アニメ『薬屋のひとりごと』の魅力とは? あらすじやキャラクター、名言を紹介!

2023年の秋アニメとして、注目されている『薬屋のひとりごと』

本作は以前から小説投稿サイトで「おもしろい!」と話題になっており、コミカライズされた漫画作品も人気を集めたため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、各所で話題となっている『薬屋のひとりごと』のあらすじや魅力、名言などを紹介します。作品が気になっている方はもちろん、人気の理由が知りたい方も必見です!

INDEX

  • 『薬屋のひとりごと』の作品概要
  • 『薬屋のひとりごと』のあらすじ
  • 『薬屋のひとりごと』の主要キャラクター
  • 『薬屋のひとりごと』の原作者・日向夏先生とは?
  • 『薬屋のひとりごと』の魅力
  • 『薬屋のひとりごと』の名言3選
  • アニメも絶賛放送中!『薬屋のひとりごと』の今後が楽しみ
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    『薬屋のひとりごと』の作品概要

    ・制作会社  TOHO animation STUDIO(とうほうアニメーションスタジオ)、OLM(オー・エル・エム)

    ・原作 日向 夏(ひゅうが なつ)

    ・監督、脚本 長沼 範裕(ながぬま のりひろ)

    ・キャラクターデザイン 中谷 友紀子(なかたに ゆきこ)

    ・放送期間 2023年10月22日~

    ・話数 全24話予定

    ・PV

     

    『薬屋のひとりごと』は、小説家・日向夏先生によるライトノベル作品です。2011年から小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載が開始され、2023年10月現在まで続いています。

    また小説の人気を受け、2017年からは「月刊ビッグガンガン」および「月刊サンデーGX」にて、ねこクラゲ先生・倉田三ノ路(くらた みのじ)先生作画によるコミカライズ作品が連載開始。

    漫画も大ヒットを記録し、2023年6月時点のコミックス累計発行部数は850万部を突破しています。

    そして満を持して、2023年2月にテレビアニメ化されることが発表されました。2023年10月から放送中のアニメは、2クールに渡って放送予定です。

     

     

    『薬屋のひとりごと』のあらすじ

    物語の舞台は、中世の東洋に位置する架空の大国。花街に暮らす猫猫(マオマオ)は、医師の養父を手伝って薬売りとして働いていました。

    ですが、ある日薬草採取に出かけたことで、猫猫の人生は大きく動き出します。外出先で女官狩りに遭った猫猫は、そのまま王や后妃らが暮らす後宮(こうきゅう)に売り飛ばされてしまったのです。

    毒味役の下女となった猫猫は、現状に不満を抱きつつも最善策として「年季が明けて自由になれるまで、とにかく無能を演じて大人しくしておこう」と考えます。

    ところが、後宮でとある事件が勃発。猫猫はこの事件を、自身が持つ病気や薬学の知識を使って見事解決へと導いてしまいました。

    事件を解決させたことにより薬師としての能力を知られてしまった猫猫は、美形の宦官(かんがん)・壬氏(ジンシ)から目を付けられるように。

    下級女官から玉葉妃(ギョクヨウひ)の侍女に大抜擢されたうえ、壬氏によってさまざまな事件解決を手伝わされることになったのです。

    面倒事を押し付けられている自覚はあるものの、いざ事件を前にすると好奇心や責任感が働いて仕事をしてしまう猫猫。一人の少女が後宮で巻き起こるさまざまな難事件を解き明かす、痛快ミステリー作品です。

     

     

    『薬屋のひとりごと』の主要キャラクター

    各キャラクターの個性がしっかり確立しているのも『薬屋のひとりごと』の魅力。

    ここからは、本作に登場するメインキャラクターたちを紹介します!

    猫猫(マオマオ)

    花街で薬師をしていた17歳の少女。

    さまざまな毒に免疫を持っているため、後宮にきた当初は毒味役に抜擢されました。現在は玉葉妃付きの侍女を務めるかたわら、壬氏が抱える事件の解決にも力を貸しています。

    年齢のわりに冷静な性格の持ち主で、さらには頭の回転も速く好奇心旺盛。特に薬や毒に関しては熱い情熱を持っており、あまりの研究熱心ぶりに周囲から呆れられることも珍しくありません。

    ただし、研究熱心である一方で興味がないものにはとことん関心を示さない性格のため、知識の偏りや人付き合いの下手さが目立つことも。

     

    壬氏(ジンシ)

    強い権力を持ち、後宮を取り仕切っている宦官の青年。

    「天女のような容姿」と「蜂蜜のような美声」を持っていることから多くの人を魅了し、性別や役職問わず彼に誘いの声をかける者が後を絶ちません。

    しかし、清廉潔白そうな容姿とは裏腹に目的達成のためなら手段は選ばない性格で、国の重要人物とも繋がりを持つ謎めいた一面があります。

    また、猫猫の優秀ぶりに気づいてからは、彼女に興味を抱くように。

    猫猫は壬氏を美形だと認めてはいるもののそれ以上の感情はなく、一切ときめくそぶりを見せず邪険に扱うため、これまで容姿でちやほやされてきた壬氏にとっては新鮮なようです。

     

    高順(ガオシュン)

    代々皇族の守役を務めてきた一族の一人で、壬氏付きの武官。

    まめで気が利くうえ、役職者とは思えないほど礼儀正しく愛嬌があるため、猫猫からは「癒し系」と評されています。また、高順も猫猫のことを「小猫(シャオマオ)」と愛称で呼んでおり、2人は意外と馬が合うようです。

    壬氏のワガママに振り回され苦労することも珍しくない高順ですが、壬氏との間には幼少期から仕えてきたからこその絆があり、根底には熱い忠誠心を持っています。

     

    玉葉妃(ギョクヨウひ)

    翡翠宮に住む上級四妃の一人。

    猫猫を侍女として迎え入れ、以降は強い信頼を置くようになりました。容姿に恵まれているだけでなく思慮深く聡明な人物であり、皇帝の妃として何事にもほとんど動じません。

    ただし、人格者ではあるものの、時おり猫猫や壬氏をからかって遊んでおり、いたずら好きの一面も持っています。

     

     

    『薬屋のひとりごと』の原作者・日向夏先生とは?

    『薬屋のひとりごと』の原作小説の作者は、小説家の日向夏(ひゅうがなつ)先生です。

    日向先生は学生時代から小説を書いており、コンテストへの応募経験もありましたが「小説家では食べていけない」と判断したため、大学卒業後は会社員として企業に勤務していました。

    しかし2011年に東日本大震災が起こり、これまでの日常が一変します。

    日向先生に直接的な被害はなかったようですが、いつも通りの日常が送れず自宅にいる時間が増えたため『薬屋のひとりごと』を小説投稿サイトにアップし連載を始めました。

    すると翌年『薬屋のひとりごと』の書籍化が決定し、本格的に作家デビュー。以降はデビュー作である『薬屋のひとりごと』の連載を続けながら、さまざまな媒体で作品を発表しています。

    日向夏先生X(旧Twitter):@NaMelanza

     

     

    『薬屋のひとりごと』の魅力

    ここでは、多くのファンを虜にしている『薬屋のひとりごと』の魅力を紹介します。

    続きが気になるミステリー

    『薬屋のひとりごと』の醍醐味といえば、思わず続きが気になってしまうミステリーであることです。

    ミステリーだけに特化した作品ではないため謎解きレベルとしては軽めですが、キャラクターの個性や設定、その他ストーリーも相まって面白さを増幅させています。

    また、猫猫の推理や行動はとても合理的で、読んでいてヤキモキする場面が少ないところも魅力でしょう。

    自分の知識を使って猫猫が謎を解き明かしていくシーンは気持ちよく、点と点がつながる爽快感があります。

     

    独特な世界観に引き込まれる

    本作の舞台は中国風の架空帝国。

    現代の日本とはかけ離れた舞台設定だからこそ、異世界に迷い込んだかのような非日常感を味わえるところも人気の理由です。日本人には馴染みの少ない人物名や役職名も意外とすぐに覚えられて、異世界感を演出するエッセンスになっています。

    また、後宮が主な舞台となっているものの、よくあるドロドロ恋愛劇はほとんどありません。愛憎劇は好き嫌いが分かれやすいですが、本作は「ドロドロ感」よりも「さっぱり感」のほうが強いため、誰でも気軽に楽しめます。

     

    甘々な恋愛要素は少なめ

    本作はラブコメ的要素もあるものの、基本的にはファンタジー推理小説という色を強く打ち出しています。そのため恋愛描写はそこまで多くなく、甘々な恋愛作品が苦手な人にもおすすめです。

    壬氏は猫猫に興味を示し恋愛フラグを立てることがありますが、猫猫自身は「またちょっかいをかけられた」程度にしか捉えておらず、そんな2人のアンバランスな関係も見どころの一つとなっています。

     

     

    『薬屋のひとりごと』の名言3選

    思わずハッとさせられるような名言が多いのも『薬屋のひとりごと』の特徴。

    ここでは、作中に出てくる3つの名言を紹介します。

    無知なふりをしていたほうが…

    「無知なふりをしていたほうが世の中立ち回りやすいのだ。」
    は、物語序盤で無能な下女を演じていた頃の猫猫のセリフです。

    賢明な猫猫は実年齢よりも大人びた考え方をすることが多く、世の中でうまく立ち回る術を知っています。

     

    世には百、千の花がありますが…

    「世には百、千の花がありますが、牡丹(ぼたん)と菖蒲(あやめ)のどちらが美しいかは、決めつけるものではないと思います。」
    は、猫猫が梨花妃(リファひ)に言った言葉です。

    花に例えていますが、要は「他人と自分を比較して優劣を決めつけるものではない」と言いたい猫猫。心身ともに衰弱していた梨花妃でしたが、猫猫のおかげで回復しました。

     

    もし、自分が死ぬとするなら…

    「もし、自分が死ぬとするなら、まだ試していない毒を試して死にたいと思う。」
    と、何のためらいもなく言ってのけた猫猫。

    猫猫の薬学に対する探究心とプロ意識の高さがかいま見える台詞です。

     

     

    アニメも絶賛放送中!『薬屋のひとりごと』の今後が楽しみ

    ファンタジーな設定でありながらミステリー色が強く、ほんのりラブコメも楽しめる『薬屋のひとりごと』。

    本作だけでファンタジー、ミステリー、ラブコメとさまざまな要素を楽しめるところも、夢中になるファンが後を絶たない理由ですね。

    『薬屋のひとりごと』は、絶賛放送中のテレビアニメも好評で、今後ますます話題になること間違いなしでしょう。新感覚の中華風ミステリー『薬屋のひとりごと』、気になる方はぜひ一度アニメを視聴してみてください。

    ライター:カルコレ通信編集部 ごとうゆき 

     

    <参考>
    小説家になろう「薬屋のひとりごと」
    『薬屋のひとりごと』公式サイト
    「薬屋のひとりごと」特設サイト|ヒーロー文庫
    薬屋のひとりごと | ビッグガンガン
    『薬屋のひとりごと 猫猫の後宮謎解き手帳』 原作: 日向 夏/作画: 倉田三ノ路/キャラクター原案: しのとうこ | サンデーGENE-X|小学館
    『薬屋のひとりごと』日向夏さんの処方箋 #物語のつくりかた RADIO 第3回

     

     

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