『薬屋のひとりごと』羅半兄(ラハンあに)の本当の名前は?俊杰の読み方や燕燕との関係を解説
脇役でも一人ひとりにスポットが当たり、その人間模様が面白い『薬屋のひとりごと』。
羅半兄(ラハンあに)もそんな脇役の一人ですが、彼は登場からしばらくの間名前が明かされなくても抜群の存在感を放ち、今では人気キャラクターとなっています。
この記事では、羅半兄の名前を含むプロフィールや本名の読み方、燕燕(エンエン)との恋愛事情などを解説。
羅半兄のこれまでの活躍もたっぷりお伝えするので、ぜひ最後までお読みください!
『薬屋のひとりごと』羅半兄(ラハンあに)のプロフィール
・本名:漢俊杰
・年齢:猫猫いわく「23、4歳くらい」
・職業:農家
・氏族:羅の一族
以上が、羅半兄の基本情報です。
ここからは、さらに詳しいプロフィールを見ていきましょう。
羅半兄の本当の名前は、漢俊杰(カン・ジュンジェ)
「羅半兄」という呼び名がすっかり定着しているもののこれは通称であり、彼にはちゃんと「漢俊杰(カン・ジュンジェ)」という名前があります。
にもかかわらずほとんど名前で呼ばれないのは、羅半兄が自己紹介をしようとすると、なぜか毎回邪魔が入って遮られてしまうためです。
きちんと自己紹介ができないと、周囲の人は「名前は聞きそびれたけど、あの人は羅半の兄なのだな」という認識だけを持ちます。
そして、声をかけたいとき咄嗟に「羅半兄」と呼んでしまい、次第にそれが広まっていったのです。
現在の羅半兄はもはや「羅半兄」が名前であるかのように扱われており、本人はよく「羅半兄じゃねぇ!」とツッコんでいます。
漢羅半(カン・ラハン)の実兄
羅半兄は、芋農家を営む農民です。
「羅半兄」と呼ばれていることからもわかるように、彼には「漢羅半(カン・ラハン)」という弟がいます。
弟の羅半は、国の経理を司る部署で重要な仕事を任されている文官。
しかし、羅半は幼い頃に実家を裏切る形で漢羅漢(カン・ラカン)の養子になっているため、兄がいることはあまり周囲に言っていません。
事実、羅半の義妹にあたる猫猫(マオマオ)ですら、物語の途中まで羅半兄の存在を知りませんでした。
なお、漢羅漢と羅半兄の父は兄弟であるため、猫猫と羅半兄の関係は従兄弟ということになります。
実は体力おばけ
羅半兄は「名持ちの一族」の一つ「羅の一族」の人間です。
羅の一族は、驚異的な認識能力を持つ人材を多く輩出していることから「狂人と天才の一族」と呼ばれています。
確かに、優れた采配能力を持つ羅漢、薬の分析力がすごい猫猫、数字にめっぽう強い羅半など、羅の一族の人間は個性的な認識能力を有して生まれるケースが多いです。
羅半兄には驚異的な認識能力はありませんが、代わりに持っているのが人並外れた強靭な体力!
羅半いわく、羅半兄はどれだけ体を酷使しても、体力や持久力の数値が下がらないそうです。
羅半兄は自分のスタミナのすごさに気づいていないため、数字馬鹿の弟を「異常」と言いますが、羅半からすればどれだけ動いても疲れない兄も十分おかしいとのこと。
実際『薬屋のひとりごと』本編でも羅半兄は、飛蝗(バッタ)や盗賊などさまざまな相手に追い回されながらもタフに生きています。
羅半兄のアニメ声優は未発表
羅半兄は、物語の中盤以降に登場するキャラクターのため、すでに放送済みであるアニメ『薬屋のひとりごと』第1期には登場しません。
また、2025年1月10日から放送予定のアニメ第2期の登場キャラクターにも2024年11月時点ではラインナップされておらず、羅半兄のアニメ声優は未発表です。
しかし、登場キャラクターや声優に関する情報は、今後追加で更新される可能性があります。
羅半兄は冴えたツッコミで物語を引っ張ってくれるキャラクターなので、いつかその姿をアニメで見たいですね!
引き続き公式の動きをチェックして、情報を見逃さないようにしましょう。
羅半兄の活躍と燕燕(エンエン)との恋
小説『薬屋のひとりごと』6巻で初登場してから、羅半兄はこれまでさまざまなエピソードで活躍してきました。
ここでは羅半兄の活躍と、気になる燕燕との関係について解説していきます。
蝗害(こうがい)時に大活躍
あるとき、北から大量の飛蝗が飛来し、西都は大規模な蝗害(こうがい)に見舞われました。
飛蝗は、作物だけでなく衣類や住居に使われている木材などまでかじり、西都の人々の暮らしに大ダメージを与えたのです。
このままでは深刻な食糧不足および治安の悪化を招くのは必至で、まさに危機的状況。
そんなとき、羅半に騙され「農業のプロ」として中央から派遣されてきたのが、羅半兄でした。
騙されて連れてこられたものの、お人好しの羅半兄はいざ目の前に困っている人がいると動かずにはいられません。
羅半兄は、甘藷(さつまいも)や馬鈴薯(じゃがいも)など土の中で育つ芋を栽培し、飛蝗の被害を最小限に抑えることに成功します。
さらに、遠く離れた村まで赴いて農業実習を行い、多くの人々を飢餓のリスクから救いました。
名持ちの会合で粘り勝ち!
再び羅半に騙されて「名持ちの一族」たちが集まる名持ちの会合に連れてこられた羅半兄。
羅半兄は、猫猫とともに医官手伝いとして働く少女、姚(ヤオ)と燕燕のお守り役を任されていました。
というのも「辰(シン)の一族」の男性が姚を気に入り、嫌がる彼女にしつこく付きまとっているというのです。
会合にて羅半兄は、付きまとい男とばったり遭遇!
付きまとい男と羅半兄は木剣で決闘することになり、羅半兄は自分が勝ったら姚を諦めるよう付きまとい男に条件を出しました。
農民の羅半兄と武官の付きまとい男とでは、羅半兄の分が悪すぎるのではと周囲は心配しましたが、いざ勝負が始まるとそれが杞憂だったとわかります。
羅半兄には、どれだけ戦ってもバテない体力と蝗害の修羅場をもくぐりぬけた度胸があるので、剣の腕こそ上手くはないものの絶対に倒れなかったのです。
最終的に羅半兄は、疲れ果てた付きまとい男に粘り勝ちを収め、意外な強さを見せつけました。
羅半兄は燕燕に片思い中
実はこの決闘の場には、猫猫や羅半らもいました。
そして2人はこっそりと「羅半兄と姚が恋仲になればいいのに」と期待していたのです。
しかし羅半兄の心は、2人の期待とは別の方向に動きます。
決闘を終えた羅半兄にお礼を言いに行った姚と燕燕ですが、このとき燕燕だけが「ありがとうございます。俊杰さま」と、羅半兄のことを名前で呼びました。
燕燕は社交的で情報通だったため、ちゃんと羅半兄の本名を知っていたのです。
普段誰からも本名で呼んでもらえない羅半兄は、急に名前で呼ばれて大いに動揺。
そして、いともたやすく燕燕に心を撃ち抜かれ、彼女に恋をしました。
以降の羅半兄は「燕燕が喜ぶ野菜」についてあれこれ考えたり、料理好きの燕燕の手料理を頻繁に食べている猫猫に嫉妬したりと、わかりやすく燕燕に片思いしています。
羅半兄の魅力
脇役ながら、さまざまな活躍や人間的魅力を見せて多くの読者から愛されている羅半兄。
ここからは、羅半兄の魅力を3つ紹介します。
ツッコミのキレがいい
羅半兄は体力こそ化け物級ですが、羅の一族の中では比較的珍しい「一般的な考え方」ができる人間です。
そのため、個性豊かなキャラクターが多数登場する『薬屋のひとりごと』においては、もっぱらツッコミ役を務めています。
通称で呼ばれた際の「羅半兄じゃねぇ!」というツッコミは、もはや彼の口癖といってもいいでしょう。
また、羅半から紹介されて猫猫と初対面した際には、猫猫を妹と言い張る羅半、羅半を他人と言い張る猫猫の間で「どっちだよ!」と盛大にツッコんでいました。
鋭いツッコミで読者の気持ちを代弁してくれる場面も多く、羅半兄は普通の感性を持っているからこそ親しみやすいのが魅力です。
お人好しで優しい
羅半に騙されて西都に連れてこられたのに、再び騙されて名持ちの会合に連れていかれたエピソードからもうかがい知れるように、羅半兄はかなりのお人好しです。
そもそも芋農家になったのも、父の趣味に付き合って土いじりをしたのがきっかけだといいます。
また、西都の蝗害対策に当たった際には、自分と同姓同名の小姓の少年と出会い、優しさを見せたこともありました。
羅半兄の本名「漢俊杰」は珍しい名前ではなく、同姓同名の他人がたくさんいるといいます。
羅半兄と同姓同名の少年は過去に「名前が被っている」という理由で実名以外の名で呼ばれ、嫌な思いをした経験がありました。
そんな少年に「自分も同じ名前だ」と言うと名前被りで気を使わせてしまうと考えた羅半兄は、少年から名前を聞かれた際にあえて本名を明かさず「羅半兄」と名乗ったのです。
羅半兄は、いつも他人に優しいわりに何かと不憫な思いをするキャラクターですが、いつか彼にも大きな幸せが訪れると良いですね!
燕燕との関係は進展するのか
名持ちの会合での一件がきっかけで、燕燕に恋をした羅半兄。
燕燕は料理上手かつ仕事も優秀で、良い妻になる要素をたくさん持っている素敵な女の子です。
しかし、羅半兄の恋はうまくいくのか、現時点では全く先が読めません。
なぜなら燕燕には男嫌いの傾向があり、姚を何よりも大切に思っているからです。
もともと燕燕は、姚の実家で働く彼女の侍女でした。
世話を焼いていた姚が医官手伝いになるというので、彼女を追いかける形で燕燕も同じ職に就いたという経緯があり、燕燕は常に「姚・命」というスタンスでいます。
羅半兄は気立てだけでなく顔立ちも良い、心身ともに屈強と実はハイスペックで、女性にモテないわけではありません。
ですが姚・命の燕燕の心を射止めるのはかなり難しそうで、今後の羅半兄が彼女にどんなアプローチをするのかにも注目です。
羅半兄の名言
ここでは、羅半兄らしさがよく表れている台詞を3つ紹介します。
俺の名前は、羅半兄だ
自分と同じ名前の小姓・漢俊杰少年から、名前を尋ねられた際の返事です。
名前を明かさないのは羅半兄なりの優しさだったものの、本名を言いたくないなら偽名を使ったほうが良かったのかもしれません。
羅半兄の返答に少年は戸惑いを見せますが、一度名乗った手前羅半兄は今さら違う名前を言うわけにもいかず、後ろ姿に哀愁を漂わせたままその場を去っていきました。
どうにか、どうにかしないと
飛蝗の襲来で飢えに苦しむ民を見て、苦悩していたときの台詞です。
羅半兄は物事を深く気負うタイプではなく、大抵の困難には前向きに挑んでいきます。
その羅半兄ですら頭を抱える事態だったというだけで、蝗害時の状況がどれほど悲惨だったかがわかるでしょう。
ええっともっかい言ってくれないか?
燕燕から名前を呼ばれ、真っ赤になりながら羅半兄が言った台詞です。
名前を呼ばれたことが信じられなかったのか、はたまた嬉しくてもう一度呼んでほしかったのか、羅半兄は本名呼びのおかわりを要求しました。
ちなみにこのとき羅半兄の頭の中では、恋の始まりを告げる大きな銅鑼(どら)が何度も鳴り響いていたといいます。
まとめ
『薬屋のひとりごと』に登場する、羅半兄こと漢俊杰について紹介しました。
2025年1月10日より放送されるアニメ『薬屋のひとりごと』第2期に羅半兄が登場するかは不明ですが、連続2クールと話数が多めなので今後追加で登場発表があるかもしれません。
また、羅半兄は原作小説ではたくさん活躍しているため、未読の方はぜひ小説も読んでみてくださいね!
参考
アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイト
小説家になろう「薬屋のひとりごと」
特別展 神田明神×薬屋のひとりごと|~2024年11月24日(日)まで※終了しました
※無事終了いたしました。たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました!!!
江戸の総鎮守・神田明神と『薬屋のひとりごと』のコラボ特別展、開催中です!
カルコレを運営しています株式会社ひかりてらすは、企画・製作協力および商品供給で携わっております。
神田明神に収蔵されている貴重資料とのコラボ展示です。
期間限定のコラボですので、ぜひこの機会にご来場ください!
■イベント名
特別展 神田明神×薬屋のひとりごと
■開催場所
展示:神田明神資料館(東京都千代田区外神田2-16-2)
物販:文化交流館1階・EDOCCO SHOP IKIIKI
■受付場所
神田明神資料館・1階
■会期
令和6年11月2日(土)~11月24日(日)
※11月7、14、21日(毎週木曜)は休館となります。
■時間
9:00~16:00(15:45最終受付)
■拝観料
大人500円・学生300円・中学生以下無料
※物販は無料で参加いただけます。
※資料館拝観特典として、描き下ろしイラストを使用したグッズをプレゼントいたします(数量限定につき無くなり次第終了となります)。
▼Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/37a25329fef8c8ef6e60ab2cf1e3dccd8e4a3b86
▼スペシャルコラボグッズにもぜひご注目ください!!!
薬屋のひとりごと 関連記事
▶アニメ『薬屋のひとりごと』の魅力とは? あらすじやキャラクター、名言を紹介!
▶『薬屋のひとりごと』猫猫のプロフィールや魅力を解説!壬氏との関係は?
▶『薬屋のひとりごと』壬氏(ジンシ)のプロフィール・魅力を解説!本当の正体は?
▶『薬屋のひとりごと』高順(ガオシュン)の本名は?プロフィール・正体・魅力を解説!
▶『薬屋のひとりごと』玉葉妃(ギョクヨウヒ)はハーフ?皇后になれる?プロフィールや魅力を解説
▶『薬屋のひとりごと』里樹妃(リーシュヒ)が不幸すぎる!?プロフィールや馬閃との関係を解説
▶『薬屋のひとりごと』阿多妃(アードゥオヒ)の正体とは!?壬氏と似ている理由や秘密、名言を解説
▶『薬屋のひとりごと』李白(リハク)のプロフィール&魅力を解説!白鈴との結婚は?
▶『薬屋のひとりごと』陸孫(リクソン)の正体とは?猫猫とのダンス・求婚の理由や壬氏との関係
▶薬師寺(奈良市)と「薬屋のひとりごと」のコラボ企画!作品のファンと歴史文化財の新たな繋がり生まれる
▶【スタッフブログ】大人気御礼!薬屋のひとりごと展@西武渋谷店に行ってきました♫