎる上に、たびたびどこかに出かけてしまうナルは謎だらけ。彼の謎がストーリー全体の結末に大きく関わってきます。
SPR(渋谷サイキックリサーチ)のメンバー
ナルと麻衣が所属するSPRには、怪事件を通じて様々な霊能力者が集まるようになっていきます。
・滝川法生(ぼーさん)
お寺の息子で強力な法力を持っている。本業はミュージシャン。
・松崎綾子(あやこ)
大病院の娘で派手な身なりをしている女性。実は巫女として優秀な力を持っている。
・原真砂子(まさこ)
麻衣と同い年の女の子。口寄せが得意で日本では一流と言われており、テレビ出演もしている有名人。
・ジョン・ブラウン
金髪碧眼の神父でありエクソシスト。愛らしい外見と中途半端な関西弁が特徴。
・リン
ナルの助手で香港出身の中国人。降霊術を得意とし、使い魔を持っている。
得意分野も個性もバラバラなメンバーが協力して怪事件を解決していくのも、『ゴーストハント』の面白いところです。
『ゴーストハント』の作者は小野不由美先生といなだ詩穂先生
『ゴーストハント』は、原作小説を書いた小野不由美先生と作画を担当したいなだ詩穂先生の共作です。
原作:小野不由美先生
小野不由美先生はホラー小説が得意で、原作小説『悪霊がいっぱい?!』が出世作と言われています。古くからある伝承や資料を活かしたリアリティのある作風が特徴で、吸血鬼の村を舞台にした『屍鬼(しき)』もコミカライズされました。
中国のような世界が舞台の『十二国記シリーズ』の作者でもあり、こちらもアニメ化され、今も続く人気のシリーズ。緻密な世界観と人間描写で多くのファンを魅了し続けています。
漫画:いなだ詩穂先生
作画を担当したいなだ詩穂先生は、1994年に少女漫画誌『LaLa』でデビューされた漫画家です。代表作は『幻影奇譚(げんえいきたん)』シリーズ。
別名義で小野不由美先生の作品をコミカライズしていたことを小野不由美先生が知って、ご本人から直々に『ゴーストハント』のコミカライズを指名されたという経緯があります。
2021年現在、『ゴーストハント』以降の漫画は発表されていないですが、今後の活躍も気になりますね。
30年経っても色褪せない!『ゴーストハント』に一度は触れてほしい
『ゴーストハント』は原作小説の発売から30年が経った今でも、小説の改訂版が発売されるほどファンを魅了してやまないシリーズです。恋あり、笑いありの日常に潜む、日本ならではのゾッとするような怖さ、先が気になるミステリ展開のバランスが絶妙で、読む人を夢中にさせる作品。少女漫画らしい繊細な絵柄である一方(特に男性陣はイケメン!)、登場する亡霊や怪異は少女漫画であることをわすれてしまう程の迫力です。
是非一度触れてみてくださいね。
参考リンク
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