『銀河英雄伝説』ジークフリード・キルヒアイスとは?プロフィールや性格、名言を紹介!
『銀河英雄伝説』に登場するジークフリード・キルヒアイスは、銀河帝国側の主人公・ラインハルトの側近です。
武芸に長けるうえ頭も切れ、誰にでも優しいキルヒアイスは『銀河英雄伝説』に登場するキャラクターの中でも、主人公たちに並ぶ人気があります。
この記事ではキルヒアイスのプロフィールや人柄、名言から、彼が人気の理由をさらに深掘りします!
『銀河英雄伝説』ジークフリード・キルヒアイスとは?
『銀河英雄伝説』のジークフリード・キルヒアイスは、銀河帝国軍の軍人で、のちに銀河統一を果たすラインハルト・フォン・ローエングラムの副官です。
ラインハルトとは親友の間柄でもあるため、ただの上官として補佐するだけではなく、時には的確な助言も行います。
あらゆる面で及第点以上の成績を残す優等生タイプで、能力だけならラインハルトはもちろん、自由惑星同盟側の主人公・ヤンにも劣りません。
ラインハルトの姉・アンネローゼに一途な思いを寄せており、彼女から託された「弟を支えてほしい」という望みは、キルヒアイスにとって原動力の一つです。
10歳で運命の友・ラインハルトと出会う
帝国暦467年1月14日、司法省下級官吏の息子として生まれたキルヒアイス。
10歳のある日、家の隣にラインハルトたちが引っ越してきたことにより、キルヒアイスはラインハルトやアンネローゼと親しくなります。
しかしその後、アンネローゼが皇帝フリードリヒ4世の後宮に召されることになり、キルヒアイスは大きなショックを受けました。
キルヒアイスは、アンネローゼに淡い恋心のような気持ちを抱き、強く憧れていたのです。
そして、アンネローゼを失くし大きなショックを抱えていたのは、ラインハルトも同じでした。
ラインハルトから「姉を取り戻すため帝国軍に入る」と決意を聞かされたキルヒアイスは、自らも同じ道を志し、共に帝国軍の幼年学校に入学します。
任官後は、ラインハルトの副官に
幼年学校を卒業し軍人となったキルヒアイスは、ラインハルトの副官となりました。
副官なのはあくまで目的達成のためであり、キルヒアイスの能力がラインハルトよりも劣っているからではありません。
事実、ラインハルトからの命でヤンと単独対峙したキルヒアイスは、ヤンからも卓越した戦術センスを評価されています。
また、仕える立場としてキルヒアイスはラインハルトに敬語を使うようになりましたが、2人の絆や信頼関係は変わりませんでした。
キルヒアイスはラインハルトにとって良きアドバイザーであり、また、ラインハルトと他提督達とを繋ぐ橋渡し役でもあったのです。
キルヒアイスの早すぎる死
帝国暦488年9月9日に開かれた戦勝記念式典で、キルヒアイスはラインハルトをかばって命を落とします。
事件以前より、ブラウンシュヴァイク公爵が起こした虐殺への対応が原因で、ラインハルトとキルヒアイスの関係はぎくしゃくしていました。
怒ったラインハルトはキルヒアイスへの特別待遇をやめ、これまで許可していた公式な場での武器携行を禁じます。
そんな中迎えた戦勝記念式典、ブラウンシュヴァイク公の部下・アンスバッハが主君の仇としてラインハルトに銃口を向けました。
武器を持っていないキルヒアイスは丸腰のままアンスバッハに掴みかかり、ラインハルトの代わりに銃弾を受けます。
胸に致命傷を負ったキルヒアイスは、21歳の若さで還らぬ人となりました。
最新アニメでキルヒアイスを演じた声優は梅原裕一郎さん
最新アニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These(ディ・ノイエ・テーゼ)』でキルヒアイスの声を担当したのは声優の梅原裕一郎(うめはらゆういちろう)さんです。
過去にリリースされたOVAと劇場版2作品でキルヒアイスを演じたのは、声優の広中雅志 (ひろなかまさし)さんですが、最新アニメではキャストが一新されました。
梅原裕一郎さんプロフィール
生年月日:1991年3月8日
出身地:静岡県
身長:173cm
主な出演作:『戦刻ナイトブラッド』伊達政宗、『ディズニー ツイステッドワンダーランド』レオナ・キングスカラー、『あんさんぶるスターズ!』蓮巳敬人、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』ユージン・セブンスタークなど
梅原さんはオーディションの段階からキルヒアイスを楽しく演じられたそうで、キルヒアイス役に抜擢された時はとても嬉しかったと語っています。
ジークフリード・キルヒアイスの性格や人柄
作中随一ともいえる人格者で、自軍はもちろん敵軍にも影響を与えたキルヒアイス。
ここからは、誰からも愛されたキルヒアイスの人柄をお伝えします。
穏やかで正義感の強い人格者
「ゴミ溜めの中にも美点を見出す」とラインハルトから評されるほど、キルヒアイスは誰に対しても礼儀正しく温和で、人当たりのよい性格をしています。
協調性に優れたキルヒアイスは、トラブルメーカーのラインハルトが周囲とうまくなじめるよう、時に調整役も買って出ました。
また、正義感が強く非道な行為を嫌うため、目的のためなら手段を選ばないタイプの人間を敬遠する傾向にあります。
清廉潔白で優しいキルヒアイスはまさに「良い人」と言う言葉がぴったりで、周囲からの人望も厚い人物でした。
ラインハルトとの強い絆
ラインハルトとキルヒアイスは対極的な性格をしていながら、お互いの欠点を補い合う「半身」のような存在でもありました。
その証拠に、ラインハルトはキルヒアイスの死後しばらく自失状態となり、立ち直ってからも「キルヒアイスが生きていれば」とたびたび口にするようになったのです。
また、キルヒアイスは死後、ラインハルトからさまざまな栄誉を贈られましたが、ラインハルトが墓碑に刻んだ言葉は我が友を意味する「Mein Freund」という一言のみ。
ラインハルトにとってキルヒアイスは唯一無二の親友であり、その他の肩書きは不要だったのでしょう。
女性兵士からも大人気
キルヒアイスは身長190cmと体格もよく、ラインハルトとは系統が異なるものの整った容姿を持っていました。
優しくてハンサム、そのうえ何事においても万能とくれば、女性にモテないわけがありません。
そのため、キルヒアイスは女性兵士から「ハンサムな赤毛ののっぽさん」と呼ばれ人気がありました。
しかし、キルヒアイス自身は過去にアンネローゼに惹かれて以来、特定の女性に強く興味を持つことはなく、いつも当たり障りなく女性たちをかわしています。
ジークフリード・キルヒアイスの名言5選
ラインハルトのサポートにとことん徹したキルヒアイスが、自分の本当の気持ちを語ることは多くありませんでした。
しかし、短い言葉の節々にキルヒアイスの考えや人柄を垣間見ることができます。
最後は、キルヒアイスが残した名言を紹介しましょう!
「ラインハルト様をおいて、何者にそれがかないましょうぞ」
「俺は宇宙を手に入れることができると思うか?」とラインハルトに聞かれた時のキルヒアイスの答えです。
キルヒアイスのこの発言は、決してラインハルトの機嫌を取るためのものではなく、心からの忠誠心が込められています。
短い言葉ではありますが、ラインハルトとキルヒアイスの関係性がよくわかる一言です。
「形式とは必要なものかもしれませんが、馬鹿馬鹿しいものでもありますね」
捕虜交換の為にイゼルローン要塞を訪れたキルヒアイスが、ヤンに言ったセリフです。
この言葉を受けたヤンも、キルヒアイスに同意を示していました。
人権を尊重し弱者の視点にも立てるところは、ヤンとキルヒアイスの共通点といえるでしょう。
「いつも良い所持っていくじゃないですか」
これは実際に言ったセリフではなく、キルヒアイスが頭の中でラインハルトに掛けた言葉です。
アンネローゼから「友人を助けてほしい」と頼まれたキルヒアイスですが、姉に良いところを見せたいラインハルトは自分がいくといって聞きません。
ラインハルトから「くどいぞキルヒアイス。たまには俺に譲れ」と引くように言われた際、キルヒアイスはこっそり心の中で悪態をつくのでした。
「”ジーク”って呼んでいいのはアンネローゼ様だけなんだが」
アンネローゼの友人から「ジーク」と呼ばれた際、キルヒアイスが頭の中で思ったセリフです。
キルヒアイスのファーストネームを縮めて「ジーク」と呼ぶのはアンネローゼだけであり、それはキルヒアイスにとって特別なことでした。
誰からも「優しい」と評されるキルヒアイスですが、アンネローゼが絡むと途端に人間らしさを発揮し、怒りや不満を抱くことがあります。
「宇宙を手にお入れください」
キルヒアイスが死の間際にラインハルトに伝えた言葉です。
同時に、アンネローゼに誓いを守ったと伝えてほしいとも託しており、キルヒアイスは自分の死が目の前に迫っても、最後までラインハルトとアンネローゼを第一に考えていました。
キルヒアイスという人柄や人生が詰まった、とても重みのある言葉です。
『銀河英雄伝説』のジークフリード・キルヒアイスは最強の側近
能力、性格ともども非の打ちどころがないキルヒアイスは、ファンから「生きていれば最強」とまでいわれる人物です。
残念ながら若くして亡くなりますが、そこもキルヒアイスの従順な性格がよく現れ、人々の心を掴む理由でしょう。
続編製作が決定した『銀河英雄伝説 Die Neue These』では、キルヒアイスという大きな柱を失ったラインハルトがどのように立ち回るのかも気になります!
ライター:カルコレ編集部 ごとうゆき
参考
アニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These』公式サイト
アニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These』公式サイト キャストインタビュー
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