『薬屋のひとりごと』高順の妻・桃美(タオメイ)とは?夫との馴れ初め、右目失明の理由などを解説
『薬屋のひとりごと』には、主人公・猫猫(マオマオ)をはじめとして、可愛くもカッコいい個性的な女性キャラクターが多数登場します。
多くの女性キャラクターの中でも、圧倒的な個性を放つ「桃美(タオメイ)」が気になっている方もいるのではないでしょうか。
桃美はメインキャラクターではないため登場頻度はそれほど高くありませんが、アクが強く印象に残りやすい存在です。
この記事では、桃美の詳しいプロフィールや夫・高順(ガオシュン)との馴れ初め、右目を失明した理由などを解説していきます!
『薬屋のひとりごと』桃美(タオメイ)のプロフィール
・年齢:数え42歳
・家族構成:夫、長女、長男、次男、孫
・氏族:馬(マー)の一族
以上が、桃美の基本情報です。
ここからは、さらに詳しいプロフィールを見ていきましょう。
高順(ガオシュン)の妻
桃美は、後宮で壬氏(ジンシ)の補佐をしているお目付け役・高順の妻です。
桃美は高順より6歳年上なので「姉さん女房」にあたります。
高順は、仕事で家を空けがちではあるものの、よく気が利いて優しい男性。
そのため結婚してから約20年が経過した今でも夫婦仲は非常に良く、2人で腕を組んで歩く姿も目撃されました。
また、2人の間には、長女・麻美(マーメイ)、長男・馬良(バリョウ)、次男・馬閃(バセン)という3人の子供もいます。
麻美と馬良についてはすでに結婚して子供をもうけていることから、桃美は「3人の孫がいるおばあちゃん」でもあるのです。
馬(マー)の一族の中心的人物
馬の一族は、代々皇族守護を生業にしてきた一族です。
皇族に多大な貢献をしたとして「名持ちの一族」の一つにも数えられており、馬の一族は間違いなく名門氏族といえます。
そして桃美は、馬の一族をけん引する中心的人物。
現在の当主は高順の義理の弟ですが、馬の一族の男性は皇族護衛中に敵襲に遭って急死するリスクを常に持っています。
そのため、馬の一族には「護衛実務は男性・その他の仕事は女性」という性別による役割分担があるのです。
高順は、壬氏の従者でありながら馬の一族の家長でもあるため、桃美は必然的に「一族の取りまとめ役」を務めています。
なお、桃美が馬の一族の仕事にあたれないときは、長女の麻美がまとめ役を引き継いでいるそうです。
高順はそんな桃美に「家のことを全て任せきりにしてしまった」という負い目が多少あるらしく、妻には頭が上がりません。
壬氏(ジンシ)の乳母
桃美は、生まれたばかりの壬氏に乳を飲ませた、壬氏の乳母でもあります。
幼かった壬氏は、教育係の水蓮(スイレン)や母乳を与えた桃美など、実母だけでなく複数の乳母たちによって育てられました。
自身を育ててくれた人物かつ信用している高順の妻ということもあり、大人になった今でも壬氏は桃美を信頼しているようです。
事実、壬氏が西都へ赴く際には、桃美を侍女として随行させています。
桃美としては娘の麻美に侍女の仕事を任せたかったのですが、麻美は現在子育ての真っ最中で出張のある仕事はできないため、まだしばらくは桃美が活躍する場面も多いでしょう。
ちなみに、壬氏の侍女は水蓮や桃美など一筋縄ではいかない聡明な女性ばかりで、猫猫からは「壬氏の周りにはごく一部の鍛えられた女性しか残らない」と評されています。
人間的な器の大きさや経験値が求められる壬氏の侍女は、必然的に年齢層が高くなりがちなため、桃美は「壬氏の侍女には花がない」と憂いていました。
桃美のアニメ声優は未発表
桃美は、原作小説5〜6巻の「西都編」から登場するキャラクターです。
そしてアニメ『薬屋のひとりごと』第1期で放送された範囲は、原作小説1~2巻にあたります。
よって、桃美はまだアニメに登場しておらず、声を演じる声優情報も明らかになっていません。
2025年1月10日から放送予定のアニメ第2期に登場する可能性もゼロではありませんが、第1期の情報を参考にすると第2期のアニメ化範囲は「原作小説3~4巻」程度が妥当と考えられます。
アニメ化されて動く桃美が見られるのは、もう少し先になる可能性が高そうです。
いつかアニメ『薬屋のひとりごと』で活躍する桃美が見られるといいですね!
桃美と高順の馴れ初め
桃美と高順はおしどり夫婦ですが、『薬屋のひとりごと』の世界では珍しい「年上妻&年下夫」の夫婦です。
2人がどのようないきさつで夫婦になったのか、馴れ初めを紹介します!
本家の長男に嫁ぐ予定が右目を失明
桃美は、身分の高い良家に生まれ、幼いころからあらゆる英才教育を受けてきました。
馬の一族の許嫁として実務に携わっていたため仕事の出来も優秀で、さらにはきつめではあるものの顔立ちも美人。
桃美はまさに、出自・能力・容姿を兼ね備えた、非の打ちどころがない女性に成長したのです。
そして結婚適齢期を迎えた桃美は、馬の一族の跡取りである本家長男に嫁ぐことが決まります。
しかし、桃美があまりにも完璧すぎたため、結婚相手の長男の無能さは余計際立つ事態に。
これを逆恨みして考え方をこじらせた長男は、なんと結婚直前に桃美に暴行を働きました。
この出来事により、桃美は右目を失明してしまいます。
結婚相手の後釜に高順が据えられる
暴行した長男はそのまま家を捨てて逃亡し、桃美は一生癒えない傷を負っただけでなく結婚まで破談になりました。
しかし、このまま桃美を実家に帰せば、馬の一族は名前に傷がつき良家との関わりも途絶えてしまいます。
そこで名前が挙がったのが、当時まだ16歳だった高順です。
高順は元結婚相手の長男とは従兄弟の関係で本家直属の人間ではありませんでしたが、一族の実務に携わっており跡取りとするのに不足はありませんでした。
そのため高順が本家の養子となって、桃美と結婚することになったのです。
もともと好相性だった2人
高順と桃美は結婚前から面識があり、恋愛感情こそなかったもののお互いに印象は悪くなかったようです。
馬の一族の男性たちの中でも特に優しい高順は、桃美が右目を失明したときも彼女のことを気遣っていました。
結婚前から波乱にまみれ、家同士の問題も大いに絡んだ高順と桃美の結婚は、決して手放しで喜べるものではなかったと予想されます。
しかし、政略結婚とは思えないほど2人は幸せな結婚生活を送っており、仲睦まじい姿は今でも健在。
結婚から年月を経ても2人が良好な関係を維持できているのは、もともと高順と桃美の相性が良かったのが一因でしょう。
桃美の魅力
高順の妻、3人の子どもの母親、壬氏の乳母で侍女など、さまざまな顔を持っている桃美。
ここからは、桃美の魅力を3つ紹介します。
見た目と中身のギャップが可愛い
桃美は、どこか猛禽類を思わせる、キリッとした美人顔。
しかしクールな見た目とは裏腹に実は極度の恥ずかしがり屋であり、些細なことで照れるという可愛いギャップがあります。
桃美は特に、高順と親しくしているところを他人に見られるのが苦手です。
高順と腕を組んで歩いていたところを偶然通りかかった猫猫に見られた際には、高順を勢いよく突き飛ばしそのまま池に投げ込みました。
その後は夫を心配するそぶりも見せず、すたすたと歩いてその場を立ち去っています。
また、意外と愛嬌のある高順がふざけてちょっかいをかけた際も、桃美は恥ずかしさからうまく対応できず、無言を貫いて夫を動揺させていました。
猫猫(マオマオ)も認める敏さ
高順の妻として馬の一族をまとめる桃美は、猫猫から「かなり敏い(さとい)」と思われるほど細かいことによく気が付き頭も切れます。
初対面時、桃美の右目に気づいた猫猫は、失明しているかを確かめる動作を無言で行いました。
すると桃美はいち早く猫猫の動作の意味を理解し、自ら右目のことを説明したのです。
また、敏くて弁が立つのも、桃美の魅力。
共に侍女をしている水蓮や長男の嫁・雀(チュエ)とは、親密だからこそできる小競り合いをよくしており、その場に居合わせた猫猫はたじたじになっていました。
アクの強い性格
常識人で気配り上手な夫とは異なり、桃美はアクの強い性格。
もちろん桃美にも常識はありますが基本的にキャラが尖っており、さらにはそれが子どもたちにも遺伝しているので、猫猫からは「高順の家族は全体的に濃い」と言われています。
たとえば、最近の桃美は次男・馬閃に対し「早く嫁を貰ってほしい」という思いを募らせていますが、その話になるとつい熱がこもりすぎるようで、初対面の猫猫の前でも盛大に舌打ちしそうなほどでした。
根柢には優しい気持ちや他者への思いやりがあるものの、ワードチョイス・言動にはアクが強く、個性的なのが桃美の魅力です。
桃美の名言
ここでは、桃美の個性が際立っている台詞を3つ紹介します。
誰が母上ですか!ここは仕事場ですよ!
桃美が次男・馬閃を叱った際の台詞です。
桃美は、馬閃が仕事場で自分を「母上」と呼んだことに腹を立て、息子を引っ叩きました。
正直なところ叩いて激昂するほどのことではなく、傍から見れば桃美による一方的かつ理不尽な暴力行為でしたが、壬氏によると「これが高順一家の日常であり、慣れたが疲れた」とのこと。
三人の孫がいるのに、若く振る舞うわけにもいきませんでしょう?
水蓮と小競り合いをしていた際の、桃美の台詞です。
自身を「おばば」と称した桃美に水蓮は「桃美がおばばなら私は干物」と皮肉を言いましたが、桃美はその言葉を正面から受け止め易々と言い返しました。
桃美と親しい者たちの間で繰り広げられる些細ないさかいには「遠慮」という概念がなく、周囲にいる人をハラハラさせます。
もうずいぶん前に見えなくなったものですから慣れました
猫猫から右目が見えないことで生活に支障はないか尋ねられた際の、桃美の台詞です。
当初は肉体的にも精神的にも大きな痛手になったと思われますが、桃美が右目を失明したのは今から約20年前なので、現在は大きな不便もないといいます。
そう感じ、思えるまでに至った、桃美の強さがよく表れている言葉です。
まとめ
『薬屋のひとりごと』に登場する、桃美について紹介しました。
周囲から恐妻として恐れられている桃美ですが、夫の高順は妻に不満はなく、夫婦仲は円満。
高順・桃美夫妻はちょっとした掛け合いの息が微妙に合わず、そこがおもしろい&可愛いポイントなので、今後さらに2人のシーンが増えるといいですね!
桃美や彼女に関連する人物は小説『薬屋のひとりごと』の物語が進むにつれて登場回数が増えるため、未読の方はぜひ原作小説も読んでみてください。
2025年1月10日より放送されるアニメ第2期に桃美が登場する可能性も捨てきれないので、今後のアニメ情報も要チェックです。
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