『東京リベンジャーズ』黒川 イザナは真一郎・マイキー・エマと兄弟⁈ “関東事変”で死亡? “梵天”の刺青がイザナのピアスと同じ模様なのはなぜ? 謎の言動を考察!(ネタバレあり)
『東京卍リベンジャーズ』の黒川 イザナ。主人公・タケミチとは敵対する立場ながら、作中屈指の美形少年とあって非常に人気のあるキャラクターです。
漫画に出てきた期間は長くないものの名言も多く、何かと印象に残りやすい人物と言えます。
最終章の展開にも大きく関わってくる可能性もあるので、今のうちにチェックしておきましょう!
(※注意!原作コミックス24巻までのネタバレを含みます)
1.“天竺”(てんじく)総長・黒川 イザナのプロフィール
黒川 イザナが原作コミックスに初めて出てくるのは、単行本14巻 第121話「Last but not least」。
2006年の過去で、イザナは横浜を中心としたチーム・“天竺”(てんじく)の総長を務めていました。
誕生日は1987年8月30日。公式Twitterアカウントの記念日ツイート(2020年)によると身長165cm・体重58kg、愛機はCBR400F(通称シービーアール)です。
2021年のツイートの絵では、“S62世代”の仲間であるモッチーやムーチョ達と平和な時空で仲良く過ごす様子が印象的でした。
イザナは華奢な身体に美しい顔を持つ、見かけが中性的な美少年です。特徴は大きく見開いた目と長いまつ毛と浅黒い肌。
髪の毛はシルバーかホワイト寄りの薄い色をしていて、髪型は前髪をセンターで分けて後頭部を刈り上げた独特のスタイル。15巻 第134話「Mortal enemy」の未来では、ゆるくパーマをかけて前髪を下ろした髪型をしています。
「イザナの象徴」とも言えるのが両耳に付けたピアス。
赤い背景に黒い山と白い月が描かれ、花札の8月の絵柄『芒(すすき)に月』をイメージしていると言われています。「坊主」とも呼ばれるこの有名な札は、旧暦8月15日(中秋の名月)にススキを供えてお月見をする十五夜の行事に由来しています。
ススキの穂先の銀色がイザナの髪色と重なりますし、8月はイザナの誕生日がある月です。原作者・和久井先生はダブルミーニングでこの札を選んだのかもしれません。
“天竺”の特攻服(トップク)は色が赤で、他のチームに比べて非常に目立ちます。
詰め襟の学ラン風スタイルで、裏に“天竺”のマークが大きく描いてあるのが特徴。マークは円の中に黒と白が勾玉のような形で配置されており、陰陽五行や東洋医学で使われる「太陰大極図」「陰陽太極図」などと呼ばれるマークを模したものです。
イザナ・キサキ・鶴蝶(カクチョー)といった幹部は上着がロングコートのように長く、膝まである格好で「立場が上」と一目瞭然です。
イザナは外見だけでなく内面も、他の人と大きく違います。
ひどく思いつめたり感情を突っ走らせたりしてしまう傾向にあり、いわゆる「メンヘラ」という言葉で表されるような不安定な性格をしています。抗争・“関東事変”のクライマックスで自暴自棄になりマイキーに銃を向けた時のイザナを、ドラケンは
「目がイッちまってる」
と表現していました。
無表情なポーカーフェイスで自分の感情を表に出さないことが多く、周囲の人にとっては「何を考えているのか分からない人間」とも言えるでしょう。
イザナの言動には謎が多く、ポエムのようなセリフも多くあります。
「気圧重いなぁ こういう日はなんかあるって思ってたらさぁ オマエが訪ねてきたんだ 稀咲 言いたい事わかる? 乱気流が来た」
「オマエの悪意はオレの心を満たしてくれる」
「今のマイキーはオレと同じ 空虚の極みだ オレがマイキーを飼い慣らしてやる」
「いつかみんなで集まろう その時までもっと極悪(きわめ)ろ」
「今日の抗争 オレの為なら人を殺せるな?」
「嗚呼…耳鳴りが始まった」
「どうだ? 空虚(カラ)になった気分は?」
「いーね! 久しぶりに気圧(テンション)が上がる♡」
意味不明な部分もあるものの厨二病的なカッコ良さに溢れているので、イザナの言葉選びのセンスにはファンも多いのではないでしょうか。
総長を務めるだけあって、イザナの強さは作中でも最強レベル。
マイキーの蹴りを止めたりマイキーを蹴り倒したり殴ったりと、他の人には到底できないことをやってのけました。
鶴蝶はイザナの強さについてこう説明しています。
「孤独がイザナの強さ」
「どんな奴だってケンカで人を殺したいとは思わない 他人に興味のないイザナはちがう “これ以上やったら殺してしまう”というリミッターがない 人を殺す拳だ」
“関東事変”でのマイキーとの戦いや少年院で教師を殴る描写以外にイザナの喧嘩シーンはありませんが、
「圧倒的戦才(センス)!それこそが黒川イザナの魅力(カリスマ)‼」
とムーチョが表現するイザナの強さを、もっと見てみたいものです。
2.アニメ第2期には登場する? 声優は誰? 実写映画に出番はあるか
黒川 イザナは2021年4月~9月に放送されたアニメ『東京リベンジャーズ』には登場したでしょうか?
結論から言うと、第1期アニメは原作コミックスの1~8巻程度の内容だったため、イザナの出番はありませんでした。制作決定が発表されたアニメ第2期・“聖夜決戦編”がどこまで描かれるか不明ですが、ファンサービスの意味でイザナを描いてくれたら…と期待してしまいます。
もしイザナが出演するとしたら、声が印象的なキャストが担当するのではないでしょうか?カリスマ性の高いキャラクターだからこそ重要度も高く、多くのファンが心待ちにしていると思われます。
2021年7月に公開された実写映画にも、イザナの登場はありませんでした。マイキーと並ぶ美少年なので、今後どんな俳優が演じるのか気になります。2021年度実写No.1を記録した映画『東京リベンジャーズ』、是非続編に向けて進んでいってほしいですね。
3.実は八代目“黒龍”総長? 極悪の世代とは? イザナの行動を全解説
イザナは“天竺”の総長でしたが、実はその昔、“黒龍”(ブラックドラゴン)の八代目総長を務めていました。
この章では、謎の多いイザナの行動を余すところなく解説します。
幼い頃のイザナは母親と佐野 エマと一緒に暮らしていましたが、母の意向で施設へ入れられます。施設では親を事故で亡くした鶴蝶に出会い、2人は友達になりました。
施設で過ごすイザナの元に、佐野 万次郎(マイキー)の兄・真一郎が会いに来ます。真一郎はイザナの兄と名乗り、バイクに乗ったり喧嘩のやり方を教えたりしながら、一緒に過ごすようになりました。会うだけでなく断続的にハガキのやりとりもしています。
12歳の時イザナは集団におそわれて重傷を負いますが、回復した後犯人全員を再起不能にし、最後に集団のリーダーを追い詰めて自殺に追い込みました。
その頃イザナは少年院に入り、“S62世代”・別名“極悪(ごくあく)の世代”の5人と出会います。その5人とは、ムーチョこと武藤 康宏(むとう やすひろ)・モッチーこと望月 莞爾(もちづき かんじ)・灰谷 蘭・灰谷 竜胆(りんどう)・班目 獅音(まだらめ しおん)。
彼らはイザナの強さに心酔し、イザナも彼らといつか集まることを約束しました。
少年院を出た後、イザナは真一郎に黒龍を継がせてほしいと頼みます。その際、真一郎に万次郎という弟がいることを知り、強い嫉妬心を抱くようになるのです。
イザナが総長だった八代目黒龍は
「ゆすり・強盗・薬なんでもありの極悪チーム 初代の志は影も形も残ってなかった」
とイヌピーが表現するほど。
ある日イザナは偶然パチンコ屋で母親を見かけ、なぜ自分を捨てたのか尋ねます。母親は面倒がりながら、イザナが自分と血のつながりが無いと明かすのでした。つまり「エマ・真一郎・マイキーとも全く血のつながりは無い」と判明したのです。イザナは驚き、出生の真実を知っていた真一郎に怒りをぶつけます。
その後真一郎は一虎の事件で不運にも亡くなってしまい、イザナはショックを受けて茫然自失状態になってしまいます。そこへキサキが近づいてそそのかし、“天竺”というチームが出来上がりました。
タケミチ達が“天竺”の面々に強襲され戦っている頃、イザナは1人海辺でたい焼きを食べるマイキーに
「オレは黒川イザナ いいバイク…乗ってるね また会おう」
とだけ言い、立ち去りました。
15巻の現代で、タケミチは未来のイザナと出会います。その時代のイザナは実質的な東卍のトップになっており、キサキの死を偽装できるほどの大物でした。マイキーは生前イザナに、ドラケン以上の絶大な信頼を置いていたといいます。
「お前らは俺のマイキーを殺した」
と謎のセリフを放つイザナに殺しを命じられ、鶴蝶はタケミチを銃で撃ちます。瀕死のタケミチは直人と握手し、命からがら過去へ戻りました。
初代黒龍誕生の日、イザナは真一郎の墓参りに来たイヌピー・タケミチ・マイキー・エマと会い、キサキの替え玉を出頭させてエマ殺害の真相を有耶無耶にします。その日の夜行われた抗争・“関東事変”で鶴蝶を庇ってキサキに撃たれ、死亡しました。
4.兄・真一郎のことが大好き過ぎてマイキーに嫉妬、エマ殺害を計画
イザナは施設を訪ねてきてくれた真一郎を、心の拠り所にしていました。
バイクもケンカの仕方も不良の遊び方も服も髪型も笑い方も、全部真一郎に教わった…と感じ「オレだけのお兄ちゃん」と考えるほどに慕っていました。
そんな真一郎に、万次郎という弟がいることを知ったイザナは
「え?コイツ “お兄ちゃん”じゃねーの?」
と怒りを覚えます。たった1人の肉親である兄に自分以外の弟がいた事実への絶望と、弟への強い嫉妬心を抱いたのでしょう。
ドラケンはイザナから真一郎に宛てたハガキの束を読み、以下のような仮説を立てました。
「“拝啓 真一郎様 最近ずっと頭が痛い 苦しい きっとアイツのせいだ 万次郎の話はもうしないで” ………黒川イザナは幼くして家族に捨てられた そして初めて自分を訪ねてきてくれた真一郎君っていう家族…それがコイツの唯一の支えだったとしたら マイキーをどう思うんだろう?」
「マイキーへの激しい嫉妬 恨み」
「ずっと引っ掛かってた事がある 東卍結成時 九代目 黒龍総長 班目獅音の言ったセリフ『八代目の意志を継ぎぃ 佐野万次郎‼そして東京卍會は黒龍が潰す‼』」
「そう…九代目黒龍が一虎に粉かけてたのも 真一郎君にバレないようにマイキーを潰す為に 黒川イザナの仕組んだ事だとしたら? 黒川イザナの私怨だったとしたら…?」
真一郎亡き後キサキに焚きつけられたイザナは、マイキーを苦しめるために行動を起こしたのです。
“関東事変”の抗争中、イザナはマイキーにこう告げました。
「真一郎はオレの思う“理想のお兄ちゃん”になってくれなかった そしてオマエの部下が殺しちゃった だから決めたんだ オレはオマエを灰にして“真一郎”(お兄ちゃん)にする」
完全に狂った思考であり、普通の人には意味不明です。でもイザナにとってはそれが真実で、殺人を黙認してまで達成したい目的だったのでしょう。
イザナはマイキーを自分と同じように孤独にさせた上で思い通りに操り、マイキーに復讐したかったのだと思います。
「マイキーを傀儡(かいらい)に据えることで最強の犯罪組織を作り、日本の闇を牛耳る」という表向きの目標もあったでしょうが、心の底では復讐の念のほうが強かったと推測されます。
「オレは…絶ッ対ェ認めねぇぞ 殺しだけは‼」
と鶴蝶は最後まで反対していましたがイザナは考えを変えず、エマは予定通りキサキによって殺されてしまいます。
施設に行く時、幼いイザナはエマにこう伝えました。
「必ず迎えに行く 約束だ エマ」
この時のイザナの笑顔を見ると、エマへの愛情が全くなかったとは思えません。でも母に捨てられ孤独だったイザナは「施設に会いに来てくれた人だけが家族」と認識するしかなかったのです。悲しいことですが、エマがイザナに会いに行かなかったことが全てだったのでしょう。
しかしながら、真一郎がマイキーに昔
「例えばさ もう一人兄がいたらどう思う?」
と聞いた時、マイキーはこう答えていたのです。
「 ………うん…きっと好きになる」
結果的にそんな未来は叶わず、真一郎もイザナも亡くなってしまいました。
真一郎・イザナ・マイキー・エマ…兄弟4人で笑える日々があったとしたらどれほど良かっただろう、と思えてなりません。リベンジャーズらしい「叶わなかったもう1つの世界」がキラキラ輝きながら、読者の胸に切なく響きます。
5.実はマイキー達と血のつながりがない? 切なすぎる出生の秘密
イザナは死ぬ直前に衝撃の事実をマイキーに告げました。なんと、イザナは真一郎・マイキー・エマともエマの母とも全く血のつながりがないというのです。
もちろん生物学上の父と母は存在しますが、2人共イザナの傍から離れていってしまいました。幼い頃から、無責任な大人達に翻弄されてきた人生と言えます。
偶然街で見かけた母に吐き捨てられた
「ちっ メンドくせぇ アンタはアタシの子じゃないの アンタは前の旦那がフィリピンの女と作った連れ子 どーしようもねぇ男だったよ 結局チンピラに刺されて死んじまった わかる? アンタは他所の子 血がつながってないんだよ」
というセリフは、相当ショックだったのではないでしょうか。
一般的に親の影響は大きく、幼い子供にとっては神のような存在です。イザナのように喧嘩が強い少年にとっても、親から受ける影響はまだまだ多大だと考えられます。
そんな親から「血のつながりがないからお前は大事じゃない」と言われたも同然なので、この時のイザナが衝撃のあまり「血のつながりこそが最も強く重要なものだ」と思い込んでしまったとしても不思議ではありません。
イザナは母に文句を言えず、真実を知って黙っていた真一郎に八つ当たりします。しかし真一郎はこう言うのでした。
「ああ…気づいてたよ でも そんな事どうでもいいだろ?」
「…なんでだよイザナ 血のつながりなんてなくったって オレとオマエはなんにも変わんねぇハズだろ⁉」
もしかすると、真一郎はイザナを将来引き取るつもりだったのでしょうか?もしそのために陰で動いていたのだとしたら、すれ違いが多すぎて悲しくなります。
イザナの父は亡くなっていますが、産んだ母はどうしているのでしょうか? エマの母と連絡を取っていたであろうマイキーの祖父の話も聞いてみたいものです。
「はじめっから孤独なら耐えられた オマエにわかるか? 真一郎 あると思ってた幸せが ある日突然奪われた地獄が…」
この言葉にイザナの喪失感が色濃く表れており、読んでいて辛いページです。
・母に捨てられて悲しい
→でも実は兄がいたらしく、愛を感じられた
→兄には他に弟がいた、一緒に住んでいて自分より弟のほうが好きなのかもしれない
→本当は母とも兄とも妹とも血がつながっておらず、家族ではなかった
→こんな寂しさを感じるくらいなら、最初から幸せを感じさせないでほしかった
という気持ちの変化だったのではないでしょうか。
喪失感は人生に大きな影響を与えるもので、負の感情の中でも重大と考えられています。大切な人の死や健康や日常を失うことも喪失です。かつて幸せがあったからこそ、当たり前に思っていたことが無くなった時に余計悲しく、心にぽっかりと穴が空いてしまうのです。
「オレは真一郎ともオマエともエマとも兄弟なんかじゃない…誰とも血がつながってないんだよ なぁ?マイキー…オレが救えるか? 救いようねぇだろ? なぁ?………エ……マ………」
と言って、イザナは息絶えます。どうしようもない孤独と深すぎる絶望に、マイキーも周囲の皆も何も言えないまま。壮絶な最期でした。
6.“関東事変”で鶴蝶(カクチョー)をかばい、稀咲(キサキ)に撃たれて死亡⁈
“関東事変”の終盤、イザナは鶴蝶をかばってキサキの銃弾に倒れます。キサキも鶴蝶も周囲の皆も全員不意打ちのことで、イザナ自身も無意識の行動でした。
「イザナ…なんでオレなんか かばった⁉ お前は王だ オレをゴミのように捨ててでもオマエの時代を創らなきゃいけないんだ‼ それが王だろ⁉ イザナぁ」
と鶴蝶が言うと、イザナはこう答えました。
「………“オレら”の時代…だよ」
「ゴメンな鶴蝶 …でもオレには オマエしかいないから」
それを聞いて鶴蝶は涙を流します。
鶴蝶は初対面のイザナから、
「オレの下僕として生きろ」
と言われました。一見ひどいセリフに思えますが、親を亡くし生きる意味を失っていた鶴蝶にとっては、イザナの言葉が生きる理由になったのです。
鶴蝶が、幼い頃にイザナと理想の国を夢見た日を思い出す場面は、涙なしには読めません。
「身寄りのない奴らをみんな国民にして 居場所を作ってやるんだ」
「オレが三蔵法師だったらお前は孫悟空だろ? 王国の名は“天竺”だ‼」
2人は強さ故につながっていたように見えましたが、実は心と心でしっかりつながっていた関係だったのです。
欲しかった「血縁」に恵まれなかったイザナは「孤児の絆」のために死にました。孤児の絆は血縁とは正反対の縁であり、とても鮮やかな対比構造となっています。
イザナは結果的に誰からも救われませんでしたが、鶴蝶を2度も救いました。「愛に飢えていたけれど、しっかり愛を与えていたじゃないか」…そう思うと心底泣けます。
鶴蝶に愛を与えることができたイザナは、生きていればきっといつか誰かの愛を受け取ることもできたのではないでしょうか。死んでしまったことが無念で仕方ありません。
7.“梵天”のタトゥーはイザナのピアスをデザイン? 今後の展開への影響は?
もしかすると、今でもマイキーは後悔しているのではないでしょうか?
あの時、イザナに『オレはオマエを救える 血縁なんてなくても オマエはオレの兄貴だ』と伝えていれば、何か違ったのではないか…と。
「真一郎が死んだのもオレのせい、エマが殺されたのもオレのせい、イザナが絶望のまま死んだのもオレのせい、そんなオレが幸せになっていいはずがない」と思っているのかもしれません。
21巻の最後でタケミチは、今まで過去や未来で起こったこと全てをマイキーに打ち明けました。
2人が気づいたか定かではありませんが、「タケミチが自分の腕の中で死んだマイキーを救おうとしなければ、イザナは未来で生きていた」のは事実です。ある意味「マイキーを助けた代わりにイザナが死んだ」とも言えるのです。
鶴蝶も同様に「イザナと一緒に死んでやれなかった自分が憎い」「自分は幸せになっていい人間ではない」と考えているかもしれません。事実、“関東事変”から数日後に
「結局 オレだけが生き残っちまったんだな…」
とタケミチに話していました。
22.23巻のマイキーの髪型は昔のイザナそっくりで、“梵天”の刺青はイザナのピアスの柄がモチーフになっています。
灰谷兄弟・モッチー・三途 春千夜・明司 武臣など他の梵天メンバーの胸中は不明ですが、マイキーと鶴蝶の2人はイザナの死を今も引きずっている可能性が高いのではないでしょうか。
鶴蝶は24巻第212話「Battle of the titans」で、武臣と
「なんでテメェがサウスの下につく?“王”が死んだら鞍替えか?」
「あ?テメェにだけは言われたくねぇな 佐野真一郎を忘れたか?」
という会話をしていました。
王とはイザナのこと。イザナと鶴蝶の主従関係は、真一郎と武臣の関係性に似ている可能性もあります。
“梵天”メンバーがどうなるのか、イザナの死がどう関わってくるのか、佐野家兄弟の話はどう落ち着くのか…
最終章になってもイザナの存在感は未だ大きいまま。どう決着するのか想像もつかず、今はただ待つしかないのかもしれませんね。
以上、リベンジャーズ屈指の人気キャラクター・黒川イザナを追ってみました。やはり、物語のキーパーソンであることは間違いありません。
原画展も始まりアニメ第2期も決定し、まだまだ目が離せない『東京リベンジャーズ』。今後も期待しながら応援していきましょう!
ライター:カルコレ編集部 sugamari
(引用元・参考資料)
・原作漫画『東京卍リベンジャーズ』14~24巻
・TVアニメ『東京リベンジャーズ』公式サイト
・映画『東京リベンジャーズ』公式サイト - Warner Bros
・TOKYO 卍 REVENGERS EXHIBITION
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