アニメ『東京リベンジャーズ』の松野千冬が人気の理由とは? BEST5をランキング!
人気漫画『東京リベンジャーズ』の中で主役級ほど目立つキャラクターではないのに、とても人気が高い松野千冬(まつのちふゆ)。
千冬は東京卍會壱番隊副隊長で、壱番隊隊長・場地圭介(ばじけいすけ)の腹心的存在です。
各種グッズ販売においても人気沸騰中で、先日行われた人気投票でも「マイキー」こと佐野 万次郎に次いで2位でした。特に女子からの人気が高い傾向にあり、作中とは違って「モテモテな状態」とも言えるでしょう。
特徴のある猫目で、整った顔立ちに細身の体。確かにオシャレなイケメンではありますが、何がそんなに魅力的なのでしょうか?
今日は『東京リベンジャーズ』屈指の人気キャラ・松野千冬の魅力を、BEST5のランキング形式でご紹介します!
(※ネタバレ注意! 原作漫画5巻~19巻までのネタバレを含みます)
もうすぐ単行本9巻発売!
— 東京卍リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) November 11, 2018
11月16日よろしくお願いします!
9巻の線画です。
松野千冬のコンセプトは忠誠。
なので騎士をイメージする剣や百合の紋章を服のモチーフにしました。
(和) pic.twitter.com/OaOSlZP85C
BEST5 滲み出る「性格の良さ」
まず、千冬はとても性格が良い人物です。喧嘩している時や怒る場面以外は普通のいい人でしかなく、なぜ不良をやっているのか疑問に思うほどです。
原作の5巻で登場し、成り行きで主人公タケミチの相棒になった千冬。その後12年間ずっとタケミチを堅実に支え続け、9巻で描かれる未来ではタケミチをかばって命を落としてしまいます。
その後タケミチは過去にタイムリープ。体験してきたばかりの辛い未来の内容に1人思いつめますが、千冬は敢えて
「楽しく行こうぜ?」
とタケミチに笑いかけるのです。
この状況やセリフだけでも千冬の人の良さが分かりますが、彼がすごいのはここから。
タケミチは感極まって、つい千冬にタイムリープの秘密を打ち明けてしまいます。その時千冬が言ったセリフが
「すげぇなオマエ 一人で戦ってたんだろ? 誰も褒めてくんねぇのに 胸張れよタケミっち 大事なのは結果じゃねぇ!」
なのです。
千冬が尊敬してやまない場地を、結局タケミチは救うことができませんでした。「なんであの時場地さんを助けてくれなかったんだよ?」と怒りをぶつけてしまってもやむを得ない状況なのですが、そこで真正面から賞賛と励ましの言葉を掛けることができる男前な千冬。
優しいを通り越して、誰でも惚れてしまいそうな格好良さが印象的なシーンでした。
それ以外にも、千冬の優しさを表すエピソードは盛り沢山。
“血のハロウィン”でタケミチが芭流覇羅(バルハラ)という大人数不良グループとの戦いにビビッて動けなくなった時は、こう言って勇気づけました。
「ビビってんのか? 正面の敵だけ見てろ 相棒 背中はオレが守ってやる! 喧嘩にビビんねぇ奴なんていねぇよ 大事なのはさぁ どう向き合うかだ‼」
1度は言われてみたい、とてもカッコいい言葉ですね。相棒・タケミチを最大限に思いやる気持ちが感じられます。
東卍を襲ってくる天竺のメンバーと街で遭遇した時も
「逃げろ‼ タケミっち‼ アッくん‼」
「オレもすぐ行く!」
と、タケミチと溝中メンバーを庇います。
非常に強い連中だと分かっていながら、タケミチ達を逃がすために自ら囮(おとり)になったのです。
他人を助けた方が良いと分かっていても人間は結局自分が大事で、なかなかできる行動ではありません。咄嗟の判断で動ける千冬は、とことん他人のことを考えられる優しい人です。
実は場地と初めて出会うシーンでも、七三分けのガリ勉姿の場地に千冬が漢字を教えてあげていました。
まだ友達でもなく他人同士の状態。千冬が場地をすごい人間だと判断する前なので、生来の優しさがつい表に出てしまったのかもしれません。
このように、多くのキャラの中でも千冬は優しさに溢れた好青年です。
現実でもフィクションでも、結局好かれるのは優しい人ですよね。他人を思いやれる性格の良さは、どんな人にも魅力に映るのだと思います。
BEST4 現状を分析できる「冷静さ」
タケミチの相棒という役割のせいか、千冬はツッコミ役としても機能しています。
きつい未来を見てきたタケミチは危機感が強すぎて、時々気持ちだけで暴走しがちです。その時、目の前の現実をきちんと見て行動するように諭してくれるのは千冬。
「オマエが何も変えてない以上 未来が変わってるワケないだろ?」
「オマエはさぁ こうなりすぎ 視野狭すぎ 今目の前に稀咲がいるか? すぐに会えんのか? 今大事なのは“天竺”が何者かってことだ!」
などと、タイムリープの分析をしたり現況を正しく判断してアドバイスしてくれたりします。
冷静なだけでなく、肝が据わっている部分もあります。
未来で稀咲に撃たれる直前に
「場地さんの想いを…東卍を頼むぞ 相棒」
とタケミチに伝え、違う未来でマイキーに撃たれる際には
「花垣武道を覚えていますか?(中略)アイツの目をしっかり見てやってください アイツの目に嘘はないから どうか信じてあげてください」
と最期の言葉を残します。
生命の危機には自分の生死で精一杯になるはずですが、相手に必要な何かを見極めてしっかり伝えられるメンタルの強さが千冬にはあるのです。
また、タケミチのアツさを表現するためのクールさも併せ持っています。
関東事変の終盤でタケミチ以外の東卍全員が戦うことを諦めてしまった時、
「オマエは…よくやったよ…でも これ以上は…死んじまう」
と止める千冬に対し、タケミチは
「東卍は負けねぇ‼」
と叫びます。
誰もが頷く真っ当な言葉をかけることで、タケミチがいかに無鉄砲で諦めが悪いのか、読者に知らせてくれるのです。物語上も重要な役割を担っていることが分かります。
戦いの中でも周りが見える冷静なところも、千冬の魅力の1つではないでしょうか。
BEST3 東卍の中では珍しい「普通の人っぽさ」
『東京リベンジャーズ』の登場人物の中では、千冬はとても普通っぽい人間です。
東卍の隊長・副隊長たちは喧嘩が強かったり頭が切れたりと人間離れしていますが、千冬は喧嘩がそこそこ強いものの、普通の人として描かれます。クラスにいそうな存在でもあり、化け物的キャラに紛れて「唯一共感できる、読者側の人物」とも言えます。
実は「普通っぽさ」は人間の魅力の1つです。
カリスマも天才も人を惹きつけますが、庶民には理解できないので、結局一緒にいることが難しいものです。
その点普通っぽい人間は一見つまらないと思われがちですが、自分との共通点が多いため、最終的に「一緒にいて楽しい人」になり得るのです。
千冬の普通っぽさを表すエピソードに、あくまで脇役に徹する行動が挙げられます。
9巻の未来では、東卍幹部のタケミチの相棒として他の幹部達からは一線を引いていますし、血のハロウィン後の隊長決めの際にも
「壱番隊を引っ張っていくのは オレにはやっぱり荷が重い」
「自分(テメェ)のついて行きたい奴ぁ 自分(テメェ)が指名する‼ 花垣武道 オレはオマエを壱番隊 隊長に命じる‼」
と言い、自らタケミチの下に就くことを決めます。
そして未来や聖夜決戦の際などで、悪役である稀咲に騙されてしまうドジっ子らしさも見受けられます。
組織の立場的に逆らえなかったりタケミチのお願いを断り切れなかったりと状況的に仕方ないのですが、特別頭の切れる人物なら騙されないはずです。そうしたところも普通の人っぽく、親近感を覚えてしまう存在です。
BEST2 ギャップに萌えてしまうほどの「意外性」
釣り目で生意気そうな印象なのに実はいい奴だったり、普段は子供っぽいパーカー姿なのに未来では色気溢れるスーツ姿だったりと、千冬は至るところでギャップを感じさせます。
千冬の魅力BEST4に「冷静さ」を挙げましたが、その反面「人一倍アツい」奴でもあります。
アツさを最も感じられる場面は、関東事変の最中。ナイフや銃などの汚い手を平気で使ってくる天竺に対し、こう言います。
「こりゃあガキの喧嘩だ 殺し合いじゃねぇんだよ オレらはただかっこつけてぇから 意地はって 見栄はって 力のやり場わかんねぇからぶつかって 拳一個で戦ってんだよ! 信じた物の為に‼ 背負った物の為に‼」
周りの皆はその言葉に感動し、天竺の望月に
「これが天竺と東卍の差か…天竺は何を目指してるんだろうな…」
とまで感じさせるのです。
また、千冬の1番のギャップと言えば、場地に出会う前と後の変化です。
中学に入学したての頃、千冬は有名なヤンキーでした。周りの皆を見下し、気に入らない奴を見つけると片っ端からボコボコにしていたようです。
「オレ 敬語使えねーんだよ オレが一番偉いから」
と、年上だろうが何だろうが一切敬意を払うことはありませんでした。
それなのに、場地に窮地を助けられた途端に人生180度の方向転換。
自分でも
「人を嫌い 人を傷つけてきた人生 それを変えたのは場地圭介という漢(おとこ)だった」
と語っています。
髪型も性格も同一人物かと疑うほど全く違っており、このギャップが多くの読者の心を鷲掴みにしたことは間違いありません。
BEST1 アツくてまっすぐな「場地への想い」
千冬の何より大きな魅力は、場地へのまっすぐな想いです。場地はマイキーの幼なじみで、仲間想いのどこまでもアツい男。年上の暴走族20人に奇襲をかけられたピンチの千冬を、通りがかりに助けた存在です。
暴走族を1人で倒してしまった場地に
「コイツはオレの仲間だ」
と言われ、その日から忠誠を誓うのです。
“初めて敬語を使ったのは この人だった 初めてカッケェって思った人も 初めて付いて行こうと思った人も 全部場地圭介だった”
という回想シーンにもあるように、場地の強さとかっこよさだけでなく、人格全てに惹かれているように思えます。
「舐めんなよ タケミっち 場地さんは稀咲をやるって言ったろ? あの人はできねー約束はしねーんだよ!」
と全面的に信頼して命を預けている存在であり、憧れ・敬愛・尊敬・崇拝・信頼など全てのポジティブな感情を向ける大事な存在。
嘘のような話ですが、多感な思春期においては稀にこういった出会いがあるものです。
場地の「生きる姿勢」まで理解し、上辺の言葉や行動に騙されないのも千冬の凄さです。
芭流覇羅に入る際の場地に踏み絵として半殺しにされた翌日、タケミチに
「場地さんカッケーだろ?」
と言う千冬は、頭がおかしいのかと思うほど。
場地は誰にも何も言わず行動しているのに、
「でも わかるんだ あの人の考えてる事はさ」
と、純度100%で信じているのです。
そして“血のハロウィン”で場地を腕の中で亡くし、最期に
「ありがとな 千冬…」
と言われます。
当然千冬は助けられなかったことを後悔し、
「やっぱり場地さんは東卍を裏切ってなんかなかった…一人で戦ってたんだ!オレはそれをわかってたのに…わかってたのに…守れなかった‼ 救えなかった」
と号泣してしまいます。
人生で1番大切な人を若くして亡くしてしまうという、強烈な体験。こうして場地は千冬にとって「一生忘れられない存在」になりました。
「場地さん…"ありがとう“なんて…ズリぃよ…オレはこれからどうしたらいいんスか⁉」
と大きな喪失感を抱えながらも、場地の遺志を継ぐことに人生を捧げます。
9巻の未来でもその気持ちは一切変わらず、仇である羽宮一虎(はねみやかずとら)と協力してまで東卍を立て直す気概を持って行動しました。
少年院で外から隔絶されていた一虎以外、12年間気持ちが変わらなかったのは千冬だけです。その事実からも、場地を想う一途な気持ちが見て取れます。
その一途さにキュンとして、思わず惹かれてしまった人も多いのではないでしょうか。
ランキング形式で魅力を挙げてみましたが、確かに松野千冬というキャラクターにはモテ要素が詰まっています。登場人物の中で特に人気が高い理由も分かるというものです。
2022年4月開始のアニメで大活躍してくれましたが、2023年1月開始のアニメ『聖夜決戦編』でも登場間違いなし。千冬が出る場面は気持ちが盛り上がるシーンばかりなので、絶対に見逃さないでくださいね。
原作漫画は終わっても、アニメに実写映画に六本木での大規模展覧会に、まだまだ楽しみなコンテンツが待っている『東京リベンジャーズ』。
公式スピンオフ漫画『東京卍リベンジャーズ~場地圭介からの手紙~』も、アプリ・マガポケで大人気連載中です。
これからも松野千冬に注目しながら『東京リベンジャーズ』を存分に楽しみましょう!
ライター:カルコレ通信編集部 sugamari
2022年12月14日 アニメ・スピンオフ漫画情報などを追加・修正
(引用元)2022.12.14
・原作漫画『東京卍リベンジャーズ』5巻~19巻
・TVアニメ『東京リベンジャーズ』公式サイト
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