『薬屋のひとりごと』漢羅半(カン・ラハン)とは?年齢や眼鏡の秘密、姚との関係を解説
2025年1月10日より、アニメ第2期が放送予定の『薬屋のひとりごと』。
本作にはいくつもの有力氏族が登場しますが、その一つに「羅の一族」があります。
主人公・猫猫(マオマオ)と同じ羅の一族出身で、現在は一族の跡取りを任されているのが、漢羅半(カン・ラハン)です。
この記事では、アニメ未登場のキャラクター・漢羅半を深掘り!
プロフィールや周囲との関係性などをじっくり解説し、羅半の魅力に迫ります。
『薬屋のひとりごと』漢羅半(カン・ラハン)のプロフィール
・年齢:19歳
・身分:文官
・氏族:羅の一族
以上が、羅半の基本情報です。
ここからは、さらに詳しいプロフィールを見ていきましょう。
数字を愛する文官
羅半は、国の経理を司る部署で働く19歳の文官です。
いつも帯に算盤(そろばん)をぶら下げるほどの「数字馬鹿」で、数字に強いのを活かして王官では財務を担当しています。
帳簿から不正や横領を暴く能力に長けている羅半は仕事で高く評価されていますが、一方で数字への執着が強すぎるあまり猫猫をはじめとする身内からは引かれ気味。
「世界は数字の集合」という独特の感性を持つ羅半は、人の感情や疲労の度合いを勝手に数値化する、常に黄金比で手紙を書いてくる、体の寸法から壬氏と月の君が同一人物だと突き止めるなど、圧倒的な数字への熱意と処理能力を持っています。
また、人との関係値を測る能力にも優れているので、穏やかで善良そうな見た目からは想像できないほど打算的で計算高い一面も…。
漢羅漢(カン・ラカン)の甥で養子
漢羅漢(カン・ラカン)と羅半父は兄弟であるため、羅半から見た羅漢は本来であれば叔父です。
しかし、幼少期に羅の家でお家騒動が勃発した際、羅半は自分の意志で羅漢に加担。
実の祖父や母を裏切る形で羅漢の養子になりました。
そのため羅半は羅漢のことを「義父上(ちちうえ)」と呼び、実父から羅の家の実権を奪って一族の跡取りになっています。
ちなみに、幼かった羅半が実家を裏切った理由は「祖父と実母が醜い数字ばかり産み出してしまうから」でした。
羅半のいう「醜い数字」とは不正や捏造、犯罪などを指しており、家族を裏切るに値する正当な理由です。
しかし、羅半が自身の世界観を前面に出した言い方をしたため、祖父と実母は理解が追い付かず「羅半が狂った!」と大パニックになりました。
なお、この一連の出来事により羅半は祖父と実母からひどく嫌われ、現在2人とは実質絶縁状態になっています。
面食いのモテ男
羅半は、癖のある髪に丸眼鏡をかけた、小柄で線の細い青年です。
日に焼けた肌にしっかりした体躯を持つ実兄・漢俊杰(カン・ジュンジェ)とは容姿のタイプが異なりますが、兄弟ともに容姿は悪くなく羅半は作中でよくモテています。
ですが、世界が数字で見えている羅半は、かなりの面食い。
相手の顔に黄金比を求めるうえ「中身も美しくないと許せない」らしく、羅半に選ばれるのは至難の業です。
また、たとえ選ばれたとしてもそれはいわゆる「遊び」であり、羅半自身はまだまだ独身生活を楽しみたい様子。
しかし、羅半が求める「容姿・中身ともに数値が美しい人物」の理想像に最も近いのが壬氏(ジンシ)だそうで、壬氏のような美人がいればすぐにでもプロポーズするといいます。
羅半のアニメ声優は未発表・ドラマCD声優は小林千晃(こばやし ちあき)さん
羅半は、アニメ『薬屋のひとりごと』第1期には登場しておらず、2025年1月10日から放送予定のアニメ第2期の登場キャラクターにもラインナップされていません。
そのため、2024年11月時点では、アニメ声優は未確定です。
しかし、過去のドラマCDでは、声優の小林千晃(こばやし ちあき)さんが羅半の声を担当しました。
小林千晃さんのプロフィール
・所属事務所: 大沢事務所
・生年月日:1994年6月4日
・出身地:神奈川県
小林千晃さんの主な出演作
『Butlers〜千年百年物語〜(バトラーズ ちとせももとせものがたり)』茶野京一(さの きょういち)
『ブギーポップは笑わない』竹田啓司(たけだ けいじ)
『賢者の孫』トニー=フレイド
『憂国のモリアーティ』ルイス・ジェームズ・モリアーティ
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』安達清(あだち きよし)など
一部キャストに例外もありますが、猫猫役の悠木碧(ゆうき あおい)さんのように、ドラマCD版のキャストがそのままアニメに起用されるケースは珍しくありません。
羅半のアニメ声優はまだ明らかになっていませんが、ドラマCD版のキャスト・小林さんが続投するのか、新しいキャスト発表があるのか今後の動向に注目です!
羅半と周囲の関係性
ここからは、羅半と周囲のキャラクターとの関係性について解説していきます!
猫猫(マオマオ)との関係
羅漢の実の娘・猫猫との関係は、血のつながりだけで考えれば「従兄弟」にあたります。
しかし、羅半は羅漢の養子となっているため現在の猫猫との関係は「義兄妹」です。
一緒に暮らしていたわけでもないのに羅半はなぜか猫猫のことを「本当の妹のような存在」だと認識しており、猫猫の前だと急に兄貴面に。
猫猫は自身を「お兄様」と呼ばせようとする羅半のことをかなりうっとうしがっていますが「構いたがる兄とウザがる妹」の姿は、本当に実の兄妹のようです。
事実、「狂人と天才の一族」と呼ばれる羅の一族の特性を色濃く持っている猫猫と羅半は、考え方がよく似ており相性は悪くありません。
羅半はもともと2人兄弟の弟なので、猫猫という妹がいる現状が嬉しいのかもしれませんね。
羅漢との関係
義父・羅漢は羅半に、羅の家の家計や他一族との交流などを任せています。
家計管理も渉外も、数字に強いうえ人間関係の立ち回りがうまい羅半にとって、それほど難しい仕事ではありません。
ところがこの障壁になるのが、仕事を任せた張本人である羅漢。
天才軍師でありながら「変人軍師」の異名を持つ羅漢は、定期的に破天荒な振る舞い・散財を行うため、羅半の苦労は絶えないのです。
実際、羅漢が鳳仙(フォンシェン)を身請けした際には「金なら十万でも二十万でも出してやる」と言い、その言葉の通り大規模な見世の貸し切りを仕掛けたため、家計を預かる羅半は悲鳴を上げていました。
このときの浪費は後から羅半が荒稼ぎして何とか取り戻しましたが、それ以外にも羅漢が原因で羅半が奔走する場面は多く、飄々としながらも意外と苦労しています。
姚(ヤオ)・三番(サンファン)との関係
姚(ヤオ)は猫猫と一緒に医官手伝いとして働いている女の子、三番(サンファン)は羅漢の養子の女の子です。
そして姚と三番の共通点は「羅半に片思いしていること」。
男女関係なく能力主義の羅半は「結婚しても外の世界で活躍したい」「自分の能力を活かしたい」と考える彼女たちにとって、まさに理想の男性でした。
したがって姚と三番は、よく羅半を巡ってバチバチと火花を散らしています。
しかし羅半本人は、2人の好意に全く気付いていません。
羅の一族はもともと、自分の好奇心を刺激するもの以外にはあまり興味を示さず、羅半もこの特徴を大いに持っているためです。
また、前述した通り羅半はまだ独身でいたい気持ちが強く、付き合う相手も後腐れのない年上女性ばかり。
年下の姚と三番のことは恋愛対象として見ていないようですが、今後羅半の気持ちに変化があるのか要チェックです。
羅半の魅力
ここでは、羅半の魅力や気になるポイントをお伝えしていきます。
羅半兄(ラハンあに)を振り回す羅半がおもしろい
普段の羅半は、羅漢に振り回されあくせく働いています。
しかし、お人好しの兄の前では甘えられるのか、羅半のほうが振り回し役です。
かつて幼かった羅半は、切り損じのある兄の前髪の比率を整えようとして、前髪がほぼなくなるほど短くカット。
ちょっと昼寝をしている間に前髪を根こそぎ切られた羅半兄は、大層悲惨な姿になったといいます。
また、大人になってからも、飛蝗(バッタ)が飛来して大混乱の西都に嘘をついて呼び寄せる、名持ちの会合に騙して連れていくなど、羅半は兄に対しての遠慮を知りません。
祖父・実母とは絶縁状態の羅半にとって、実父と実兄は唯一の「血のつながりがある家族」。
羅半が数字馬鹿なせいで兄から理解を得られないことも多々ありますが、基本的に兄弟仲は良好で、兄の前で見せる弟の顔も羅半の魅力の一つです。
実は眼鏡に秘密がある
眼鏡がよく似合うところも羅半の魅力であり、常時かけている丸眼鏡はもはや彼のトレードマークといえます。
しかし、実は羅半の眼鏡は、度が入っていない伊達眼鏡。
羅半が伊達眼鏡を愛用するのには、養父・羅漢が深く関係しています。
「失顔症」または「相貌失認(そうぼうしつにん)」と呼ばれる脳障害を持っている羅漢は、鳳仙と猫猫の顔だけはきちんと認識できますが、その他の人間の顔は全て碁石に見え誰が誰だかわからないそうです。
そんな羅漢に自分を見分けてもらいたくて、羅半が身に付けるようになったアイテムが眼鏡でした。
羅漢は片眼鏡をかけていますが、これも伊達らしいので、羅半は羅漢の度が入っていない片眼鏡からヒントを得たのかもしれません。
最後に結ばれるのは?
壬氏のような「絶世の美男子」というわけではありませんが、羅半は口と根回しがうまいため狙った美女は逃さないタイプ。
また、自身は狙っていなくても姚と三番から同時に思いを寄せられており、生粋のモテ気質であることがうかがえます。
しかし、羅半には「色んな美人と付き合いたい」という遊び人気質もあり、まだまだ結婚するつもりはありません。
『薬屋のひとりごと』には、猫猫&壬氏、羅漢&鳳仙、李白(リハク)&白鈴(パイリン)のように、いくつものキャラクターカップリングが存在しますが、羅半にはカップリング成立のフラグがほとんど立っておらず「最終的に誰と結ばれるの?」と読者から注目されています。
羅半の名言
ここでは、羅半らしさがよく表れている台詞を3つ紹介します。
妹だよ、兄さん
羅半兄に猫猫を紹介したときの台詞です。
猫猫のことを実の妹のように思っている羅半は「義理の妹」とは言いませんでした。
しかし直後に猫猫からは「赤の他人です」とバッサリ否定されており、状況がうまく呑み込めない羅半兄は混乱する羽目に…。
兄さん、なんかおかしくない?
名持ちの会合で決闘することになった羅半兄。
兄の体力お化けぶりを目の当たりにした羅半は、やや引きながらこの台詞を口にしました。
羅半兄は生まれつき心身ともにタフでしたが、さまざまな逆境を乗り越えてさらに強くなっており、羅半の目にはあらゆる数値が振り切れている「やばい人」のように見えたのです。
おまえとはなんだ。お兄様と呼びなさい
自分のことを「お前」呼ばわりした、猫猫を注意した際の台詞です。
お前呼びを注意するのは理解できますが、だからといってお兄様呼びを強要するのもいかがなものでしょうか。
このような言動こそ猫猫から疎まれる原因であるものの、お兄様呼びに憧れる羅半が気づく日はまだまだ来なさそうです。
まとめ
『薬屋のひとりごと』の隠れた人気キャラクター、羅半について紹介しました。
羅半はまだアニメに登場していませんが、今後アニメに登場すれば一層人気キャラクターになると予想されます。
2025年1月10日より放送されるアニメ『薬屋のひとりごと』第2期に登場するかは明かされていないものの、ぜひ今のうちから羅半をチェックしておいてくださいね!
参考
特別展 神田明神×薬屋のひとりごと|~2024年11月24日(日)まで ※終了しました
江戸の総鎮守・神田明神と『薬屋のひとりごと』のコラボ特別展、開催中です!
カルコレを運営しています株式会社ひかりてらすは、企画・製作協力および商品供給で携わっております。
神田明神に収蔵されている貴重資料とのコラボ展示です。
期間限定のコラボですので、ぜひこの機会にご来場ください!
■イベント名
特別展 神田明神×薬屋のひとりごと
■開催場所
展示:神田明神資料館(東京都千代田区外神田2-16-2)
物販:文化交流館1階・EDOCCO SHOP IKIIKI
■受付場所
神田明神資料館・1階
■会期
令和6年11月2日(土)~11月24日(日)
※11月7、14、21日(毎週木曜)は休館となります。
■時間
9:00~16:00(15:45最終受付)
■拝観料
大人500円・学生300円・中学生以下無料
※物販は無料で参加いただけます。
※資料館拝観特典として、描き下ろしイラストを使用したグッズをプレゼントいたします(数量限定につき無くなり次第終了となります)。
▼Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/37a25329fef8c8ef6e60ab2cf1e3dccd8e4a3b86
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