東京リベンジャーズ人気No.1キャラ!マイキーこと佐野万次郎(さのまんじろう)がカッコいい!|人気の秘密と魅力を徹底考察

アニメ『東京リベンジャーズ』でダントツ人気No.1、東卍(トーマン)総長のマイキー
強く美しくカリスマ的なのにダメな部分もあるというアンバランスさに惹かれる人も多いのでしょう。
今日は、男も女も夢中になる大人気キャラクター・マイキーの魅力を徹底的に解剖します!


(※注意!『キャラクターブック 天上天下』と原作漫画14巻までのネタバレを含みます) 

 

1.マイキーこと佐野万次郎のプロフィール

東京卍會(とうきょうまんじかい)総長・マイキーのフルネームは、佐野万次郎(さのまんじろう)。


身長162cm体重56kgのB型、過去での年齢は14~15歳(中学3年生)、現代では27~28歳です。 

趣味は寝ること」と言うほど面倒臭がりで無気力気味、いつもどこか気怠そうな目をしています。
誕生日は8月20日。夏生まれのせいかビーチサンダルを好んで履いており、靴を履くのは10月から3月だそうです。

好きなものはどら焼き・たい焼き・オムライス(旗付き)。学校は基本サボりで、興味があるのは給食だけのようです。
食べること寝ることと喧嘩以外には興味がなさそうに見受けられます。

髪はピンクゴールド(当初は金髪に描かれていたことも)で、長い前髪を後ろで結っています。
学ランを肩から羽織ったり、晒(さらし)を巻いただけでボタンを閉めずに特攻服を着たり、私服でもロングシャツを選んだりと、
風を感じさせる軽やかな服装が似合います。

愛用のバイクはHONDAのCB250Tで「バブ」と呼ばれています。可愛い名前はマフラーの排気音から。原作漫画の効果音でも時々書かれますが、「バーブー」と聞こえることからこの愛称になっているそうです。

以前の愛機はHONDAの原付スクーター・Dio(ディオ)の「ホーク丸」。
ドラケンが「いつまで原チャ乗ってんだよ?総長だぜ?いい加減単車(バイク)に替えろや」と促しても、バブにしか乗りたくないという理由で、頑(かたく)なに他のバイクには乗ろうとしませんでした。

親はおらず祖父に育てられており、10歳上の兄・真一郎と妹・エマの3人兄弟です。祖父が家で開いている道場には、場地をはじめとした多くの子どもが通っていました。

 

2.無敵の強さとヒロイン並の美しさ

マイキーの強さは広く知れ渡っていて、通称「無敵のマイキー」と呼ばれています。

特徴は、何と言っても蹴りの威力が凄まじいこと。
力強さは他に類を見ず、向かうところ敵なしの状態です。

喧嘩の強いキヨマサや愛美愛主(メビウス)の長内(おさない)も蹴り1発で沈め、場の空気を一変させます。
ドラケンがマイキーの強さに惚れたのも、界隈を仕切っていた先輩・鮫山を蹴って顔を陥没させた瞬間でした。


コミックス6~8巻の「血のハロウィン」では、敵が太ももにしがみついている状態で、敵ごとまとめて一虎を蹴り倒してしまいます。
コミックス11~12巻の「聖夜決戦」で、“バケモノ”と呼ばれ異次元の暴力を振るう柴大寿(しばたいじゅ)を飛び蹴りで瞬殺した際には、その場にいた全員が息を呑みました。
どこからそのパワーが出てくるのだろうと疑問に思うレベルの圧倒的強さを誇ります。

 

威力だけでなく、スピードが速すぎることもマイキーの強さのポイントです。
現に『キャラクターブック 天上天下』の「東卍なんでもBEST3イラスト」の「足の速いのは?」ランキングでも、見事圧勝しています。
小柄なことを、無意識のうちに弱点ではなく強みにしてしまっているのでしょう。

昔から空手も上手で、場地はマイキーの祖父に「なんでアイツはろくに練習しねぇのにあんなにスゲェの?」と尋ね、「あれは天才」と返されています。
努力して成り上がる秀才ではなく、元々生まれ持った天賦の才がある人物だからこそ、カリスマ性に惹かれてしまうのかもしれません。

この強さのために、大勢の不良達がマイキーに憧れて集まってきます。
和久井健先生は『キャラクターブック 天上天下』のインタビュー内で、こう話しています。

「ふと『大勢の不良達が総長に向かって一斉に頭を下げるシーンって面白そうだな』と思いついて、いきなりネームに新キャラクターとしてマイキーとドラケンを登場させてみたんです」

確かに、東卍の集会などで大勢の男達がチビのマイキーに頭を下げる絵はとても印象的で、1度見たら忘れられない構図です。


そして、マイキーは『東京リベンジャーズ』屈指の美少年
和久井先生も「マイキーはハンサムに描くと自分で決めていて、毎回、線の一本一本まで気を使って書いています」と言います。
背が小さく細身の体に、肩まである長い髪。整った顔立ちや儚い雰囲気は中性的で、少女のようにも見えます。
第6の世界線(コミックス14巻の未来)の、
首に龍の入れ墨がある黒髪姿はあまりに美しく、多くのファンが夢中になりました。 

物語のヒロインであるヒナはタケミチを守ろうとしますが、逆にマイキーはタケミチに無言で助けを求めます。
2人はある意味対比構造のようになっており、マイキーは
準ヒロイン的存在なのかもしれません。

 

3.頭はキレるが子どもっぽく甘えん坊な気質

マイキーの才覚は喧嘩だけではなく、鋭い直感と優れた頭脳を持っています。

コミックス3~4巻の8・3抗争で半間(ハンマ)は「へー意外 マイキーって頭もキレるんだね」と感心していましたし、黒幕・稀咲(キサキ)についてマイキーは「ヤベー奴なのはオレもわかってる」と語りました。 

場地が優しいこと、ドラケンがいい奴なこと、タケミチが大人っぽいことにも一目で気付いたのでしょう。
人を見る目がないと、組織の長は務められないのだと思います。


その一方で、実はとんでもない末っ子気質
わがままでダメダメな面を持ち、空気を読まずにいつでもどこでも勝手に寝てしまいます。

『キャラクターブック 天上天下』の上述のランキングでも
・「恋人にしたいのは?」ワースト1
・「結婚したいのは?」ワースト2
・「お金持ちになりそうなのは?」ワースト2
と、ダメ男ぶりを発揮しています。

お気に入りはタオルのはじっこで、甘い物をもぐもぐ食べているところは可愛らしい幼子のよう。
「何とかしてあげたい」と母性本能くすぐるような一面も、強いだけではない奥深い人物像を作り上げています。

 

4.家族との繋がり(真一郎・エマ)

マイキーには10歳上の兄・真一郎がいました。
大好きで憧れる親代わりの存在で「何をするにも10コ上の兄貴の後ろついてってさ 色んな事兄貴に教わった」と語っていました。

真一郎は黒龍(ブラックドラゴン)を立ち上げた伝説の初代総長で、元祖・男が惚れる男。
女に弱く喧嘩も弱いもののいざという時には頼りになり、自分より全然強い奴に平気で喧嘩を挑んでしまう、かっこよくて大きな人だったそうです。

マイキーだけでなく場地もドラケンも強い影響を受けており、誰もが好きになってしまうような心根の良さを持っていました。

真一郎は偶然が重なった不幸な事件で亡くなってしまいましたが、マイキーは兄の死を時々受け入れられなくなると言います。

「たまにわかんなくなる 当たり前のようにいた兄貴がいない それがどういう事なのか理解できなくなる そういう時はいつも頭が真っ白になって 右も左も上も下もわかんなくなっちまう 何が正しくて何が間違ってんのか」

親友が大事な兄を殺してしまった事実は、まだ幼い少年が受け止めるには残酷すぎる現実とも言えます。 

マイキーは兄の部屋をほぼそのままにして使っています。毎日目にするモノから受ける影響は大きいので、亡き兄からの影響力は大きいと考えられます。
マイキーの愛機「バブ」は兄の死の象徴で、乗る度に兄を思い出しているのかもしれません。


エマは、マイキーの腹違いの妹です。
昔は別々でしたが、10年程前にエマの母が蒸発して以来一緒に暮らしています。

マイキーは意外とエマに優しく、誕生日にカフェに付き合ってあげることもあります。

実は「マイキー」というあだ名もエマを想って名乗ったもので、変わった名前を気にするエマを笑わせようと
「今日から俺“マイキー”になる 兄貴の俺がマイキーだったら一緒だから変じゃねぇだろ?」
と決めたのでした。 

 

5.親友が心の支え(ドラケン・場地・タケミチ)

ドラケンこと龍宮寺堅(りゅうぐうじけん)は、マイキーといつも一緒に行動しています。

マイキーは小5でドラケンと出会い、
「オマエみたいにカッケー奴がさ なんでこんなカス共とつるんでんの?オレの友達になれ!ケンチン!
とすぐに気に入ってしまいました。
ドラケンの人の良さと芯の強さを本能で感じたのでしょう。

東卍の抗争が一般人を巻き込んでしまったことを悔やみ「人を想う“心”は持て」とドラケンが諭した際も、マイキーは
「ケンチンは優しいな…ゴメン ケンチン」
「オレ ケンチンが隣にいてくれてよかった
と言います。
マイキーにとってドラケンは、自分に足りない部分も指摘してくれる良い親友なのです。

 

場地圭介(ばじけいすけ)とは、幼なじみで腐れ縁の仲です。
場地が自ら敵チーム・芭流覇羅(バルハラ)に入ってしまい真意が分からない時、マイキーは一晩考えた末に「オレは場地とは戦えねぇ」と結論を出します。

血のハロウィンで東卍創設メンバーのために場地が命を落とした後、マイキーは場地の形見のお守りを持つようになりました。
「兄貴のバブに乗って場地のお守り持ってさ 雪の中走ってたら一緒にいる気がして 兄貴も場地もお前らもみんなオレの心にいる だからオレは強くいれる
と、心の拠り所にしています。

 

タケミチのことは、最初から内面の大人っぽさを見抜いていました。
「オマエ本当に中学生?」
「一番の謎はさ 内部抗争の事もケンチンが狙われている事もいち早く気づき 止めようとしていたオマエだよ タケミっち オマエは一体何者だ?
と尋ね、マイキーがタイムリープに気づきそうな展開になったこともあります。

 更に、タケミチを兄と重ねてこう言います。
「オマエは強い タケミっち 本当に大切な事は喧嘩に勝つことじゃねぇ 自分に負けない事だ」
「オマエは弱ぇのに誰にも屈しない あの黒龍にすら屈しなかった」
「挫けそうな時 オレがオレじゃなくなりそうな時 オレを叱ってくれタケミっち 兄貴のように」 

強いが故に誰も本気で叱ってくれないマイキーにとって、芯が折れないタケミチは貴重な存在なのでしょう。

 

6.冷たい一面と危うさを持ち、闇落ちしてしまう

マイキーは群れるヤツが大嫌いで、くだらない奴を見下しがちです。

初登場の喧嘩賭博(けんかとばく)の場面でもキヨマサの友人を無視し、「マイキーは興味ねー奴とは喋んねーんだよ」とドラケンが説明しました。
ドライで冷たい部分も持ち、光を持たない漆黒の目をしています。
場地の真意に気づいた際など目に光が灯る場面もありますが、ごく稀です。


実は誰にも弱さを見せず、ダメな部分を開示できず、悩みを抱え込みがちな性質でもあります。
他人を信頼してないのか、見せたら嫌われると思っているのか…意外と自信が無いのかもしれません。

心の奥にどす黒いものを持っていて、真一郎と場地が死んだのも自分のせいと考えている可能性すらあります。


何度タケミチが過去に戻って未来を改変しても、なぜかマイキーは毎回闇落ちしてしまうのです。


・第1、2の世界線(コミックス1巻の未来)→悪の組織東卍のトップ
・第3の世界線(コミックス2巻の未来)→8・3抗争のドラケン死亡により悪の道へ
・第4の世界線(コミックス5巻の未来)→血のハロウィンで場地が殺されたことで一虎を  殺害し堕ちる
・第5の世界線(コミックス9巻の未来)→稀咲と黒龍の金で変わってしまい、誰にも会っていない
・第6の世界線(コミックス14巻の未来)→幹部全員を殺しタケミチに殺してもらいたがり、直人に撃たれる 

頭がキレて先が読めるからこそ、自分の救えなさに絶望し諦めてしまうのでしょうか。
本当は誰かに丸ごと認められたい気持ちがあるように思えますし、暗い部分に人間らしさも感じます。

タケミチがマイキーを救えるかどうかが、今後のストーリーの肝になりそうです。

 

7.アニメは声優 林勇、実写映画は俳優 吉沢亮が熱演

マイキーを演じるのは人気上昇中の声優・林 勇(はやしゆう)さんで、代表作品・キャラクターは以下の通りです。


・『黒子のバスケ』荻原シゲヒロ
・『ハイキュー‼』田中龍之介
・『ジョジョの奇妙な冒険』スモーキー・ブラウン
・『チア男子‼』遠野浩司
・『呪術廻戦』猪野琢真

マイキーはクールだったり可愛かったりと色々な表情を見せる難しい役柄ですが、林さんは緩急つける演技が上手な印象です。
今後の数々の名シーンが楽しみですね。

 

実写映画では、NHK大河ドラマ『青天を衝け』で大忙しの吉沢亮(よしざわりょう)が担当。
クールな表情がマイキー役に最高に合っており、軽やかさもぴったりのキャスティングです。アニメとはまた違ったマイキーが見られることは嬉しい限りです。

 

いかがでしたか?
顔の良さや喧嘩の強さだけでなく、内面に複雑な部分を併せ持つマイキー。ストーリーの中で多くの人を惹きつけ、ファンの間でも1番人気である背景を分析し、紹介いたしました。

主役のタケミチに負けないくらい、ストーリーの中でも重要なキーマンです。今後のアニメや実写映画でも、注目したいですね!

 

ライター:カルコレ編集部 sugamari



(引用元・参考資料)

・原作漫画『東京卍リベンジャーズ』1~14巻
・『東京卍リベンジャーズ キャラクターブック 天上天下
TVアニメ『東京リベンジャーズ』公式サイト
映画『東京リベンジャーズ』公式サイト-Warner Bros
林 勇|タレント・声優|賢プロダクション
吉沢亮 オフィシャルサイト | Ryo Yoshizawa Official Site
 

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