『東京リベンジャーズ』イヌピー(乾 青宗・いぬいせいしゅう)を考察! ココにキスされるのはなぜ? 黒龍(ブラックドラゴン)再興を目指し、未来でドラケンとバイク屋経営

『東京卍リベンジャーズ』のキャラクター、“イヌピー”こと乾 青宗(いぬい せいしゅう)

第1期のアニメには一瞬の登場でしたが “聖夜決戦”(クリスマスけっせん)や天竺編で大活躍するキーマンで、ココと共に話題になっています。敵なのか味方なのか、なぜ黒龍に固執するのか……

この記事では、不思議な人物・イヌピーについて考察していきます!

(注意!原作コミックス9~22巻まで・『東京リベンジャーズ キャラクターブック2 芭流覇羅・黒龍編』のネタバレを含みます)

 

INDEX

  • “イヌピー” こと乾青宗(いぬい せいしゅう)、ハイヒールを履く金髪碧眼男子
  • ココ(九井 一、ここのい はじめ)がイヌピーにキスした理由とは?
  • マイキーの兄・佐野 真一郎(さの しんいちろう)がヒーロー
  • 八代目黒龍(ブラックドラゴン)&天竺の総長・黒川イザナとは因縁の関係
  • 22巻の未来では、ドラケン(龍宮寺 堅)と一緒にバイク屋を経営⁉
  • タケミチに初代黒龍総長の面影を見て、自分の命と黒龍を預ける
  •  

    “イヌピー” こと乾青宗(いぬい せいしゅう)、ハイヒールを履く金髪碧眼男子

    乾 青宗(いぬい せいしゅう)、通称“イヌピー”
    原作漫画9巻以降に登場するキャラクターで、東京卍會(とうきょうまんじかい)の敵チーム・十代目黒龍(ブラックドラゴン)の特攻隊長です。
    十代目黒龍親衛隊長の“ココ”こと九井 一(ここのい はじめ)と、大抵一緒に行動しています。

    乾 青宗のプロフィール

    誕生日:  1989年10月18日
    身長:  177cm
    体重:  64kg
    血液型:  B型
    星座:  てんびん座
    愛機(バイク):  ナナハンキラー(ヤマハRZ350)
    好きなもの:  献血
    嫌いなもの:  我慢
    特技:  球技全般
    尊敬する人、憧れの先輩:  初代黒龍メンバー
    苦手な人、怖い人:  いない
    夢:  黒龍の復興
    お気に入りの場所:  S.S MOTORS
    公式Twitter『東京リベンジャーズ キャラクターブック2 芭流覇羅・黒龍編』より)

    人物概要

    更に、原作コミックスの中から人物概要を紹介していきます。

    イヌピーは金髪碧眼の美少年で、顔の左上半分に大きな火傷(やけど)の痕があります。

    髪の毛は染めている訳ではなく地毛の様子。前提的に色素が薄いイメージで、外見には王子様的な美しさが漂っています。 

    髪型は、過去では下の方を丸々剃ってトップだけ耳くらいまで伸ばす、独特の攻めたスタイル。
    小学生の頃は無造作で自然な髪型だったり闇堕ちした未来では短髪だったりと、世界線によって様々です。
    22巻の未来では肩まで伸ばしていました。

     

    特徴的な火傷の痕は、幼い頃の火事によるもの。
    とても綺麗な顔をしていますが、火傷痕と不機嫌そうな無表情のせいで、陰の雰囲気が多めになっています。どこから見ても完璧な美人というより、どこか暗いところを持つ美人キャラです。

    その火事が原因で、5歳上の姉・赤音(あかね)を亡くしています。赤音は天使のような可愛らしさを持つ、ホンワカした雰囲気の女性でした。

    ココも小学生時代に
    イヌピーと同じ顔なくせに……美人
    と赤音について語っており、イヌピーが赤音とそっくりで綺麗な顔だと認めています。



    イヌピーは不良への憧れが強く、不良の正装とも言える特攻服(とっこうふく、トップク)を愛用しています。少年院から出所する日にも特攻服を着ており、ココは
    「出所が特攻服って!相変わらずぶっ飛んでんな 待ってたぜイヌピー」
    と話しかけていました。

    この日に着ていた特攻服の刺繍は、和久井先生がTwitterで全文を明かしています。


    またこの時同時に
    ハイヒールを履いていて、週刊マガジン掲載時に質問が殺到したそうです。確かに14巻表紙でも、イヌピーが履くのはミュールのような靴。
    気になる理由は、「和久井先生が中学生当時に流行していた不良ファッションの一つだった」から。
    赤音の形見や背丈へのコンプレックスという訳ではなく、単純にイヌピーがこだわっているスタイルのようです。

     

    常に半分ほど開いていない目のせいかイヌピーはいつも眠そうでボーっとしているように見え、思考が苦手で何も考えていなそうな性格にも思えます。

    しかし、喧嘩の勝敗などについては冷静で現実的な部分を持っています。天竺編で、マイキー不在時に抗争をしようとするタケミチ達に
    「王のいねぇ軍隊は烏合の衆…100%負ける 今日戦うべきじゃない」
    「オマエら…正気かよ?」
    と話していました。

     

    ココと違って武闘派のイヌピー。
    のちに十代目黒龍総長となる柴 大寿(しば たいじゅ)と初めて会った日を、こんな風に振り返ります。

    「イラついた 『そいつの“力”があれば黒龍を甦らせられる』? じゃあそいつをぶっ飛ばせば オレにその力があるって事だ 仲間にする気はねぇ‼ シメる気しかなかった」
    「東卍(トーマン)だろうが愛美愛主(メビウス)だろうが灰谷兄弟だろうがやりあえる 今までだってタイマンなら 負けた事はなかった」

    大寿はマイキーでないと倒せない程の強さだった為、負けたのは当然です。イヌピーは東卍で言えば隊長クラスか、それに準じる強さがあるのかもしれません。

    「松野千冬 テメェとはピンピンしてる時に やってみたかった」
    というセリフもあったので、千冬と同等か若干上の可能性も。

     “聖夜決戦”では裏に隠れていて、隙を見て三ツ谷の頭を
    「撲殺」
    と、鉄パイプで殴っていました。タイマンや素手にこだわる様子はなく、喧嘩に美学を持ち込まないタイプなのかもしれません。

     

    最初に出てきた第5の世界線(9巻の未来)のイヌピーは短髪で、人相が悪く怖い印象でした。ココ・柴 八戒(しば はっかい)と共に黒龍組として、パーちん・ぺーやん・スマイリー・ムーチョ達 東卍古参組と言い争います。

    「黙れ 誰のおかげで食っていけてると思ってんだ? 古いってだけで上納金も大してねぇのに ふんぞり返ってる古参共」
    「ココに喧嘩売ってんなら 俺が買うぞコラ」
    沸点が低くて喧嘩っ早く、ボディガードなのかと思うほどココに忠実な印象がありました。

     

    その後過去にタイムリープしたタケミチと、八戒の自宅近辺で十代目黒龍のメンバーとして出会います。ココは八戒を「若」と呼び丁寧に扱いましたが、イヌピーは違います。

    「調子乗ってんじゃねぇぞ テメェ 大寿(ボス)ナメてんならオレが殺す」
    「殺(や)れねぇと思ってんの?」
    「オレは大寿(ボス)には忠誠誓ってっけど コイツらに調子こかれる筋合いはねえぞ どっちが上か教えてやる 女だとかは関係ねえ テメェら全員殺してやる」

    大寿の血縁である八戒や柚葉(ゆずは)にも遠慮が全くなく、平気でナイフを突きつける狂気がありました。

     

     

    ココ(九井 一、ここのい はじめ)がイヌピーにキスした理由とは?

    ココとは幼なじみ・同級生で、小さい頃から仲良しです。

    小学校高学年の時に火事が起こり、ココはイヌピーを炎の中から助け出します。しかし実を言うと、ココはイヌピーを助けようとした訳ではなかったのです。大好きな赤音と間違えて、そっくりなイヌピーを救ってしまったのでした。

    赤音は全身にひどい火傷を負い、数年後に亡くなってしまいます。
    イヌピーも悲しみますが、誰より悼んだのはココでした。というのも、ココは火事の直前に赤音と想いを通じ合わせ、大人になったら結婚する・一生守るという約束までしていたのです。

    一連の出来事はイヌピーとココ、2人の親友関係に影を落とします。

    高校生までほぼずっと一緒でしたが、どちらかと言えばココがイヌピーの面倒を見ようと付いてきた感じです。とは言えイヌピーも
    「オマエはどうする?ココ」
    といちいち尋ねており、無理やり従わせていたのではありません。お互いがお互いを尊重し、相手を大事にした結果でした。

    「何も…できなかった ココを…守れなかった」
    「ココは…アイツはそんなオレの為にずっとついてきてくれて なんの取り柄もねぇオレの為に ずっと支えてくれた ココの為ならオレは死んでもいい……」
    「テメェぶっ殺して 九井(ココ)を奪い返してやる」
    という言葉からも、イヌピーが何よりもココを大切に思っていることが分かります。

     

    とは言うものの、イヌピーは同時に「ココが赤音を好きなこと」も知っていました。
    火事の最中に
    「赤音さん もう大丈夫だよ 今!救急車来るから‼」
    「…違うよ ……ケホ ココ オレは赤音じゃない 青宗だ」

    と会話した時、イヌピーはココの衝撃と後悔の念を感じ取ってしまったと思われます。

     

    しかし文字通り命の恩人であるため、イヌピーはココに強く出られません。
    ココが優しいのは赤音への負い目のせいだ、赤音との約束があるからでしかない、オレではなく赤音が助かればよかったのに…
    などと考えてしまう日もあったのではないでしょうか。

    赤音ではなくイヌピー本人への好意すら受け取れていないとしたら、こんなに悲しいことはありません。ただその原因はイヌピーだけでなく、ココにもあるのです。

     

    ココには中学生の頃、図書館で眠るイヌピーに赤音を重ねて思わずキスしてしまった経験があります。昔の赤音は寝ていると見せかけ起きていることがあったので、もしかしたらイヌピーもこの時起きていたかもしれません。

    更にココは、天竺との抗争中にイヌピーにこんなセリフも吐いていました。
    「その顔でにらむんじゃねぇよ‼」
    「赤音さん…今のオレ見たら そんな顔で怒ってくれたのかな?」
    顔がそっくりだとは言え、イヌピーに赤音を重ねていることは明白です。

     

    「いい加減テメェも認めろよ オレは“赤音”じゃねぇ “青宗”だ‼」
    という叫びは、腹の底から出てきたイヌピーの本音だったのでしょう。

    どんな人でも、親しい間柄の相手には「ありのままの自分を見てほしい」と願うものです。親や親友など大事な人が、自分そのものを見ずに誰かを自分に重ねていたとしたら、とても悲しい話。イヌピーはココに「赤音に重ねるのではなく青宗自身として接してほしい」と望んだのだと思います。

     

    ただ、“関東事変”でのココの説得は失敗に終わります。ココがイヌピーを頑なに拒んだからです。
    「赤音さんは…死んだ……オレだってわかってるさ でももう…戻れない オレは今天竺に命を預けてる オマエは敵だ‼」
    イヌピーの中には、精一杯伝えたのに伝わらなかった…という無力感があるのではないでしょうか。それをずっと抱えながら生きているのだと思います。

     

    “関東事変”後に道ですれ違った際、ココはイヌピーに別れを告げます。
    「オレはオレの道をゆく もうオマエを支えてやれねぇから 道間違えんなよ!じゃあな…」
    「……ああ」
    「……」

    「今までありがとな」
    「…バーカ こっちこそだ」

    気持ちが伝わらなかった切なさはあるものの、相手を思いやる2人の関係性が伝わってくるやり取りでした。

     

    28巻でようやく、ココはイヌピー側に寝返りました。

    “二代目東京卍會” vs. “関東卍會”の抗争中、イヌピーの
    「何やってんだ⁉ ココ‼  早く手ぇ貸せ‼ マブだろ⁉」
    という言葉にハッとします。

    赤音の
    「もう…いいんじゃない?いい加減…自分の好きなように生きなよ」
    という声を聞いたような気がして、ココはやっと
    「そっか…オレずっと…意地張ってたんだ…」
    と、自分の本心をやっと理解することができたのです。

     

    ココとイヌピーはお互いに心の内をさらけ出し、明るい世界で幸せに生きて行ってほしいものです。
    2人が一生懸命生きる姿はとてもきれいなので、ありのままの自分達にもっと自信を持ってほしい…と、他人事ながら思えます。

     

     

    マイキーの兄・佐野 真一郎(さの しんいちろう)がヒーロー

    少年院から出所した日、ココから黒龍が東卍に潰された話を聞いても一向にイヌピーは諦めず、当てもないのに
    「オレ一人でも黒龍を甦らせる」
    と決意しました。ココの勧めで大寿に会い、喧嘩で負けて不服な思いをしながらも黒龍を復活させています。

    そこまでイヌピーが黒龍にこだわる理由は何なのでしょうか?
    …実は、マイキーの兄・佐野真一郎(さの しんいちろう)が原因なのです。


    イヌピーは火事の後、真一郎の営むバイクショップに通うようになりました。
    いつからか?きっかけは何?…など諸々は不明ですが、イザナが少年院出所後バイク屋に寄った場面で、店頭にイヌピーが描かれています。
    その後もイヌピーとココは、バイク屋跡地をアジトにしていました。

    「訪ねてくる先輩たちもみんな メッチャギラついてて かっこよくてさ でもそんな人たちもみんな 真一郎君の前では礼儀正しくて オレのヒーローだった」
    「真一郎君の創った初代黒龍を再興させたい」
    「みんなすげぇー楽しそうに話すんだ 総長だった真一郎君のこと そんな時決まって真一郎君は『そんな事あったっけ?』って 気まずそうにはにかんでた」
    「なんかいいだろ? 大人になっても昔やったバカな事 笑いあえる仲間 そんなチームにあこがれた だから黒龍に入ったんだ」

    と、タケミチに話しています。

    ココとの関係も火事の一件で変化し孤独を感じていたイヌピーにとって、真一郎を取り囲む輪は眩しく映ったのではないでしょうか。何かに一生懸命になり時間が経っても笑いあえる仲…そのお手本に見えたのだと思います。

    ただ、それだけのために命を懸けて黒龍再興を目指すなんて、なんてピュアな少年なのでしょう。「何も価値もないオレの居場所」というように、心の拠り所になっていたのかもしれません。

    場地と一虎の強盗殺人事件での真一郎の死亡は、多くの人を絶望させました。
    初代の仲間のみならず、マイキー・ドラケン・場地・イザナ・イヌピーなど大勢に影響を与えた真一郎は、本当に大きな存在です。「男が惚れる男の元祖」と言っても過言ではありません。

    真一郎が立派すぎるせいか、イヌピーがマイキーの幼さに呆れる下りもありました。
    「最初にタケミっちを見つけたのはオマエじゃない!」
    「兄貴の器だと⁉そもそもアイツはオレのモンだし オマエなんかにやらん!」
    「でもまぁ タケミっちがど――――しても黒龍総長になりてぇって言うなら 考えてやってもいいけどよ―― ど――してもだよ?」

    仮にも東卍総長であるマイキーの子どもっぽい発言に驚き、半開きの目が全開になるほどでした。


    真一郎は2003年に亡くなっています。タケミチのタイムリープ先である2005年より過去の話なので、復活することはまず無いでしょう。とは言え非常に味のある良いキャラクターなので、回想などでもっと活躍シーンを掘り下げてほしいものです。

     

     

    八代目黒龍(ブラックドラゴン)&天竺の総長・黒川イザナとは因縁の関係

    黒川イザナは八代目黒龍総長であり、天竺総長でもあった人物です。後に血の繋がりがないことが判明していますが、佐野真一郎の弟でマイキー・エマの兄でもありました。

    イヌピーは、イザナが総長の頃の黒龍についてこう語ります。
    「八代目九代目は ゆすり 強盗 薬 なんでもありの極悪チーム もはや初代の志は影も形も残ってなかった そしてオレもいつの間にかチームの色に染まっちまって 年少に入り出てきた時には 黒龍は潰されちまってた」

     

    またTwitterでは、イザナとイヌピーとの会話が掲載されています。

    見事なくらい、言葉のキャッチボールができていません。
    イザナは普段から狂気を感じさせる変人だったので、イヌピーが下で働いていたことに感心します。15巻の未来でも、ココと共にイザナ・キサキに従っていました。

    大きな闇を抱えてはいたものの、イヌピー同様に真一郎が大好きだったイザナ。上下関係や戦う関係ではなく、真一郎の話を通じて分かり合えていたら…とつい想像してしまいます。

     

     

    22巻の未来では、ドラケン(龍宮寺 堅)と一緒にバイク屋を経営⁉

    イヌピーは、22巻の未来でドラケンとバイク屋を経営しています。

    D&D  MOTOR CYCLE SHOP』という名前のようで、ドラケンのDragon(龍)とイヌピーのDog(犬)から来ていると推測されます。
    絵から判断するに、場所は真一郎のお店の場所。年下の友人達が後を継いでくれたことを、亡き真一郎も喜んでいるのではないでしょうか。

    パーちんの結婚式でバイク屋の話をする2人の様子から、堅気(カタギ)となって真面目に働く日常が垣間見えます。

    イヌピーはドラケンほどバイク好きとして描かれていませんが、
    「その辺にキラッキラにかっけーバイクがずらーって並んでてさ 真一郎君はいっつも奥のあそこでバイクいじってて」
    という発言があったので、バイクは元々好きなのでしょう。それとも在りし日の真一郎に惹かれ、店をやってみたいと思ったのでしょうか。

     

    ドラケンは中学生の頃から面倒見がいいので、ココの代わりにイヌピーの世話もしていそうです。というのも、昔面倒を見ていたマイキーとは十年以上前に決別しているからです。

    憧れてた真一郎を亡くし親友のココに去られたイヌピーと、彼女のようなエマが死亡し尊敬するマイキーも悪に染まったドラケン
    まるで未亡人のような2人は、よく似ている状況にあります。今後、マイキーとココのために共闘する世界線があったらアツいのではないでしょうか。

    イヌピーとドラケンは、元ヤンで落ち着きのある良いコンビに見えます。
    あまり内面には踏み込まなそうですが、尊敬する真一郎のことを時々話しているかもしれません。2人の日常会話・1日のスケジュール・開店の経緯など、番外編で読んでみたいですね。

     

     

    タケミチに初代黒龍総長の面影を見て、自分の命と黒龍を預ける

    “聖夜決戦”で意図せず東卍に潰されてしまい、十代目黒龍の時代が終わってしまいます。イヌピーとココははあっけなく大寿の元から去り、十一代目黒龍として東卍壱番隊(いちばんたい)隊長のタケミチの下につきました。 

    しかし天竺に寝返ったムーチョによって、イヌピーとココは囚われてしまいます。その際、2人を救おうとするタケミチの「勝利にこだわらない姿」に、真一郎の面影を重ねました。

    実は“聖夜決戦”翌日にはマイキーに
    「大寿に立ち向かう花垣に“初代”の面影を見た “花垣”は黒龍総長の器だ」
    と伝えており、その時点でタケミチを認めていたのでしょう。ただ15巻の未来では闇堕ちしているので、その後のタケミチにがっかりしたのかもしれません。

    マイキーも場地も「タケミチが真一郎と似ている」と主張しています。真一郎と近しい人達が揃って口にするなんて、よっぽどタケミチの内面性に真一郎と共通するものがあるのでしょう。
    それにしても黒龍を心の拠り所としていたイヌピーが、初代を重ねて黒龍を託すなんてよっぽどのことです。

    イヌピーのセリフ、
    「オレはオマエに命を預ける 黒龍を背負ってくれ 花垣… 十一代目黒龍総長を継いでくれ‼」
    「花垣…九井(ココ)を オレたちを救ってくれ…」
    からの
    「東京卍會壱番隊隊長 兼 十一代目黒龍総長です 覚悟してください オレはココ君を連れ戻し 稀咲とイザナをぶっ飛ばして 天竺を潰す! ついて来れますか?」
    というタケミチの決意表明は覚悟に満ちていて、なんとも心躍る展開でした。

     

     

    どうでしたか? 謎多き人物・イヌピーについて解説しました。

    2023年のアニメ『聖夜決戦編』では出演確実、原作でも最後まで活躍してくれそうです。

    最後までイヌピーから目を離さず、意識してみてくださいね! 

     

    ライター:カルコレ編集部 sugamari

    ※2022年10月18日 キャラクターブックの部分などを加筆修正

    (引用元・参考資料)
    ・原作漫画『東京卍リベンジャーズ』9~23巻
    ・『東京卍リベンジャーズ キャラクターブック 天上天下』
    東京卍リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) | Twitter

    ※登場した氏名は都合上、敬称を省略させていただきました。

     

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