舞台「東京リベンジャーズ」って?キャスト(俳優)・演出家情報から2.5次元の楽しみ方まで徹底解説!
週刊少年マガジンにて連載中の大人気漫画『東京卍リベンジャーズ』。
TVアニメ化・実写映画化に続き、なんと2021年8月の舞台化が決定しました!「2021年で最も勢いのある漫画の1つ」と言っても過言ではありません。
舞台「東京リベンジャーズ」について、現時点で判明している事実をまとめてみました。
舞台「東京リベンジャーズ」の公演情報まとめ
舞台の概要はこちらです。
キャスト:
花垣 武道(はながき たけみち): 木津つばさ(きづ つばさ)
橘 日向(たちばな ひなた): 花瀬 琴音(はなせ ことね)
橘 直人(たちばな なおと): 野口 準(のぐち じゅん)
佐野 万次郎(さの まんじろう): 松田 凌(まつだ りょう)
龍宮寺 堅(りゅうぐうじ けん): 陳内 将(じんない しょう)
千堂 敦(せんどう あつし): 中尾 暢樹(なかお まさき)
林 良平(はやし りょうへい): 川隅 美慎(かわすみ びしん)
林田 春樹(はやしだ はるき): 中島 大地(なかしま だいち)
三ツ谷 隆(みつや たかし): 相澤 莉多(あいざわ りた)
半間 修二(はんま しゅうじ): 菊池 修司(きくち しゅうじ)
清水 将貴(きよみず まさたか): 桜庭 大翔(さくらば はると)
長内 信高(おさない のぶたか): 新田 健太(にった けんた)
スタッフ:
脚本・演出: 伊勢 直弘(いせ なおひろ)
制作: Office ENDLESS
日時場所:
大阪公演(COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール)
8月6日(金)17:00
8月7日(土)12:00 17:00
8月8日(日)12:00 16:00
東京公演(日本青年館ホール)
8月12日(木)17:00
8月13日(金)12:00 17:00
8月14日(土)12:00 16:00
神奈川公演(KT Zepp Yokohama)
8月19日(木)17:00
8月20日(金)12:00 17:00
8月21日(土)12:00 17:00
8月22日(日)12:00 16:00
チケット:
13,000円(税込) 全席指定(公演パンフレット付き)
1次/抽選 : 2021年5月19日(水)12:00~6月6日(日)23:59
2次/抽選 : 2021年6月18日(金)12:00~6月27日(日)23:59
あらすじ:
2017年、26歳のダメフリーターとして人生どん底の生活を送っていた花垣武道が、ある日ニュースで中学時代の人生唯一の彼女だった橘 日向が弟の直人とともに悪党連合“東京卍會(東卍)”の抗争に巻き込まれ死亡したことを知る。翌日、バイト帰りの武道は電車のホームから何者かに突き飛ばされ転落してしまう。死を覚悟した武道であったが、目を開くと人生の絶頂期だった12年前の2005年にタイムリープし、中学生に戻っていた。恋人を救うため、逃げ続けてきた自分の人生へのリベンジを開始する!
公式HPに項目があるのでグッズ販売もあるはずですが、現時点では“Coming soon”の状態です。
原作漫画のどの部分まで描かれるのかは未定です。
ただ、キリの良い4巻か8巻までかと推測されます。
ミュージカル形式かどうかも、現状明らかになっておりません。
分からないことも多いですが、これから順次明らかになることでしょう。
公式HP・SNSでの発信を要チェックです!
主要キャスト、木津 つばさ・野口 準・松田 凌・陣内 将のご紹介
花垣 武道(はながき たけみち): 木津つばさ(きづ つばさ)
主役・花垣 武道(タケミチ)を演じるのは木津 つばさ。
1998年1月7日生まれの23歳、広島県出身です。
出演歴
・舞台『刀剣乱舞』博多藤四郎
・ミュージカル『アルスラーン戦記』アルスラーン(主演)
・舞台『さらに「さらざんまい」~愛と欲望のステージ~』矢逆一稀(主演)
・舞台『幽☆遊☆白書 其の弐』朱雀
情報バラエティ番組「猫のひたいほどワイド」出演や2019年9月の1st写真集「upper ground」発売など、活躍の幅を広げています。
2.5次元舞台での活躍が多く主演経験もあり、頼もしい存在です。
木津は、自身とタケミチとの共通点が多いと言います。
「似ているところは『何かのために体を張れる』、『守りたいもののためにしっかり自分の意志を持っている』という点です。僕も役者をやっていくうえで、生きていくうえでそういう核や芯の部分を強く持っているので、そういうところもタケミチに感情移入しやすかったです」
タケミチの「揺るがなさ」は物語上で重要なので、演じる上で大きなアドバンテージとなるのではないでしょうか。
橘 直人(たちばな なおと): 野口 準(のぐち じゅん)
タイムリープのキーパーソン・橘 直人(ナオト)役は、野口 準が演じます。
大阪府出身で2000年2月6日生まれのA型、身長168cm・体重57kg、特技はアクロバット(バク転・バク宙など)です。
出演歴
・舞台『十五少年漂流記』バクスター
・CM『カゴメ野菜生活100(お弁当篇)』
・TVドラマ『科捜研の女-season17-』北島しのぶ
・舞台『さらに「さらざんまい」~愛と欲望のステージ~』陣内燕太
『さらに「さらざんまい」~愛と欲望のステージ~』では、木津つばさと幼馴染の間柄で出演。
ナオトとタケミチは未来でタッグを組んで活動することが多く、息ピッタリに演じてくれそうで楽しみです。
原作について「寝る間も惜しんで読むほど大好きな作品」と話す野口。
姉を助けようと必死なナオトをアツい演技で再現してくれるのではと、期待が高まります。
佐野 万次郎(さの まんじろう): 松田 凌(まつだ りょう)
東卍(トーマン)総長・佐野 万次郎(マイキー)役を演じるのは、松田 凌。
兵庫県出身で1991年9月13日生のA型、身長169cm、特技は殺陣・アクション・絵画です。
出演歴
・ミュージカル『薄桜鬼 斎藤一篇』斎藤一(主演)
・TVドラマ『仮面ライダー鎧武/ガイム』城乃内秀保/仮面ライダーグリドン
・TVドラマ『男水!』榊秀平(主演)
・舞台『東京喰種〜或いは、超越的美食学をめぐる瞑想録〜』金木研(主演)
松田は
「今作この役を演じるにあたり、一つ自分の中で肝を据えて参加させて頂きます。男のバイブルとして新たに金字塔を打ち建てている漫画だと思っているからです。舞台化する上で、様々なご意見があって然るべきだと思います。その責任を全て背負う覚悟で臨むつもりです」
とコメントしています。
いかにマイキーの存在が大きいか理解した上で、全力を尽くす意志があることに好感が持てます。
龍宮寺 堅(りゅうぐうじ けん): 陳内 将(じんない しょう)
副総長・龍宮寺 堅(ドラケン)は、陳内 将が演じます。
熊本県出身で1988年1月16日生まれ、身長178cmで、D-BOYS(ワタナベエンターテインメントの男性若手俳優の集団)に所属しています。
出演歴
・ミュージカル『テニスの王子様 2ndシーズン』柳沢慎也
・舞台『また逢おうと竜馬は言った』岡本(主演)
・ミュージカル『黒執事~NOAH ’S ARK CIRCUS~』
・舞台『MANKAI STAGE「A3!」シリーズ』皇天馬
陣内も大の原作ファンで、以下のように語ります。
「元々、原作から大好きだった為、作品を読み進める毎にマネージャーさんに『舞台化の話はありませんか』、『オーディションなど、少しでも情報があったら教えて欲しいです』と数年前から連絡を絶えず入れていました。 念願叶い、ドラケンを演じられると連絡が来た際に、しばらく武者振るいをしたのを思い出します」
数年越しで悲願達成したこの舞台、気合の入ったパフォーマンスが期待できそうです。
陣内は実写映画でドラケンを演じる山田裕貴と舞台・Dステ12th『TRUMP』で共演した際、"TRUTH"と"REVERSE"(対の立場となる2つの配役を2人1組の役者が演じる独自システム)で、教師クラウスと生徒アレンを交互に演じました。
縁の深い2人が同じキャストを演じることに、ファンも大興奮の様子です。
追加キャスト8名のプロフィールを一挙公開!
橘 日向(たちばな ひなた): 花瀬 琴音(はなせ ことね)
ヒロインの橘 日向(ヒナ)を演じるのは花瀬 琴音。
4月22日に19歳になったばかりの若手俳優です。
出演歴
・舞台『異世界で孤児院を開いたけど誰一人として、巣立とうとしない件』エリン
・舞台『三学演義』双葉・イェリエル・乃愛
・ラジオ『パフラジ!』パーソナリティ
花瀬は「男性キャラクターが多い中、どのキャラクターにも負けないくらいの真っ直ぐさと、タケミチへの強い想いを持ってヒナとして突っ走って参ります」とコメント。
実写映画の今田美桜とも違う素朴で瑞々しいヒナの姿で、観客を魅了してくれるのではないでしょうか。
千堂 敦(せんどう あつし): 中尾 暢樹(なかお まさき)
タケミチの元々の友人、溝中メンバーの千堂 敦(アッくん)役は中尾 暢樹です。埼玉県出身で1996年11月27日生まれ、身長176cm。
剣道・弓道・硬式テニス・ピアノ・乗馬を嗜む、D-BOYS所属の俳優です。
出演歴
・TVドラマ『動物戦隊ジュウオウジャー』風切大和 / ジュウオウイーグル(主演)
・映画『一礼して、キス』三神曜太(主演)
・映画『チア男子!!』橋本一馬(主演)
若いながらも数多くの現場で主演を張った経験を持ち、活躍中の中尾。
演技には定評があり、今作についても「タイムリープものの醍醐味で現在のアッくんと、過去のアッくんの演じ分けもどうなることか」と、既に思案している様子です。物語中で様々な役割を果たすアッくんに注目しましょう!
林田 春樹(はやしだ はるき): 中島 大地(なかしま だいち)
東卍参番隊隊長の林田 春樹(パーちん)は中島 大地が演じます。
佐賀県出身の1988年11月14日生まれのA型、身長170cm・体重67kg、特技はモノマネ・野球・歌です。
出演・活動歴
・エンターテイメントユニット『TRIBE』代表
・舞台『「ダイヤのA」The LIVE 』宮内啓介(作・共同演出も)
・舞台『ToRow 〜二匹の狼〜』(作・演出も)
演技だけでなく脚本・演出までこなす中島は、「パーちんとして全力で生き…そして、皆様がカッコいいと…愛せるなと思う東京卍會が作れるよう努力して参ります」とコメント。
パーちんは、頭は悪いものの情に厚い愛すべきキャラクターで、どんな味を出してくれるか期待が膨らみます。
林 良平(はやし りょうへい): 川隅 美慎(かわすみ びしん)
パーちんを慕う参番隊副隊長・林 良平(ぺーやん)を演じるのは、川隅 美慎です。
兵庫県出身で1992年12月31日生まれのO型、身長178cm、特技はダンス・サッカー・殺陣です。
出演歴
・ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』山本猛虎
・舞台『僕のヒーローアカデミア』ステイン
・ミュージカル『刀剣乱舞 ―東京心覚―』平将門
2.5次元舞台の経験も十分で、周りを引っ張ってくれるでしょう。
川隅は「今までにないヤンキー漫画がどんな風に舞台化されるのか僕自身も楽しみです。中学生という若さでみんなのあの漢気はかっこよすぎます」とコメントしており、他の作品も体験したが故の分析をしています。
三ツ谷 隆(みつや たかし): 相澤 莉多(あいざわ りた)
東卍弐番隊隊長・三ツ谷 隆役は相澤 莉多が担当します。
埼玉県出身で1998年 3月 28日生まれのAB型・身長172cm、特技はアクション(階段落ち)、格闘技歴は11年(総合格闘技・キックボクシング・カリシラット)です。
出演歴
・舞台『炎炎ノ消防隊』アンサンブル
・月刊『HAIRMODE』表紙
・映画『秘密の花園』
相澤は「僕の誕生日が3月28日で三ツ谷の日に生まれたということもあり何かと縁を感じてます!冷静で家族思いで、時に厳しく優しい三ツ谷を板の上で真摯に表現したい」と語ります。
得意のアクションで、喧嘩が強くカッコいい三ツ谷を表現してくれるのではないでしょうか。
半間 修二(はんま しゅうじ): 菊池 修司(きくち しゅうじ)
東卍と敵対する組織・愛美愛主(メビウス)を仮で取り仕切る半間 修二を演じるのは、菊池 修司。
東京都出身で1995年11月10日生まれのA型・身長181 cmで、SDグループ演劇集団「劇団番町ボーイズ☆」のメンバーです。
出演歴
・映画『帝一の國』小田奈助
・舞台『紅葉鬼』綾木千広/繁貞
・ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』五色工
半間については「漢字は違えど、名前が一緒な事や左利き同士とシンパシーを感じている部分があります」とコメント。
「初の悪役」とのことで、黒幕的な不気味さを醸し出す半間役の演技に、期待が高まります。
清水 将貴(きよみず まさたか): 桜庭 大翔(さくらば はると)
タケミチを奴隷扱いする清水 将貴(キヨマサ)は、桜庭 大翔(さくらば はると)が演じます。
大分県出身の1996年 2月21日生まれ、身長187cm・特技はダンスと中国語、俳優7名の音楽ユニット『TFG』のメンバーで歌手としても活躍中です。
出演歴
・舞台『ハイスクール!奇面組3 ~危機一髪!修学旅行編~』日条左半次
・ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』木兎光太郎
・舞台『Starry☆Sky on STAGE』天羽翼
桜庭は「役者として初めて演じる悪役がキヨマサで本当に嬉しいです。キヨマサの気迫、そして、当時の不良の世界におけるロマンたるものを魅せていけたら」と話しています。
キヨマサの圧倒的悪者感が物語に深みをもたらすので、悪役としての貫禄ある姿が望まれます。
長内 信高(おさない のぶたか): 新田 健太(にった けんた)
愛美愛主8代目総長の長内 信高を演じるのは新田 健太。
大阪府出身で1985年8月22日生まれ、明治大学在学中に全日本学生剣道優勝大会団体3位入賞という異色の経歴持ちです。2019年に女優の長谷川優と結婚しました。
出演歴
・TVドラマ『仮面ライダー』『スーパー戦隊』シリーズのスーツアクター
・舞台『幽☆遊☆白書』剛鬼(アクションアシスタントも)
・舞台『家庭教師ヒットマンREBORN! the STAGE -隠し弾(SECRET BULLET)』ロマーリオ
アクション俳優として様々な現場で活躍してきた新田は、今作について「アクション振り付けもさせて頂けるという光栄の極み」と語ります。
映画と違って撮り直しのきかない点が舞台の難しさですが、喧嘩の場面も新田のおかげで大迫力のシーンになることは間違いありません。
脚本・演出担当の伊勢 直弘が今まで手掛けた作品は?
今作で脚本・演出を担当するのは、伊勢 直弘 (いせ なおひろ)です。
北海道出身で1972年3月21日生まれのB型、城西国際大学メディア学部兼任講師。舞台を中心に映画やイベント等の脚本・構成・演出を手がける他、芸能プロダクション各社でアクティングトレーナーを担当しています。
代表的な作品
・『おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME~』脚本
・舞台『四月は君の嘘』演出
・舞台『劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪「Pirates of the Frontier」』脚本・演出
・ミュージカル『アルスラーン戦記』脚本・演出
・舞台『さらに「さらざんまい」〜愛と欲望のステージ〜』脚本・演出
作風は壮大なエンターテイメント作品や、漫画・アニメ原作舞台化作品、ワンシチュエーションのコメディまで幅広く、総動員数1万人規模の舞台作品も多数手掛けています。
2.5次元舞台の演出については10年程のキャリアがありますが、インタビューではこう語っています。
「オリジナルの作品よりも、お客さまと共有したときに感じる手応えっていうのが、大きいんです」
「最初に舞台化の発表があったときというのは、当然それを快く思わない方もいらっしゃると思うんです。そういう方に納得してもらうというハードルを、さっそくもらったなという感じがして。逆に燃えますね(笑)」
「たとえば、アニメだったらこの言い方かもしれないけど、生身の人間が表現するとしたら、そうじゃない選択肢もあるよね、とか。きちんと演劇として成立しているか、ということについては、一切妥協しないでやってきたつもりではあります。ただのモノマネとか、そういったものには収めたくないと思ってますね」
2.5次元は、見た目を似せれば良い・アニメと同じようにすればOKというものではありません。
原作だけでなく演劇そのものにこだわりを持っているからこそ、良い舞台が作れるのではないでしょうか。
今作の出来栄えにも期待大です。
そもそも2.5次元って?『ベルばら』・『テニミュ』が有名?定義と歴史をおさらい
最近「2.5次元」という単語を耳にするようになりましたが、実はよく分かっていない方も多いのでは?いまさら聞けない、言葉の定義と歴史をご説明します!
まず、アニメなどの「2次元」・「3次元」は、このような意味です。
2次元: 平面的なもの、アニメ・漫画・ゲームなどの世界
3次元: 立体的でリアルに存在するもの、現実世界
ではその間の2.5次元とは何でしょうか?
元々ネットユーザーの間で広がった造語ですが、一般的な定義はこちら。
【2.5次元とは】
イラスト・アニメ風2次元の世界と実際の人間・実写による3次元の世界の、何らかの狭間を指す単語である。2.5次元とは、2次元的なイメージの3次元への投影か、またはイメージ自体の錯覚的・部分的な3次元化に適用される。ただし、一般には人物または人格が存在するイメージにしか適用されない。(ニコニコ大百科より)
実写映画・コスプレイヤー・フィギュアなども当てはまりそうですが、あくまで「3次元の俳優達がミュージカルや舞台などで忠実に再現したもの」を指す場合が多いです。
声優があくまで2次元寄りなのに対し、舞台は3次元寄りの2.5次元とも言えます。演じる俳優は自分の個性を消して忠実にキャラクターを再現することが特徴です。
歴史的には『ベルサイユのばら』まで遡ります。
1974年の初演から40年以上続き500万人超の動員を誇る宝塚歌劇団史上最大のヒット作こそ「2.5次元の元祖」とされているのです。
その後1993年開始のミュージカル『美少女戦士セーラームーン』が人気を博し、2003年開始のミュージカル『テニスの王子様』(通称テニミュ)によって世間に知られるようになりました。
最近ではメディアミックスの影響もあってか人気漫画・ゲーム作品が全て2.5次元化されるほどの過熱ぶりで、『NARUTO』『BLEACH』『ハイキュー!!』『弱虫ペダル』『戦国BASARA』『刀剣乱舞』などが有名です。
ちなみに劇団四季も『美女と野獣』『アラジン』などを舞台化していますが、一般的に2.5次元には含まれません。
原作・アニメ・実写映画とも違う、2.5次元ならではの楽しみ方
では、2.5次元ならではの楽しみとはどんなものでしょうか?
原作・アニメ・実写映画と比較してみましょう。
原作:
原作漫画はそもそもの始まりとも言えるので、内容が充実し質が高いのが特長です。紙の本か電子書籍の形式で、いつでもどこでも見返せることもメリットです。
ただあくまで平面で音も動きも無いので自分なりの解釈や想像力が必要で、声や動作は頭の中で補完する必要があります。
アニメ:
アニメは絵に声と動きを付けており、勢いに溢れているのが特長です。何も考えなくても頭の中に入ってくるので内容把握も楽で、多くは子どもにも分かりやすく作られています。主題歌が作品の雰囲気に合うと、相乗効果で気分も上がります。
しかしTV放送では物語が1回1回のブツ切りになり、歌やCMによっても途切れます。また、好きなキャラ(推し)に必ずしも脚光が当たらなかったり、声がイメージと違ったりする現象も起こります。原作に寄る表現ですが、結局は平面なのでリアリティには欠けます。
実写映画:
スクリーンで上映される映画は、見るだけでテンションが上がります。暗い中で音と映像に浸ることができ、没入感も半端ではありません。話題作りのキャンペーンに多額を投じるため、多くの人が作品に気づく利点もあります。
制作費用の割に入場料が高くない為、売上の為の工夫がなされます。キャストを有名俳優にしてファンを大勢取り込もうとし、「似合う」より「話題性」を重視するキャスティングもされがちです。俳優が元々有名だと、キャラとして見ることが難しくなります。
また、実物の人間が演じる為3次元には近いものの、スクリーンとの間にどうしても距離ができます。撮影は1回きりなので、映画を何度見たところで内容は全く同じです。
2.5次元舞台:
その点、2.5次元は「いいとこどり」。その理由を4つ解説します!
・原作リスペクト
2.5次元舞台は何より原作を重視する傾向があり、無名に近い俳優を起用します。おかげで観客が俳優のイメージに引きずられず、先入観なくキャラクターを想像できます。
メイクや髪型も本物そっくりで「実写よりも原作に近い」とされます。演じ方を見て「この解釈は自分と同じだ!」と盛り上がるファンも多いそう。
今作も原作漫画を読んでいた役者が多く、原作への忠実さは高いと予想されます。
・圧倒的リアリティ
アニメよりも現実味があり、実写よりも距離が近いのが舞台です。
原作への寄せ方も奏功し、まるで「目の前にキャラクターが本当に実在する」かのように錯覚することも。手の届くほどの近い距離で推しが動いていると思えば、つい興奮してしまうのは無理もありません。
俳優との握手などが可能な場合もあり、余計「キャラとの触れ合い」がしやすい環境です。
また舞台はその場の人物全てに焦点を当てることができるので、「カメラワークのせいで推しがカットされて見えない」という事態が起こらず、推しが誰でも大いに楽しめるのです。
・俳優の成長を感じられる
若手俳優は公演で成長するので、中には最初と最後の日で大いに変化する役者も出ます。成長を間近で見ることで、親心が芽生える人も多いそうです。
実際ミュージカル『テニスの王子様』の最終公演は、卒業公演のように盛り上がると聞きます。
育児や教育もそうですが「人が何かをできるようになる場面を見ること」には喜びがつきものです。
その感情が大好きな原作で味わえるなんて、贅沢すぎる趣味なのかもしれません。
・今ここでしか行われない貴重さ
アニメや映画はDVDで何度でも見られます。便利ではあるものの、「その時その場所で」の価値が薄くなってしまうことも事実です。
「今ここでしか見られない・会えない」体験というのは、コロナ禍で余計に希少性が高まっています。
場の空気を直で感じられる幸福感・自分が五感を使って実際に味わう感覚は、思い出として長く心に残ります。
そう考えると、価格にも納得できるのではないでしょうか。
こんな人には絶対オススメ!今作品を見なきゃ損する7つのタイプ
舞台「東京リベンジャーズ」を特に見てほしい方について、7パターンをご紹介します!
① 原作が好きでたまらない人
和久井健先生の原作漫画が大好きな方には何よりオススメです!
『東京卍リベンジャーズ』はキャラの個性と先が気になる展開が天才的で、読み進めるうちにどんどん引き込まれてしまいます。
細かい部分が気になって漫画を何度も読んでしまう人、大好きな推しがいる人には絶対に見てほしい舞台です。
② アニメや実写映画では満足できない人
アニメを見たり映画の情報に触れたりしていても、イマイチ不足感がある方に。
声優の声や俳優のチョイスに不満がある場合、原作を何より重視する2.5次元舞台が合うかもしれません。
違う視点から原作を見ることで新たな発見があるかもしれませんし、原作の解釈についてアツく語れる友人ができるかもしれません。
③ キャストや脚本家が気になる人
出演俳優のファンの方も、もちろん要チェックです。
役柄と本人の性格の共通点を探したり、今作ならではの「いつもと違った一面」を見つけたりするのも楽しいもの。
脚本・演出だけでなく、照明・音声・小道具等スタッフの奮闘ぶりも、舞台を見ることで堪能できます。
タイムリープの瞬間やバイク・喧嘩の迫力シーンをどう表現するか、力量が問われます。
④ 元々2.5次元が好きな人
2.5次元舞台を沢山見ている方にもオススメです。今作も他に負けない作品に仕上がるはずなので、他の作品との違いも味わってみるのも良いですね。
特殊な演出がなされたり、俳優との握手や舞台から降りてくるサービスはあるのでしょうか?世間を巻き込む「リベンジャーズブーム」があるからこそ、新しいレジェンドが始まるかもしれません。
⑤ 「2.5次元って何?」と、少し気になる人
2.5次元が気になる方が、最初に触れる作品としてもベスト。というのも、スポーツ漫画と違ってルールも前情報も必要ない内容だからです。
主役が現代から過去の不良の世界に飛び込んでいくので、体1つあれば十分です。不良モノと言っても、この作品で大事なのは人間対人間の根源的な部分。是非、初めの1歩にしてみては?
⑥ 舞台がとにかく好きな人
「ショーは生(なま)もの」とも言います。
毎回が本番だからこそ、舞台は面白いものです。
もしかしたらハプニングもあるかもしれませんが、現場で何が起こるかを全て味わうことが醍醐味です。
昨今は伝統的な演劇も減っているので、2.5次元に挑戦してみるのも選択肢の1つではないでしょうか?
テーマパークのショー・パレードが好きな方も、意外とハマるかもしれません。
⑦ この夏、何かにリベンジしたい人
何かをやり直したいと思ったことはありませんか?
ダイエット、勉強、人間関係、早寝早起き…頑張りたいことは色々ありますよね。
タケミチがリベンジに奮闘する姿を見ていると自分までアツくなり、大きな力をもらえます。
漫画やアニメだけでも効果があるので、舞台を見れば更に強大なパワーをもらえるでしょう。
この夏奮起したいことに向け、気持ちを高めてみてはいかがでしょうか。
以上、舞台「東京リベンジャーズ」についてくまなく解説しました。今後の情報解禁が待ち遠しいですね。期待しながら公式ページをチェックしていきましょう!
カルコレ編集部 sugamari
(引用・参照文献)
・舞台「東京リベンジャーズ」 - Office ENDLESS}
・舞台「東京リベンジャーズ」 (@revengers_stage) | Twitter
・舞台「東京リベンジャーズ」チケット情報
・木津つばさ | KETEL
・TSUBASA KIZU OFFICIAL FAN CLUB – Bitfan
・木津つばさ、タケミチと自分に共通する「守りたい」ものとは 舞台「東京リベンジャーズ」インタビュー
・野口 準 | Sun Music Group Official Web Site - サンミュージック
・松田凌 - キャストコーポレーション & オフィスメイ
・陳内 将|ワタナベエンターテインメント
・花瀬 琴音 公式Twitter
・中尾暢樹|ワタナベエンターテインメント
・中島 大地 - TRIBE Entertainment
・川隅美慎 - キャストコーポレーション & オフィスメイ
・相澤莉多 - キャストコーポレーション & オフィスメイ
・菊池 修司 | ARTIST | TDM Artist
・桜庭大翔 - Space Craft Group
・新田健太 – JAPAN ACTION ENTERPRISE
・伊勢直弘オフィシャルブログ「妄想劇場」Powered by Ameba
・伊勢 直弘 兼任講師|メディア学部 メディア情報学科|城西 …
・「2.5次元演劇」というジャンルが確立される中で思うこと。脚本・演出 #伊勢直弘 インタビュー
・2.5次元とは (ニテンゴジゲンとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
・宝塚歌劇『ベルサイユのばら』
・ミュージカル『テニスの王子様』
※登場した氏名は都合上、敬称を省略させていただきました。
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