『薬屋のひとりごと』陸孫(リクソン)の正体とは?猫猫とのダンス・求婚の理由や壬氏との関係

2025年1月10日から放送予定のアニメ第2期にも期待が寄せられている『薬屋のひとりごと』。

第1期ではあまり登場しなかったキャラクターも第2期では多数活躍予定で、陸孫(リクソン)もその一人です。

この記事では『薬屋のひとりごと』に登場する陸孫のプロフィールや、猫猫(マオマオ)・壬氏(ジンシ)との関係、気になる正体などを解説します。

陸孫が抱える壮絶な過去についてもお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。

『薬屋のひとりごと』陸孫(リクソン)のプロフィール

・年齢:20代後半~30代

・地位:副官

・出身:西都


以上が、陸孫の基本情報です。

ここからは、さらに詳しく彼のプロフィールを解説します。

 

漢羅漢(カン・ラカン)の副官

陸孫は、軍師・漢羅漢(カン・ラカン)直属の部下です。

羅漢は一流軍師でありながらも超がつくほどの変わり者。

よって、陸孫は日々羅漢から無理難題を吹っかけられて困っていますが、冷静な判断力と高い適応能力を駆使してうまく乗り切っています。

また、陸孫はもともと文官だったそうで、自分を副官にまで押し上げてくれた羅漢には大きな恩も感じているようです。

陸孫は、物腰が柔らかいうえ紳士的な振る舞いが身についており、さらには見目も良いのが特徴。

ただし、普段はうまく隠しているものの意外と狡猾かつ強かな性格であり、作者・日向夏(ひゅうがなつ)先生によると、陸孫の性格は「秩序、悪」だそうです。

猫猫からも、出会った当初は「柔和な男」「変人・羅漢の部下」程度にしか認識されていませんでしたが、交流を重ねるにつれ「食えない男」と思われています。

 

卓越した記憶力の持ち主

陸孫の特技は、並外れた記憶力を持つこと。

一度見た人物の顔は完璧に記憶し、二度と忘れないといいます。

なお、陸孫とは対照的に羅漢は、脳障害の一種・相貌失認のため他人の顔を識別できません。

例外的に深く愛した女性・鳳仙(フォンシェン)と、鳳仙との間にもうけた娘・猫猫の顔だけは正しく認識できますが、それ以外の他人の顔は碁石にしか見えないそうです。

そのため、上司の欠点を補える陸孫のこの特技は、仕事においてとても重宝されています。

また、陸孫は困った上司に手を焼きながらも根本的な部分では羅漢と相性が良いようで、羅漢から能力の高さだけでなく人柄的な部分でも信頼されているようです。

 

猫猫(マオマオ)とダンス、そして求婚!?

猫猫と陸孫の距離が近づいたのは、西都での会合。

陸孫はうまく猫猫を丸め込んで強引にダンスに連れ出し、彼女の指先に唇を寄せました。

敏い陸孫は壬氏が抱く猫猫への好意に気づいており、近くで見ている壬氏を焚きつける目的でこのような思わせぶりな行動に出たのです。

そして、普段は頭が切れるのに猫猫のこととなると途端に知能が下がる壬氏は、陸孫の思惑に気づかずしっかり焚きつけられて不機嫌になっていました。

また、その後再び猫猫と再会した際には、陸孫は自分の過去を彼女に話し、その流れのまま猫猫に「求婚してもいいですか?」とプロポーズ!

猫猫が即座に「ご冗談を」と返したのですぐに話は流れましたが、その場には壬氏の侍女・雀(チュエ)もいたため陸孫が求婚したことは壬氏の耳にも入り、壬氏をはじめとした猫猫の周囲は陸孫を警戒するようになりました。

そしてこれこそ、陸孫が猫猫に冗談めかして求婚した本当の理由。

陸孫には心の内に危険な計画を秘めており、この危険から猫猫を遠ざけるためにあえて警戒されるようなことをしたのです。

 

陸孫のアニメ声優は内山昂輝(うちやま こうき)さん

アニメ『薬屋のひとりごと』で陸孫を演じているのは、声優の内山昂輝(うちやま こうき)さんです。

内山昂輝さんのプロフィール

・所属事務所:劇団ひまわり

・生年月日:1990年8月16日

・出身地:埼玉県

・趣味:映画・海外サッカー・雑誌・音楽の鑑賞

内山昂輝さんの主な出演作

『キングダム ハーツ シリーズ』ロクサス

『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』バナージ・リンクス

『ハイキュー!!』月島蛍(つきしま けい)

『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』狗巻棘(いぬまき とげ)

『僕のヒーローアカデミア』死柄木弔(しがらき とむら)など


物語の構成上、陸孫は『薬屋のひとりごと』第1期にはあまり登場せず、アニメではまだそれほど目立った活躍を見せていません。

しかし、2025年1月10日から放送予定の『薬屋のひとりごと』第2期では陸孫の登場シーンが増えることが見込まれており、内山さんの声の演技にも注目が集まっています。

陸孫の正体・過去・玉鶯との関係

陸孫は、物語が進むにつれて何かの伏線かと思わせるような言動が増え、正体や過去が疑問視されていました。

ここからは、陸孫の正体や過去、玉鶯との関係を解説していきます。

陸孫の正体

陸孫は、戌(イ)の一族の息子としてこの世に生まれました。

しかし戌の一族は現在、女帝の怒りを買ったとしてすでに氏族ごと滅ぼされています。

つまり陸孫の正体は、今は亡き戌の一族の生き残り。

かつての戌の一族は商業都市である西都を治めており、代々女が長を務める珍しい一族として知られていました。

一族の女性は夫を取らずに子供を身ごもり、生まれた男児は15歳で元服すると家を出るのが風習です。

幼い陸孫が一族の中でさまざまなことを学んでいる間、一族の中心的人物として君臨していたのは母であり、姉が次代の長になる予定でした。

なお、このときの陸孫は「陸孫」という名前ではなかったといいます。

陸遜の過去

しかし陸孫が13歳のある日、戌の一族の屋敷にたくさんの暴漢が乗り込んできました。

西都を実質的に取り仕切る玉袁(ギョクエン)の長男・玉鶯(ギョクオウ)が中央に虚偽情報を流し、暴動を起こしたのです。

玉鶯は「戌の一族は夫を取らず、子供の父親が誰だかわからない」という特徴から、陸孫が自分の父・玉袁の実子だと誤解し葬ろうとしていました。

どうすればいいのかわからず、母と姉のもとへ駆け出す陸孫。

陸孫が2人のもとへ到着すると、母は暴漢に応戦し、姉は陸孫に変装していました。

そして姉は陸孫を拘束して箱の中へと隠し、母とともに陸孫の目の前で玉鶯に殺されます。

姉は最後に「あんたは、西の地を守るの」と弟に諭しました。

のちに、玉袁の手引きで元・戌の一族の家に引き取られ、その家で亡くなった「陸孫」という子供の名前と戸籍をもらって成長したのが、現在の陸孫です。

一族の仇・玉鶯(ギョクオウ)を討つ

物語の途中で陸孫は、羅漢の副官から西都に異動になり、玉鶯の補佐を務めます。

ちなみに玉鶯は、陸孫が「自分が17年前に勘違いで殺そうとした子供」であることなど、少しも気づいていません。

そんな中、北から大量の飛蝗(バッタ)が飛来し、西都は大混乱!

そして玉鶯はこの混乱に乗じて、隣国と戦を始めようと言い出したのです。

陸孫はこれまで、ピリピリとした緊張感はありながらも、玉鶯の補佐役を全うしてきました。

それが陸孫の仕事でしたし、完璧に補佐すれば玉鶯は西都を安定させ、陸孫の役目である「西都を守る」ことにもなったためです。

しかし、西都に戦を持ち込もうとする玉鶯を補佐するということは、西都を危険にさらすことを意味しており、西都を守るのが宿命の陸孫は「玉鶯殺害」を決行します。

玉鶯を討った陸孫は、これまでの恨みを一切口にすることなく、ただ静かに涙を流しました。

なお、その後陸孫には当然玉鶯殺しの疑いがかけられ裁かれそうになりましたが、羅漢が庇ったためお咎めなしで済み、陸孫は現在も西都のために働いています。

陸遜の魅力

ここでは、陸孫が持つ魅力をお伝えします!

ドキッとさせる色男

陸孫は、馬車の扉を開けてくれる、スマートに女性をダンスに誘う、指先にキスを贈るなど、気遣い上手で女性をドキドキさせるテクニックをたくさん持っています。

とはいえ、これらの行動の一部は壬氏を焚きつける目的で行われたため、日ごろから陸孫が女性をドキドキさせているのかは定かではありません。

しかし、羅漢の甥・漢羅半(カン・ラハン)に対してさえ「あちらに小鳥が見えますよ。いつ見てもきれいですね」と話しかけており、色男要素は十分に持っていると推察できます。

人受けする柔和な雰囲気を持ちながら、他人と一線引きたがるミステリアスなところもあり、陸孫は作品内でも特に女性人気の高いキャラクターといえるでしょう。

屈強な優男

陸孫の容姿は猫猫いわく「線の細い優男(やさおとこ)」。

優男とは「上品で性質の優しい男」のことであり、優しげで柔らかな雰囲気を持つ陸孫を表す表現として間違いではありません。

しかし、見た目の印象とは裏腹に、陸孫の内面は意外にも強かかつ屈強。

戌の一族の生き残りである陸孫は「自分は母と姉を見殺しにした」という苦しい気持ちを抱えながらも、家族の教えを守るために強く生きてきました。

また、自分の一族を滅ぼした張本人である玉鶯の補佐役を見事に務めたことからも、強い精神力を持っているのがわかるでしょう。

このように、見た目からは想像できない精神的強さを持つ陸孫に、尊敬や共感を覚えるファンは多いです。

壬氏(ジンシ)いじりが可愛い

玉鶯に復讐した後の陸孫は、西都のために働くと決めたものの気持ちの整理に時間がかかり、日々の仕事もやる気が出ませんでした。

そして、面倒ごとを全て壬氏に放り投げているうちに、陸孫は「いじり甲斐のある人間にちょっかいをかけるのは楽しい」と気づきます。

以降はすっかり壬氏いじりが趣味になり、事あるごとに壬氏をからかったり仕事を押し付けたりして遊ぶようになりました。

また、壬氏が中央に帰った後は羅半兄(ラハンあに)こと俊杰(ジュンジェ)、羅半兄が帰った後は玉鶯の孫の玉隼(ギョクジュン)にターゲットを変えていじりを続行している模様。

いじられる方はたまったものではないでしょうが、誰かにちょっかいをかけているときの陸孫はとても楽しそうで、その生き生きした姿が可愛いです。

陸孫の名言

ここでは、陸孫らしさがよく表れている台詞を3つ紹介します。

一曲だけ踊っていただけませんか?

猫猫をダンスに連れ出した際の、陸孫の誘い文句です。

なお、言葉では一応疑問形を取っていますが、貴重な酒を猫猫に飲ませて断りにくい雰囲気を作ってから誘っており、策士っぷりが発揮されています。

何もできず、私は母や姉を見殺しにして生き延びたわけです

自分の過去を猫猫に話した際の台詞です。

陸孫は母と姉の手で拘束されていたから見殺しにする結果となっただけで、自ら見殺しにしたわけではありません。

この台詞には、陸孫がこれまで抱えてきたやりきれない気持ちや一族を滅ぼされた憎しみなども込められているように感じました。

月の君におかれましては、ご機嫌麗しゅう、恐悦至極にございます

壬氏をからかっているときの台詞です。

陸孫はあまり言葉数の多いキャラクターではありませんが、誰かをいじっているときは比較的多弁になり、心から楽しんでいることがわかります。

まとめ

『薬屋のひとりごと』の物語を大きく動かすキーパーソン、陸孫を紹介しました。

陸孫はアニメ第1期では少ししか登場しておらず、2025年1月10日から放送される第2期での活躍に期待が寄せられているキャラクターです。

凄惨な過去を持ちながらも強くひたむきに生きる陸孫を、早くアニメで見たいですね!


参考

アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイト

小説家になろう「薬屋のひとりごと」

X「日向夏(@NaMelanza)」

 

特別展 神田明神×薬屋のひとりごと|~2024年11月24日(日)まで※終了しました

江戸の総鎮守・神田明神と『薬屋のひとりごと』のコラボ特別展、開催中です!

カルコレを運営しています株式会社ひかりてらすは、企画・製作協力および商品供給で携わっております。

神田明神に収蔵されている貴重資料とのコラボ展示です。

期間限定のコラボですので、ぜひこの機会にご来場ください!

■イベント名

特別展 神田明神×薬屋のひとりごと

■開催場所

展示:神田明神資料館(東京都千代田区外神田2-16-2)
物販:文化交流館1階・EDOCCO SHOP IKIIKI

■受付場所

神田明神資料館・1階

■会期

令和6年11月2日(土)~11月24日(日)
※11月7、14、21日(毎週木曜)は休館となります。

■時間

9:00~16:00(15:45最終受付)

■拝観料

大人500円・学生300円・中学生以下無料

※物販は無料で参加いただけます。
※資料館拝観特典として、描き下ろしイラストを使用したグッズをプレゼントいたします(数量限定につき無くなり次第終了となります)。

 

▼PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001374.000007785.html

▼Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/37a25329fef8c8ef6e60ab2cf1e3dccd8e4a3b86

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