『薬屋のひとりごと』阿多妃(アードゥオヒ)の正体とは!?壬氏と似ている理由や秘密、名言を解説
2023年から2024年にかけてテレビアニメ化し、2025年放送予定のアニメ第2期にも期待が寄せられている『薬屋のひとりごと』。
さまざまな思惑が入り乱れる後宮を舞台にした本作は、複雑な人間関係が見どころの一つですが、この人間ドラマに欠かせない重要人物が阿多妃(アードゥオヒ)です。
本記事では、上級妃の一人として強い存在感を放つ阿多妃のプロフィールや秘密、なぜか容姿が似ている壬氏(ジンシ)との関係などを詳しく紹介していきます。
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『薬屋のひとりごと』阿多妃(アードゥオヒ)のプロフィール
・年齢:35歳
・位:淑妃(しゅくひ)
・住まい:柘榴宮
以上が、阿多妃の基本情報です。
ここからは、さらに詳しく彼女のプロフィールを解説します。
現帝と10年以上も連れ添っている妃
今の現帝には阿多妃を含む4人の上級妃がいますが、かつての妃は阿多妃だけでした。
現帝と幼なじみだった阿多妃は、現帝がまだ東宮だったときに彼の初の妃となり、そのまま10年以上も2人きりで連れ添ったのです。
なお、この時代に阿多妃は現帝との間にできた男児を出産していますが、その子を1歳で亡くしている上、子宮を患って二度と子どもが産めない体になっています。
妃は皇帝の子を成すのも大事な仕事であり、子どもが産めない阿多妃は実家に帰されてもおかしくない状況になりました。
しかし現帝はそれをせず、今も阿多妃を上級妃としています。
容姿・性格ともにカッコいい
阿多妃は長身かつ切れ長の目を持っており、中性的な美しさがあります。
上級妃たちは各々自分に似合うイメージカラーを持っていますが、阿多妃は「黒」を自身の色としており、まさに「カッコいい美女」といった雰囲気です。
性格的にも男前なところがあり、現帝相手でも物怖じせずに言いたいことを言う度胸があります。
知識はもちろん、物事を把握する力や真理を見極める力も高く、その能力の高さは「男に生まれたなら、皇帝の右腕になれた」と言われるほど。
また、皇太子妃時代に子どもを亡くした際には、悲しくて毎晩のようにこっそり泣き明かしながらも、人前では気丈に振る舞っていました。
上級妃になる人物は、容姿・知識ともに優れているのが基本ですが、阿多妃はさらに精神力の高さまで持っており、作中屈指の人格者といえます。
後宮を去ることに
とはいえ、子を成せない体でいつまでも上級妃の座に君臨し続けるのは無理があります。
自分の侍女が事件を起こす、新たな妃が登場するなど複数の要因が重なったのをきっかけに、阿多妃は後宮を去ることになりました。
妃を降りて「阿多妃」から「阿多」になった彼女は、今は後宮から離れた「南の離宮」にて、以前よりも自由な暮らしを送っています。
ちなみに、妃を降りた者は実家に帰されるのが一般的ですが、そうならなかったのは現帝が彼女に特例を施したから。
「1歳で亡くなってしまったものの、阿多は最初に東宮を産んだ妃だから」を特例の理由にしているものの、本当のところ現帝はただ阿多と離れがたかったのではないでしょうか。
その証拠に、現帝は度々南の離宮を訪れては阿多に愚痴をこぼしているそうで、現在の阿多は「皇族の離宮に住む現帝の相談役」という異例の立場を得ています。
阿多妃のアニメ声優は甲斐田裕子(かいだ ゆうこ)さん
アニメ『薬屋のひとりごと』で阿多妃を演じているのは、声優の甲斐田裕子(かいだ ゆうこ)さんです。
甲斐田裕子さんのプロフィール
・所属事務所:賢プロダクション
・生年月日:1980年1月14日
・出身地:神奈川県川崎市
・趣味:日本舞踊(若柳 庸斐女)・ヨガ
甲斐田裕子さんの主な出演作
『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』マリーダ・クルス
『約束のネバーランド』イザベラ
『銀魂』月詠(つくよ)
『バイオハザード』クレア・レッドフィールド
『とある科学の超電磁砲(レールガン)』黄泉川愛穂(よみかわ あいほ)など
2000年に声優デビューして以来、吹き替え作品をメインに活躍している甲斐田裕子さん。
『薬屋のひとりごと』は原作が面白すぎて一気見したといい、演じる際には阿多妃の凛とした佇まいや優しさ、気品を表現できるよう意識しているそうです。
原作通りにいけば、阿多妃は2025年放送予定のアニメ2期にも多数登場予定なので、今後も甲斐田裕子さん演じる阿多妃を要チェックです!
阿多妃が抱える「壬氏(ジンシ)に関する秘密」とは
阿多妃は美貌や雰囲気が、他人であるはずの壬氏とそっくりで、登場当初から謎多き人物として注目されていました。
ここからは、阿多妃と壬氏の関係を深掘りし、彼女が抱える秘密に迫ります。
※以下、ストーリーの重要なネタバレを含みます。
阿多妃の息子は生きている
「阿多妃は現帝との男児をもうけるも、1歳で死別した」とお伝えしましたが、これは後宮内で広く知られている表向きの設定。
実は、阿多妃の息子は生きており、その息子こそ今では宦官(かんがん)として後宮を取り仕切っている壬氏です。
主人公・猫猫(マオマオ)からも「2人は似ている」と思われていましたが、それもそのはずで阿多妃と壬氏は実の親子だったんですね!
つまり、壬氏は「現帝と阿多妃の間に産まれた真の東宮」です。
しかし、このことは壬氏本人さえ知らず、壬氏はずっと自分のことを「先帝と皇太后の間に産まれた皇弟」だと思っています。
後宮にしがみつくタイプではない阿多妃が長く後宮暮らしをしていたのは、自分の息子である壬氏を近くで見守りたかったからなのかもしれません。
なぜ壬氏の母が皇太后になったのか
壬氏の実の母は阿多妃なのに、なぜ皇太后という設定になってしまったのでしょうか?
これは、ほぼ同時期に産まれた真の皇弟と壬氏が、意図的にすり替えられたためです。
真の皇弟と壬氏は出産日が重なりましたが、皇太后と阿多妃とでは皇太后が優先され、阿多妃は難産にもかかわらず医者から後回しにされました。
このとき、阿多妃は身をもって「何かあった場合、自分の子どもより皇太后の子どものほうが優遇される」と知り、何としてでもわが子を守りたい気持ちに駆られます。
そして、真の皇弟の母である皇太后は、先帝に恨みがあり自分が産んだ皇弟のことをうまく愛せませんでした。
阿多妃の「わが子を守りたい気持ち」と、皇太后の「先帝に対する複雑な思い」が「お互いの子どもを交換したい」という共通目的となり、2人は合意のもとで自分たちの子どもをすり替えたのです。
確かに、壬氏が皇弟になれば何かと優遇される上、東宮でいるよりも皇位継承権が下がるため命を狙われる危険も低くなりますが、それにより親子の縁が絶たれてしまうのはとても寂しいですよね。
壬氏の侍女・水蓮(スイレン)の正体は…
阿多妃と壬氏が親子だとわかったところで、水蓮(スイレン)についても言及しておきましょう。
水蓮とは、幼かった壬氏をわが子のように世話した女性で、今は壬氏付の侍女をしています。
そして水蓮は、実は阿多妃の母。
阿多妃と現帝が幼なじみなのも、現帝の実母である皇太后から母乳が出ず、代わりに当時皇太后の侍女だった水蓮が乳母をしていたためでした。
とはいえ後宮内でもこのことはあまり知られておらず、水蓮は阿多妃を前にしても「実の娘」ではなく「妃」として接しています。
水蓮の娘が阿多妃で、阿多妃の息子が壬氏ということは、水蓮と壬氏の正しい関係性は祖母と孫です。
水蓮は猫猫から「壬氏に甘い」と指摘されていましたが、そこには「可愛い孫だから」という理由もあったのかもしれません。
阿多妃の魅力
『薬屋のひとりごと』に登場する上級妃の中でも高い人気を誇る阿多妃。
ここでは、彼女の魅力や注目ポイントを解説します。
とにかくカッコいい!
阿多妃ファンから上がる声で最も多いといっても過言ではないのが「阿多妃はとにかくカッコいい!」です。
容姿の美しさはもちろん、さっぱりとした気性を持つ阿多妃は、確かに誰が見てもカッコいい女性でしょう。
作者の日向夏(ひゅうが なつ)先生も、自身のブログの中で阿多妃のことを「宝塚男役みたいな人」と評しています。
また、カッコよすぎて隙がない人物かと思いきや、時には壬氏や外廷の官女・翠苓(スイレイ)をからかって遊ぶこともあり、ユーモアがあるのも魅力。
作中でも彼女に魅了される者は多く、後宮内の下女たちはもちろん、侍女頭・風明(フォンミン)も阿多妃に心酔しています。
里樹妃(リーシュヒ)との関係が切ない
阿多妃と現帝は、今は亡き里樹妃(リーシュヒ)の母とも幼なじみの関係にあり、里樹妃が望まぬ政略結婚をさせられそうになった際に彼女を助けたことがありました。
それ以降、阿多妃・現帝・里樹妃は「疑似親子」のような関係となり、猫猫からは「いびつな共依存」と評されています。
阿多妃が里樹妃を可愛がるのは、皇弟にした実子の壬氏を構うわけにはいかず、自分の子として育てるつもりだった真の皇弟を1歳で亡くし、愛情を向ける先がいないのも理由ではないでしょうか。
また、母を亡くし父から冷遇されている里樹妃にとっても、自分に愛情を向けてくれる阿多妃は特別な存在です。
阿多妃と里樹妃の関係性は、仲睦まじく見ていてほのぼのとする半面、お互いの寂しさの穴を埋め合っているようでなんだか切なくもあります。
現帝との約束も気になる
10年以上も唯一の妃とする、子が産めなくても上級妃にする、後宮を去っても別の住まいを用意するなど、一連の行動からもわかるように現帝は阿多妃を深く愛しています。
美しくて賢い阿多妃と共に育った現帝は、物心つくころには阿多妃に恋をしていました。
そして、幼かった阿多妃と現帝は、ある日「阿多妃を国母にする」という約束を交わします。
国母とは「皇帝の母」のことであり、スケールの大きな約束を阿多妃は本気にしていませんでしたが、現帝は本気かつ今も忘れていない様子。
約束から時を経た今、壬氏が皇帝になれば、書類上はどうであれ阿多妃は国母になります。
壬氏は自分が皇帝になることに強い嫌悪感を示していますが、現帝は何かと壬氏を後継者にしたがっており、幼い阿多妃と現帝が交わした約束が今後どうなるのかも気になるポイントですね!
阿多妃の名言
人格者である阿多妃は、作中で心に響く名言を数多く残しています。
ここからは、阿多妃の印象的な台詞を紹介しましょう!
息子がこの手からいなくなってからずっと、私は妃ではなく皇帝の友人だったんだ
猫猫に阿多妃が言った台詞です。
阿多妃の息子は「亡くなった」ことになっていますが「いなくなった」と表現するところに、彼女の複雑な気持ちが垣間見えます。
みんな、莫迦だ
後宮を去る前日、阿多妃が独り言のようにこぼした台詞です。
「みんな」とは誰のことなのか明言されませんでしたが、直前に起きたトラブルから望んでいないのに自分のために命をかける者や、自分自身にも言っているようでした。
普段気丈な阿多妃の、どこかもの寂し気な横顔が印象的です。
子は天の命(めい)に従ったのだ
阿多妃が育てると決めた真の皇弟を亡くした直後の台詞です。
自分の子どもではないと知りながらも、真の皇弟は阿多妃にとって希望でした。
そんな皇弟を亡くし大きなショックを受けながらも、阿多妃は侍女たちが責任を感じないようにと上記の言葉をかけたのです。
まとめ
『薬屋のひとりごと』に登場する上級妃・阿多妃について紹介しました。
後宮を離れたものの阿多妃にはまだまだたくさんの伏線が張られていて、今後の活躍も楽しみです。
また、阿多妃が自分の母だと、壬氏が気づく日はくるのでしょうか…。
気になることが盛りだくさんの『薬屋のひとりごと』を、引き続き追いかけていきましょう!
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福岡・博多での開催についても決定し、チケットの販売を開始しております。
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〒812-0012 福岡県福岡市博多区博多駅中央街9番1号
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カルコレを運営しています株式会社ひかりてらすも携わっております。
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