『推しの子』苺プロダクションとは? 所属キャラを一覧で紹介!
週刊ヤングジャンプで連載中の『推しの子』は、芸能界の裏側をリアルに描いた話題作。2023年のTVアニメ放送も決定し、人気は留まるところを知りません。
本作に登場するメインキャラクターの多くは、芸能事務所「苺プロダクション」に所属しています。
今回は、苺プロダクションの概要や、所属キャラクターを徹底解説!苺プロ内の人間関係を詳しく理解できれば、さらに作品を読むのが楽しくなるはずです。
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『推しの子』の苺プロダクションとは
苺プロダクションは、弱小規模の芸能事務所。
正式名称は「株式会社苺プロダクション」で、業界人からは「苺プロ」と呼ばれています。
苺プロダクションはかつて、星野アイ(ほしの あい)が所属するアイドルグループ・B小町(びーこまち)を筆頭に、複数のタレントをマネジメントしていました。
しかし、アイが殺害事件の被害者となってからはアイドル部門を廃止。以降は主に、YouTuberやTiktokerなど、ネットタレントのマネジメントに力を入れています。
ですが近年はアイドル部門を復活させ、新規アイドルグループ・新生B小町を発足させました。
なお、アイ在籍時にプロダクション社長を務めていた斎藤壱護(さいとう いちご)は失踪しており、現在は壱護の妻・ミヤコが社長に就任しています。
苺プロダクションの強み
苺プロダクションの強みは、役者・アイドル・YouTuberなど、所属タレントのジャンルが幅広いことです。
逆境に立ち向かう力も強く、アイという看板タレントを失い事務所存続の危機に立たされても、ネットタレントのマネジメントに手を広げてしぶとく生き残ってきました。
また、抱えているタレントが少ない弱小事務所だからこそ、各タレントに丁寧に目を配っているところも強みといえます。
『推しの子』苺プロダクション所属のキャラクターを紹介
ここからは、苺プロダクションに所属するキャラクターのプロフィールや、事務所内の人間関係を解説します。
星野アイ(ほしの あい)
星野アイは、社長の壱護が自らスカウトした看板アイドルで、B小町の絶対的センター。アイドルとして天性の素質を持っているだけでなく、自分の魅せ方を研究し尽くす努力家でもあり、苺プロダクションは彼女の売り出しに力を入れていました。
しかし、グループ結成から4年が経過したある日、アイが双子を妊娠していることが発覚します。子供の父親は誰なのかと壱護に問い詰められるもアイは一切口を開かず、強い意志を貫き通してアクア・ルビーを出産しました。
その後は子供の存在を隠してアイドルに復帰し、着実に人気を積み上げていきます。ですが、念願のドームライブ当日にストーカー化したファンに刺され、20歳で死亡しました。
星野アクア(ほしの あくあ)
星野アクア(ほしの あくあ)はアイが生んだ双子の兄で、本名は「愛久愛海(あくあまりん)」。
何者かによって殺されたアイの大ファンである産婦人科医・雨宮 吾郎(あめみや ごろう)の生まれ変わりであり、前世の記憶を持ったまま転生しています。
アクアは撮影現場で映画監督・五反田 泰志(ごたんだ たいし)に気に入られ、苺プロダクションの子役としてデビュー。最愛の母・アイを目の前で亡くしてからは、犯人である父親に復讐することを目的としており、父親が芸能界にいると睨んで本格的に役者を志すようになりました。
一時は才能がないことを理由に裏方にまわろうとしましたが、現在は苺プロダクションの役者として、ドラマやリアリティショーなどに出演しています。
星野ルビー(ほしの るびい)
星野ルビー(ほしの るびい)はアイが生んだ双子の妹で、本名は「瑠美衣(るびい)」。
アイの大ファンだったものの難病で夭逝した少女・天童寺さりな(てんどうじ さりな)の生まれ変わりで、アクア同様に前世の記憶を持ったまま転生しています。アイの死後、アイドルとして輝いていた母に憧れを抱き、自身もアイドルを目指すようになりました。
シスコンの兄の差し金でアイドルオーディションに落選する日々が続きましたが、最終的にはアクアとミヤコの提案で、苺プロダクションのアイドルとしてデビューすることが決定。現在は新生B小町のメンバーとして、アイドル活動をしています。
また、アイを殺した人間が今も生きていると知ってからは復讐の念に燃え、一層芸能界でのし上がろうと奮闘するようになりました。
有馬かな(ありま かな)
有馬かな(ありま かな)は、かつて「10秒で泣ける天才子役」ともてはやされた役者。アクアの子役デビュー作品の共演相手であり、そのときからかなは高い演技力を持つアクアのことを意識していました。
しかし、子役として旬が過ぎたこと、人気絶頂期に天狗になり過ぎたことが原因で仕事が激減。天才的な演技力を持っているものの力を発揮する場所が与えられず、所属事務所との契約を解除してフリーの役者として活動します。
その後、アクアから新生B小町のメンバーにスカウトされたことをきっかけに、苺プロダクションと正式契約。今では新生B小町のセンター兼役者として、マルチに活躍しています。
MEMちょ(めむちょ)
MEMちょ(めむちょ)は、アクアが出演した恋愛リアリティショー「今からガチ恋♡始めます」で共演したYouTuber。もともとアイドルを目指していましたが、家庭の事情により夢を断念し、インフルエンサーになりました。
しかし、番組で共演したアクアからスカウトされ、新生B小町に加入。今ではアイドル兼YouTuberとして、メディアに引っ張りだこです。
ただしMEMちょはYouTuberとして個人活動もしているため、苺プロダクションと正式な契約を結んでいるわけではなく、アイドル業務のマネジメントだけ苺プロに依頼する形を取っています。
ぴえヨン
ぴえヨンは、苺プロダクションに所属する覆面筋トレ系YouTuber。「ムキムキの体にブーメランパンツ」「頭部にひよこの覆面」という独特すぎる風貌をしているのが特徴で、過去には有馬かなから「変質者」と叫ばれたこともありました。
小中学生を中心に凄まじい人気を誇っており、年収1億円以上を稼ぎ出す苺プロダクションの稼ぎ頭です。
また、ぴえヨンは「前職はプロダンサーで振付師」という経歴以外、ほとんどプロフィールが明かされておらず、コミカルな見た目とは裏腹に謎の多いキャラクターでもあります。
ぴえヨンは新生B小町の先輩
新生B小町を結成したばかりのルビーとかなは、実績作りとしてYouTube活動を始めます。そんなとき、社長のミヤコから「協力者」と紹介されたのが、人気YouTuberのぴえヨンでした。
稼ぎ頭という実績だけでなく、プロダクション所属歴も長いぴえヨンは、新生B小町にとって先輩にあたります。ルビーとかなは先輩・ぴえヨンの力を借りて、デビュー前の自分たちを宣伝するためコラボ動画を制作することになりました。
しかしコラボ動画の内容は、ルビーとかながぴえヨンと同じマスクをかぶり「ぴよエンブートダンス」を1時間やり続けるという地獄のような内容…!汗だくで死にかけながらも、一生懸命ぴえヨンについていくルビーとかな。動画撮影は無事に終了し、2人の熱意を目の当たりにしたぴえヨンは、以降も新生B小町を何かと気にかけています。
斎藤壱護(さいとう いちご)
斎藤壱護は、アイの魅力に誰よりも早く気づきスカウトした、苺プロダクションの前社長。自分の経歴や葛藤を理由にアイはスカウトを断りましたが、壱護はそんなアイを丸ごと受け入れ、彼女を説得して苺プロダクションに所属させました。
なお、説得する際に壱護がアイにかけた「愛してると言ってるうちに嘘が本当になるかもしれん」という言葉は彼女の心に強く響き、アイドル・星野アイとして活動する支えになっています。
また、壱護は孤児だったアイの身元引受人にもなっており、アイのことを自分の娘のように大切に思っていました。そのため、アイの妊娠が発覚した際も決して見捨てることはせず、出産後もリスクを承知のうえでマネジメントし続けたのです。
しかし、アイが殺害された後は社長業を全て放り出して失踪しており、まだ明かされていない失踪理由にも注目が集まっています。
ルビーとは今も関りを持っている
失踪後、長らく本編に登場しなかった壱護ですが、第84話でルビーと今も繋がっていることが明らかになります。ルビーと再会した壱護は、世捨て人のような風貌をしており、かつての面影は薄いです。
また、失踪したタイミングから、アイ殺害事件のカギを握っているのではないかと推測されていた壱護。ですが壱護はルビーに「アイの父親が誰か知ってたらとっくにぶっ殺しに行っている」と言っており、事件には関与していない可能性が高まりました。
斎藤ミヤコ(さいとう みやこ)
斎藤ミヤコ(さいとう みやこ)は、失踪した夫・壱護に代わって現在の苺プロダクションを引っ張る女社長。
美少年に目がなく、壱護と結婚した理由も「芸能事務所の社長と結婚すれば日常的に美少年と絡めそう」という不純なものでした。
ゲスい部分もあるミヤコですが、アイという看板タレントを失くしたうえ、社長不在の事務所を持ちこたえさせた経営手腕は本物。新生B小町を売り出す際も、今のアイドルカルチャーを取り入れ、まずはネットで名前を売るよう進言しています。
ミヤコはまだ失踪した壱護に会えていないようですが、再会したときの反応が楽しみですね。
双子の保護者を買って出る
アイが生きていた頃から、アクアとルビーのベビーシッターを任されていたミヤコ。ミヤコは当初、子守を頼まれることに不満を感じ、アイの秘密を週刊誌に売ろうとさえ考えていましたが、紆余曲折を経て少しずつ双子に愛情を覚えます。
そしてアイが殺害された後は、身寄りのない双子の保護者になることを買って出て、自分の養子にしました。
苺プロダクションにアイドル部門を復活させたのも、大切なルビーが怪しい地下アイドルになりかけていたからであり、ミヤコは双子のことを自分の子供のように可愛がっています。
鏑木勝也(かぶらぎ まさや)
鏑木勝也(かぶらぎ まさや)は、インターネットテレビ局「ドットTV!」のプロデューサー。苺プロダクションの人間ではありませんが、アイが生きていた頃から芸能界で幅を利かせ、彼女に営業先や芸能人御用達のお店を紹介していました。
また、上京したてのアイを知る数少ない人物でもあり、アイのプライベート情報をたくさん握っている貴重な存在でもあります。
アクアたちの父親?
自分たちの父親がアイを殺した犯人だと睨んでいるアクアは、アイのことをよく知る鏑木こそ自分の父親ではないかと考えました。
業界歴が長く、方々に顔が利くかなに頼んで鏑木に近づいたアクアは、鏑木のたばこの吸い殻を入手。DNA鑑定にかけ自分と血縁関係がないか調べましたが、結果、鏑木は父親ではないことが判明しました。
双子の父親が誰なのかは未だ確証が掴めておらず、謎は深まるばかりです。
まとめ
メインキャラクターたちが所属する芸能事務所・苺プロダクションについて解説しました。
苺プロダクションに所属するタレントは各々個性が強く、それが事務所の持ち味でもあります。まだ本編に登場していない事務所タレントが存在する可能性もあり、新キャラ登場にも期待大。
また、ぴえヨンや斎藤夫妻、鏑木はまだ謎に包まれた部分も多く、今後のストーリー展開にも注目です!
ライター:カルコレ編集部 ごとうゆき
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