ジャンプ+編集者・林士平(りんしへい)さんとは?経歴や藤本タツキ先生との関係、「MILLION TAG」の結果を解説

林士平(りんしへい)さんは、集英社に勤務する漫画編集者です。

『青の祓魔師(あおのエクソシスト)』や『ギャグマンガ日和』など、これまで数々の名作を担当し、ヒットへと導いてきました。

この記事では「敏腕」「天才」と評される林士平さんのプロフィールを丁寧に解説し、人柄や仕事術、担当作家・藤本タツキ(ふじもとたつき)先生との関係に迫ります!

INDEX

  • 林士平(りんしへい)さんとは?
  • 林士平さんのすごいところ
  • 林士平さんと藤本タツキ先生の関係
  • 林士平さんは新人発掘プロジェクト「MILLION TAG」にも参加
  • 林士平さんは超有能なヒットメイカー!
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    林士平(りんしへい)さんとは?

    林士平さんとは、どのような人なのでしょうか?

    まずは基本プロフィールと経歴をチェックしていきましょう!

     

    林士平さんのプロフィール

    生年月日:1982年7月1日

    出身地:東京

    身長:185cm

    最終学歴:法政大学国際文化学部

     

    林士平さんは生まれも育ちも東京で、両親が台湾人の在日台湾2世です。

    プライベートではご結婚され、奥様、お子様がいらっしゃいます。

    元から漫画に携わる仕事を志していたわけではなく、内定をもらった企業の中から一番給料の良い会社を選んだ結果、集英社に入社することになったそうです。

     

    林士平さんの経歴

    2006年に集英社に入社した林士平さんは月刊少年ジャンプに配属され、漫画編集者となります。

    入社1年でジャンプSQ(スクエア)編集部に異動し創刊編集の一人となりますが、2018年6月には自らの希望で少年ジャンプ+(プラス)編集部に異動。

    2021年8月現在はジャンプ+の編集者として『チェンソーマン』『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』『HEART GEAR(ハートギア)』『ダンダダン』『神のまにまに』の作品を担当しながら、同誌の副編集長も務めています。

    林士平さんのすごいところ

    担当作品を次々とヒットさせる林士平さんは、どのように仕事を進めているのでしょうか?

    ここからは、林士平さんの仕事術にスポットを当て「有能」と評される理由を探っていきます。

     

    大量の仕事を同時並行させる能力

    2020年、林士平さんが作家さんと打ち合わせして、ジャンプ+に掲載した読切作品はなんと55本!

    打ち合わせの中には当然ボツになった作品や、打ち合わせが難航した作品も含まれるので、実際は55本以上の打ち合わせをこなしたことになります。

    複数の連載作家を担当しつつ、読切作品の打ち合わせを大量に並行させるとは、林士平さんはマルチタスクの天才ですね!

    林士平さんが大忙しの日々を送っていることは容易に想像できますが、本人は2020年を振り返り「毎日ひたすらネームを読んでは、お返事・打ち合わせ、日々日々作家さんと電話やメールでコミュニケーションを取る、幸せな一年でした」と語っています。

    忙しい中でも、楽しみながら仕事をするところもさすがとしか言いようがありません。

    また、電話に出ない地獄のミサワ先生に1年間、毎月電話し続けたというエピソードも残されており、忙しくても粘り強く作家と向き合うところも林士平さんの特徴です。

     

    SNSを使った宣伝能力

    林士平さんはSNSを使ったプロモーションにも力を入れていて、新規連載をスタートさせる漫画家さんには「ツイッターのアカウントを作ってほしい」とお願いするそうです。

    「漫画家本人が発信する方がファンの心に届きやすい」と考えていることが理由で、一人でも多くの人に作品を読んでほしいと思っている林士平さんの熱意が伝わってきますね!

    連載準備に追われてSNS運用に難色を示す作家さんを説得させた実績も多く、『地獄楽(じごくらく)』の賀来ゆうじ(かくゆうじ)先生や『SPY×FAMILY』の遠藤達哉(えんどうたつや)先生がSNSを始めたのも林士平さんがきっかけです。

    また、林士平さん自身も個人のツイッターアカウントを作成し、担当作品のプロモーションを行うほか、ファンの感想投稿に積極的にいいねを送っています。

    林士平さんツイッターアカウント:@SHIHEILIN

     

    徹底的に「面白さ」を追求する能力

    林士平さんが精力的に編集のお仕事をこなせる理由の一つに「誰よりも面白い作品を求めている」ことが挙げられます。

    インタビューでは面白さを追求しているといった内容の発言が多く飛び出し「漫画家さんと一緒に作る作品も含めて、ただただ僕自身が“面白い”ものに触れたくてたまらないんですよ」と語ったこともありました。

    また、自身が担当している・していないに関係なく、売れている漫画や映画、小説は一通りチェックし、どうして売れたのかどこが面白いのかを分析するといいます。

    面白い作品を生み出すために「作家はまずインプットを増やすべき」という考えを持っていて、おすすめの映画や本を新人漫画家に大量送付することもあるそうです。

    林士平さんと藤本タツキ先生の関係

    林士平さんは人気コミック『ファイアパンチ』『チェンソーマン』を描いた藤本タツキ先生から絶大な信頼を得ていることでも有名です。

    藤本先生が17歳の頃に漫画賞へ投稿した作品『庭には二羽ニワトリがいた。』を通じて2人は出会い、以後林士平さんは藤本先生を担当し続けています。

    デビュー前の藤本先生は、林士平さんに次から次へと新しいネームを送り、毎日のように意見を求めました。

    後に林士平さんは、自分でダメ出しをしてなかなか作品を送ってこない漫画家が多いなか、藤本先生のように大量に作品を送ってくる作家は珍しく印象深かったと語っています。

    毎日のように打ち合わせを重ねた時期があったからこそ、息ピッタリな今のお二人の関係があるのでしょうね!

    しかし、藤本先生が自らの妹「ながやまこはる」になりすましてこっそりツイッターを開始したことが発覚した時は、普段冷静な林士平さんもひどく動揺したそうです。

    「ながやまこはる」ツイッターアカウント:@nagayama_koharu

    林士平さんは新人発掘プロジェクト「MILLION TAG」にも参加

    林士平さんは新人漫画家に対して熱意があることでも有名です。

    インタビューでは「新しい、世に出すべき才能に出会った瞬間は、震える程嬉しかったりします」と話し、持ち込み作品も大好きだと語っています。

    また、2021年7月2日より漫画家発掘バトルオーディション番組「MILLION TAG(ミリオンタッグ)」をYouTubeのジャンプチャンネルにて配信。

    MILLION TAGとは6人の新人漫画家と編集者がタッグを組み、優勝を目指す姿を追ったYouTubeオリジナル番組です。

    優勝者には「賞金500万円」「少年ジャンプ+での連載確約」「コミックス発売」「アニメ制作」の豪華な報酬が用意され、林士平さんも藤田直樹(ふじたなおき)先生とタッグを組んで参加していました。

    そして2021年8月20日に公開された動画では、約5ヶ月にわたる選考を経て藤田直樹×林士平タッグの作品『BEAT&MOTION』が優勝したのです!

    藤田直樹先生と林士平さんの作品は、ゲスト審査員の藤本タツキ先生と賀来ゆうじ先生からも好評を博しました。

    林士平さんは超有能なヒットメイカー!

    集英社のヒットメイカー」の異名を持つ有能編集者、林士平さんをご紹介しました。

    林士平さんが忙しい日々の合間を縫ってSNS運用を行ったり、積極的にメディアインタビューに回答したりするのは「面白い作品を読者に届けたい」という気持ちがあるからこそ。

    林士平さんの熱い気持ちは担当している漫画家の心を動かし、結果として良い作品が生まれる流れへと繋がっています。

    今では読者も林士平さんを信頼し「知らない作家の作品でも、林士平さんが担当しているなら読んでみる」という人も少なくありません。

    新しい漫画を手に取る際、ストーリーや絵柄、作家などで判断する人がほとんどだと思いますが、今後は「担当編集者」も一つの判断材料になりそうですね!

    林士平さんが担当している作品は、集英社のアプリおよびWebサイト「ジャンプ+」で読むことができるので、興味があればぜひ読んでみてください。

     

    ライター:カルコレ編集部 ごとうゆき



    参考

    少年ジャンプ+公式サイト

    MILLION TAG(ミリオンタッグ) - 少年ジャンプ+

    藤本タツキ×林士平が語る、漫画家と編集者がタッグを組む意味 「ひとりで描いてるようで、そうではない」|Real Sound|リアルサウンド ブック

    【第66回】担当作家 藤本タツキ先生Q&A! - 運営からのお知らせ - ジャンプルーキー!

    集英社のヒットメーカー・編集者 林士平氏インタビュー (マグミクス)

    Wikipedia「林士平」